イタリアでちょっと日本を味わう
5月も半ばになろうというのに、なんだかまだお天気が不安定な今日この頃。やっと今週から仕事などが落ち着いたので、久しぶりにここ2〜3か月の写真などを整理してみようと思う。
4月から5月にかけては、ちょっとここで日本の文化に触れる機会があった。
書道好きなイタリア人が多い!
まずは友人の書道展。
日本人の友人が数年前からイタリアでも書道を習っており、時々話は聞いていたのだが、この度、ヴェネツィアの小さいギャラリーで展覧会があるという。4月に二週間だけ開催されていたものだが、どんなものかと見に行ってみた。

リアルト橋の近くにある会場は、書道を一緒に習っているヴェネツィア人がやっているそうで、不定期に好みのテーマのイベントを開催しているそう。


日本人の書道の先生がイタリア中を回って教えていらっしゃるそうで、ここに集められているのは、イタリア各地にある書道教室の生徒さんたちの作品。在住日本人も多少参加しているらしいが、なんといっても大半はイタリア人。
書道というと、私なんかは小学校の授業でお手本通りに書かなければならない、厳しい授業だったのしか記憶にないが、友人の話によると、イタリア人は「アート」の一種と捉えているようで、表現がとても自由だそうだ。
「ここははねる、ここはとめる!」
なんてのはお構いなしに、一生懸命覚えた漢字を自由に書いているのが印象的であった。


午後には時々ワークショップを開催し、実際に訪れた人にも書道体験をしてもらったそう。

まさかイタリア人もこんなに書道をやっているなんて、全く知らなかったので、大きな発見のあった時間であった。
『国宝』見に行ってきた!
そしてそして、すでに各国で公開されており、イタリアはおそらくヨーロッパでも一番遅い公開だと思われる『国宝』を見に行ってきた!
一緒に見に行ったスケートオタク友がその日の詳細を上げてくれているので、私はただただリンク(笑)。
昨年から原作を読んでいるのであるが、結局映画を見に行くまでに読了できなかった。ってまだ終わっていない。上巻は面白かったのだが、うーん、下巻の半分ぐらいで止まっている状況(笑)。でも他の本も読みたいから、早く読まなくては。
サンマルコ広場で李禹煥展
ヴェネツィアでは先週ビエンナーレ展が開幕した。
これは「コンテンポラリーアート」と「建築」のテーマが、1年おきに交互に開催される世界的な展覧会で、ヴェネツィアにおける最も重要なイベントの一つ。
展覧会自体は5月から11月までやっているので、見に行けるチャンスは多くあるが、やはり盛り上がるのはオープニングの最初の期間。
今年は「コンテンポラリーアート」の年で、世界中からアーティストはもちろん、アート関係者やジャーナリストが集まってくる。
メインの会場は各国のパビリオンが建っている「ジャルディーニ (Giardini)」という大きな公園だが、ヴェネツィア市内では様々な場所で、関連イベントがや展覧会が開催される。
そんな一つ、サンマルコ広場にある比較的最近できた「SMAC サン・マルコ・アートセンター」で始まったのが、李禹煥氏の展覧会。
今年90歳の誕生日を迎えるアーティストを祝って、ニューヨークとヴェネツィアで展覧会が同時開催されているのだそう。
李氏は韓国生まれだが、日本をベースに活動しているので、まあ、ちょっと日本も感じられるということで。

このサン・マルコ・アートセンターというのは、サンマルコ広場を囲むようにコの字型に建っている「プロクラティーエ (Procuratie) 行政館」にある。
サン・マルコ教会を背にして右側の翼を旧行政館といい、1階部分はお店が並んでいるが、2階から上は大部分がイタリア最大の保険会社ジェネラーリの所有。その一部が数年前に修復されて、アートセンターが開設された。

李氏の展覧会と同時にイタリア人アーティスト、アルギエーロ・ボエッティ (Alghiero Boetti)の展覧会も開催されている。

私は全く知らないアーティストだったのだが、1960年代のアルテ・ポーヴェラ運動で活躍した一人だそうで、上の写真のような刺繍とパッチワークで仕上げられたタピストリーなどの作品が展示されていた。
東洋と西洋の対照的な美術の展覧会も興味深かったが、アートセンター自体も一見の価値あり。優雅にサンマルコ広場を見下ろすこともできるし、2階の展示会場の上にはカフェ、そして常設展もある。
さらにその上からは通路のようなテラスにアクセスできるようになっており、私の行った日は雨だったので閉鎖されていたが、サンマルコの鐘楼やヴェネツィアの家々の屋根が見渡せる。


観光客で溢れかえる広場の人混みに疲れたら、ちょっと中に入って静けさを感じてみるのもいいかもしれない。
出張はミラノに数回と、エミリア=ロマーニャ州に数回行っている程度だが、こちらは毎回余裕なくて、ほとんど写真なし。
ちなみに、これからヴェネツィアにいらっしゃる方は、7月26日まで金土日は入場料(CDA - Contributo di Accesso)の支払いが必要なので、要注意!ヴェネツィア本島のホテルに宿泊する人は支払う必要ない。

最後は食べ物の写真で😋




