読書メモ:八咫烏④空棺の烏
一気読みした八咫烏シリーズの読み直し、第4巻「空棺の烏」はいうなれば学園モノ。エリート近衛兵である山内衆の全寮制養成所「勁草院」に自分の意思で入峰した雪哉少年が、信頼する仲間と出会い、若宮の守りを固めていく話。
これまでどこか周囲の流れでやむなく…感が強かった雪哉が、明確に自分の意思で選んだ進路なのだけど、やることはチートキャラ&腹黒全開。大人になるにつれて、どんどん冷たさが際立っていくように思える雪哉の変化を垣間見ることができるのも面白い。
本巻では今後活躍するキャラが多く登場し、その視点での語りもある。この巻で人となりを知ることで、今後の展開にこの上ない不条理を感じることになるのだと、読み直しならではの視点で思ってみるなど。
親友っていいね。
無言になった雪哉の頭を、茂丸は乱暴に撫でた。
「まぁ、どこに行こうが、何をしようが、お前がどんだけ腹黒かろうが、俺が見捨てずについててやるからよ。心配すんなや」
<PR>
