体験入学と、親の面接|学校を選び直した息子のこと #8
「子どもにとって、自由に学ぶってなんだろう?」
そんな問いから始まった、息子との学校探し。
公立小学校から、自分で選んだ学校へ。
これは、親子で「学ぶこと」と「自分で決めること」を
一緒に考え、選んでいった記録です。
前回の投稿は、こちら。
学校見学を終えて
「泊まりの体験入学、行ってみる?」と聞くと、
「行ってみるー!」
と即答した息子。
というわけで、
今度は二泊三日の体験入学へ
参加することになりました。
この学校の入学試験については、
詳しい情報を有料で紹介されている方もいるので、
ここでは選考の内容そのものには
あまり詳しく触れず、
私たちが体験したことと、
そのときに感じたことを
書いてみようと思います。
二泊三日の体験入学
体験入学は、
二泊三日の泊まりがけです。
この学校には寮があって、
入学後は通学するか
寮で生活するかを選ぶことができます。
息子は、二泊三日、親と離れて泊まること自体には
それほど抵抗はなさそうでした。
学校に到着すると、
見学会で一緒だった3組のご家族も
全員参加していました。
一度会っている人たちがいるだけで、
なんとなく心強い。
せっかくなら、
みんな一緒に入学できるといいな…
そんなことを思いながら、息子を送り出しました。
そして、親の面接へ
体験入学の最終日には、
保護者の面接がありました。
面接の時間に合わせて学校へ行くと、
息子はほかの体験入学の子どもたちと一緒に
縫い物をしている様子。
息子は、工作や手芸が好きで
家でも縫い物をしたり
編み物をしたりしていたので、
こういう時間、好きだろうなー。
楽しそうにしているなーと思いながら、
少し離れたところから眺めていました。
息子の様子を確認して、
私と夫は面接が行われる食堂へ。
テーブルのこちら側に、
私と夫。
向かい側には、
校長先生と教頭先生、
そして寮母さんが座っていました。
さぁ。
いよいよ、親の面接です。
夫、大事なところでやらかす
最初は、
和やかに話が進んでいました。
どうして転校を考えたか。
この学校についてどう考えているのか。
息子のことをどう見ているのか。
そんな話をしていたのですが。
途中で、
校長先生からある質問がありました。
それに夫が答えた瞬間、
私は心の中で、
あ、終わったかも、と。
たぶん、それ、
今ここで言わないほうがいいやつ。
夫は、
私が「うわぁぁ」となっていることにも
校長先生の表情や声色が変わったことに
気づいていないようで
自分の答えの何が引っかかったのかも
よくわかっていない様子で
そのまま話を続けていきます。
いやいや、
そっちじゃない…
そこから、
話の流れも変わりました。
校長先生と夫の会話が
まるで噛み合ってない。
校長先生、
ちょっとイライラきたよ…
私は横で、
夫よ。頼む。
校長先生が言っていることを、
くみ取ってくれー!
と願っていました。
でも、私の夫は、一向にくみ取らない。
結局、
面接の最後のほうまで
その話が続きました。
あちゃー。
夫婦でも、同じように考えているとは限らない
面接を終えてから反省したことは
事前準備の甘さです…
夫との話し合いが足りてなかったよね…
学校について、
私は夫といろいろ話していたつもりだったので
私がこの学校のどこに惹かれていて、
息子にとって、どうしてこの学校なのかなど、
共有できているつもりでした。
でも。
話しをして聞いてくれていることと、
それが相手に伝わっていることは、
同じじゃないよね…
夫は夫で、
自分なりの見方をしていたので
考えてみれば、当たり前のこと。
見ているものも、
大切だと思うことも、
少しずつ違う。
もう少し、
夫がこの学校についてどう感じているのか、
ちゃんと聞いておけばよかったな
と思いました。
まあ。
あの流れの中でも、
夫は終始、いつもどおりでした。
空気を読まない。
私だけが隣で、
ハラハラしていたのでした。
「いつから通えるの?」
面接が終わって、
息子と合流しました。
二泊三日、どうだった?
と聞くと、
「あんなことがあった!」
「こんなことがあった!」
楽しかったことを、
次々と話してくれました。
一緒に体験入学した子たちと
仲良くなったこと。
ひとつ上の学年の男の子に
「かわいい子がいる!」と声をかけられて、
フォートナイトの話をして
仲良くなったこと。
その一方で、何をするにも
みんなで一緒に動くことが多かったので、
自分のペースで過ごせなくて
ちょっと疲れた、とも言っていました。
楽しかったことだけじゃなく、
自分に合わなかったところも感じている。
そんなことがわかったことも
よかったなと思いました。
そして息子は、
「いつから通えるの?」
と聞いてきました。
息子の中では、
気持ちが決まっているらしい。
しかし。
合否は、後日、
郵便で届くことになっています。
すっかり楽しみにしている息子。
一方の私は、
さっきの面接を思い出していました。
息子よ。ごめん。
もしかしたら、
親の面接でダメかもしれないぃぃぃ。
学校を選び直そうと決めて、
いろいろ探して、
やっと息子自身が
「ここに行きたい」と思える学校が見つかったけれど。
あの面接のときの校長先生の様子…。
うーん。どうかなー。
どうかなー。
あとはもう、
どうか、入学できますように。
そう願いながら、
結果を待つことになりました。
もう少し、つづきます。
▶︎ 父を助け続けた私の物語|第1話
「家族のために」と思ってしていることは、
本当に相手のためなのでしょうか。
父との関係を通して、そんなことを何度も考えました。
もし、はじめましてでしたら、ご挨拶させてください。
ぜひ繋がっていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
