『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』― 原作コミックと映画版の繋がり、海外ファンの予想まで

ドゥームズデイまでのタイムライン

1. 原作コミック『シークレット・ウォーズ』2作品の徹底比較
マーベル・コミックには1984年2015年、同名の超大型クロスオーバーイベントが2つ存在します。名前と一部モチーフが同じなだけで、ストーリーはまったくの別物です。

① 1984年版:元祖クロスオーバー企画

おもちゃメーカーとのタイアップとして誕生した、マーベル史上初の全社クロスオーバー。全能の存在ビヨンダーがヒーローとヴィランを拉致し、「敵を倒せば願いを叶える」と告げてバトルワールドで戦わせます。ドゥームは序盤こそ敵側の一員ですが、持ち前の知略でビヨンダーの万能の力を強奪。しかし精神的に耐えきれず、最終的にヒーローたちに敗北・力を奪還されます。

② 2015年版:マルチバース消滅と再創世(※こちらが映画版の核)

世界同士がぶつかり合って両方消滅する「インカージョン」が多発し、最終的にメイン世界(アース616)とアルティメット世界(アース1610)が衝突してマルチバースは全滅します。全消滅の直前、ドゥームは「モレキュールマン」の助けを借り、世界を破壊していた「ビヨンダーズ」の力を強奪。消滅しかけた無数の世界の断片を強引に縫い合わせ、自らが絶対神「神皇帝ドゥーム(God Emperor Doom)」として君臨する新たなバトルワールドを創世します。生存したリード・リチャーズやマイルズ・モラレスらが反攻を開始し、リードがドゥームの力を解放してマルチバースを新しい1つの世界として再構築(リセット)する結末を迎えます。


2. 映画版の公式情報(確定している事実)

  • 『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』:2026年12月18日公開

  • 『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』:2027年12月17日公開(度重なる延期の末、2027年12月17日に公開予定)

  • 監督:両作ともルッソ兄弟(アンソニー&ジョー・ルッソ)が続投 ✓

  • 脚本:『ドゥームズデイ』はマイケル・ウォルドロン&ステファン・マクフィーリー ✓

【補足】
ルッソ兄弟自身がインタビューで、「1984年版と2015年版の"両方"からインスピレーションを得る」と明言しています。彼らは2つのコミック(1984年と2015年)の両方から着想を得るだろうと明かしました。両作は共にマルチバースを題材にしている点で共通しているが、物語としては別物であり、ルッソ兄弟はそれぞれの良い部分を組み合わせて独自のストーリーを作ると見られます。
つまり「2015年版がメイン元ネタ」という整理は概ね正しいですが、1984年版の要素(バトルロイヤル的な対決構造など)も混ざる可能性がある、と公式に示唆されている点は加筆する価値があります。


3. 『ドゥームズデイ』『シークレット・ウォーズ』への構造的つながり

MCUは基本的に2015年版の骨組みを採用して展開していると見られています。

  • 『ドゥームズデイ』

    • 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『マーベルズ』等で言及され続けてきた「インカージョン」が限界に達し、世界が崩壊に向かう。ドクター・ドゥーム(ロバート・ダウニー・Jr.)が、世界の破片を集めて「バトルワールド」を完成させるところ(=ヒーロー側の実質的な敗北)までが描かれると予想されています。

  • 『シークレット・ウォーズ』

    • ドゥームが「絶対神」として支配するバトルワールドが舞台。MCUヒーロー、旧FOXのX-MEN、ファンタスティック・フォーらが結集し、神となったドゥームを打倒して世界を1つの正史(アース)へ再構築する、という流れが有力視されています。


4. 海外ファンの映画版『シークレット・ウォーズ』展開予想

RedditやThe Cosmic Circus等の海外コミュニティで特に有力視されている説を整理します。

予想①:『ドゥームズデイ』は『インフィニティ・ウォー』型のバッドエンドになる(最有力)

『ドゥームズデイ』の結末でインカージョンを止められず、全マルチバースが一度「消滅」。ドゥームがその瞬間に力を手にして世界を繋ぎ止め、神皇帝となるシーンで映画が終わり、絶望のまま『シークレット・ウォーズ』へ続くという説です。

予想②:ロキが保持する「マルチバースの力」がドゥームに奪われる

『ロキ』シーズン2のラストで「時間の神」となったロキは、両手で分岐した時間軸を束ねています。原作2015年版における「モレキュールマン」の役割をMCUではロキが担い、ドゥームがロキの力を奪う(あるいは解放させる)ことでバトルワールドを形成するという予想です。

予想③:MCU vs 旧FOX(X-MEN)の「生き残りをかけた対決」

原作1984年版の「バトルロイヤル要素」を取り入れ、バトルワールド上で「自分の世界を復活させる権限」を賭け、MCUのアベンジャーズと旧FOX映画のX-MEN(ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン等)が戦わされる展開。

予想④:結末は「MCU全体のソフト・リセット(世界線の統合)」

マルチバースがたった1つの新しいアースに再編され、「アベンジャーズ」「X-MEN」「ファンタスティック・フォー」が最初から同じ世界に存在する状態を作り出し、複雑化しすぎた設定をリセットしてMCUが次の章へ進むための「大清算」になると予想されています。


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