読書メモ:八咫烏②烏は主を選ばない
一気読みした八咫烏シリーズの読み直し、第2巻「烏は主を選ばない」。
第1巻が后候補視点、こちらの第2巻はほぼ同じ時間軸を若宮側視点で描いている。后候補の集まる桜花宮を一向に訪れない若宮が、何を思って何をしていたのかが描かれ、SIDE Bというか、種明かしをする巻なので、少なくとも第2巻までは読んだほうがいいと思う。
第2巻の主役は、地元で「ぼんくら次男坊」と呼ばれる雪哉と、周囲から「うつけ」と称される若宮。でも、二人とも本当は「ぼんくら」でも「うつけ」でもない。ひょんなことから若宮の側使に任命された雪哉は、奸計渦巻く宮中へ。
若宮の兄、長束の護衛である路近の、この言葉が印象的。
「忠誠だの、自己犠牲だの、綺麗な言葉に惑わされるなよ」
あんなのは、ただの――
「ただの、美しい言い訳だ」
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