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【第4話】「光熱費ゼロとミスチルの夜。18歳の私が学んだ生存力」

18歳で県外に出たあの頃。
短大進学なんて望んでなかったのに、
母の「行きなさい」の一言で気づけば家の外。

兄も大学で家計はパンパン。
仕送りは最低限、あとは バイトで生きるスタイル。
今でいうなら「自立強制ドMモード」みたいなもの。

居酒屋→講義→居酒屋→睡眠(たまに)
その2年間、私はほぼ労働生命体だった。


そして始まった——貧乏イベントRUSH。

・ガス止まる
・電話止まる
・電気止まる(冬)
・ラーメン作ろうとした瞬間にガス屋来る

特にガス事件は今でも鮮明。

鍋に火を付けたら足音。
慌てて消して息を潜める私。
体育座りで気配断ちレベル99。

帰ったの確認して再点火しようとしたら
ガス付かない。
ドアポストには白い紙キラリ。

「ガス止めました」

いや10分!あと10分早く!
お金払えは正論、でも若さは無鉄砲。


電気が止まった夜はもっとキツかった。
真冬、部屋も自分も外気温と同化。
人間の体温という希望の小ささを思い知る。

その日、私は避難した。
焼肉=暖房 という現実逃避の形で。

深夜0時、バイト仲間と向かった焼肉屋で学んだ裏技。

ご飯大盛り+タン1皿+タレ大量で焼肉フルコース

タレ最強説を提唱した夜。
今なら論文書けるレベルで検証した。

電気止まってるから帰れず、
結局その夜は公園のアスレチックネットで 団子睡眠。

吐く息は白くて空気は刺すみたいに冷たかったのに、
隣には笑い合える仲間がいた。
そして流行っていた曲。

♪ Tomorrow never knows

スターランドに寝そべるみたいに
星の下で歌ってた。
今でもあの夜はフリーズドライで心に残ってる。


あの頃はお金も暖房もなかったけど、
笑える余裕と仲間と無敵な若さだけは確かにあった。

あの冬に生まれたのは、
「生き抜く力」だと思う。

50代で節約生活に戻っても、
あの頃を知ってる私はまだ強い。

今、夫と二人でHPギリギリのパーティーだとしても、
私たちはまだ笑える。
笑えるなら、まだ終わっていない。


▶ 次回(4.5話)  

「諭吉23名事件」公開。



💬読者への質問

あなたの「若き日の無茶な思い出」って何?
・お金なかったのにやった贅沢
・今じゃ絶対しない冒険
・笑えるのに泣けるやつ

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