すでにあるものに気づく|かみさまからのおくりもの
大人にこそ読みたい絵本
— 40代の心にそっと効く5冊 —
・第0回:はじまりの問い
・第1回:ぼちぼちいこか
・第2回:わたしとなかよし
・特別回:あなたは自分の味方ですか?
・第3回:かみさまからのおくりもの
・第4回:たいせつなこと
・第5回:本当に大切なことの見つけ方
・最終回:5冊を振り返って
自分との関係」や「口ぐせ」について考えていると、
ある共通点に気づきます。
それは
多くの人が
「足りないもの」を前提に生きている、ということです。
もっと頑張らないと
もっとできるようにならないと
まだ足りない
そんなふうに
「ないもの」を埋めることに
力を使ってしまう。
でも
絵本
『かみさまからのおくりもの』(樋口通子・こぐま社)は
まったく逆のことを教えてくれます。
それは
人は、生まれたときにすでに持っている
という考え方です。
ふと、
世界に一つだけの花の一節を思い出します。
「ナンバーワンにならなくてもいい
もともと特別なオンリーワン」
比べて上に行くことではなく、
すでに持っているものを、そのまま大切にするという考え方。
それは、この絵本が伝えていることと、
どこか静かにつながっている気がします。
やさしさを持っている人
考える力を持っている人
体を動かすのが得意な人
それぞれ違うけれど
ちゃんと“おくりもの”を持っている。
人は
「ないもの」ではなく
「あるもの」を見落とします。
そして
持っているものではなく
持っていないものを基準にしてしまう。
だから苦しくなる。
本当は
もう持っているのに
まだ足りないと思ってしまうから。
自分と仲良くする、というのは
何かを足すことではなく
すでにあるものに気づくこと
なのかもしれません。
気づくだけでは変わりません。
だから
その気づきを、言葉にする。
「私にはこれがある」
「これでいい」
そうやって
毎日触れることで
はじめて
自分のものになっていきます。
今日の問い
今のあなたがすでに持っているものは何ですか?
よかったらコメントで教えてください。
この問いを少しだけ考えてもらえたら嬉しいです。
次回は
絵本『たいせつなこと』です。
物事の本質を教えてくれる絵本です。
