読書メモ:八咫烏外伝①しのぶひと
一気読みした八咫烏シリーズの読み直し、外伝の「烏百花 蛍の章」から1話目「しのぶひと」。
時は雪哉の勁草院時代。
明留と澄尾、悩む2メンの話。
端午の節句の神事に、花形射手として当初出る予定だった明留では勤まらず、代打ながらも颯爽と勤め上げる雪哉。
雪哉を追い越せないと悩む明留に、澄尾が言ったひとことがこちら。
「なあ、明留。雪哉の奴は優秀だからよ、焦る気持ちはよく分かる。だが人には、生まれつき持っているものと持たないものがあるんだよ。どうにもならないことを他人と比べて羨むのは、空しいもんだ。だったら、今の自分が持っているもので、何が出来るのかを考えたほうがよっぽど有益だとは思わねえか?」
明留の姉、真赭の薄の見合相手に雪哉を勧める澄尾。そんな澄尾の気持ちに気づいた千早に、澄尾は苦笑しながら返す。
「嫌われても、疎まれても、せめて、あの女が少しでも幸せになって欲しいと願うことだけは、許されると思ったんだ」
ああ、でもやっぱり悔しいなあ。
そんなサイドストーリーがあったのね~と、楽しく読める外伝です。
<PR>
単品でも読めます。
