MEGAfm、ファームウェア5.0リリース!
突如リリースされたソフトウェアvMEGAfmには驚かされましたが、ハードウェアの方もしっかりとアップデートされております。
おフランスのスーパー・ステキ・シンセサイザー、略してSSSのMEGAfm。
今回はメジャーバージョンアップとなる5.0です。
新機能
・NRPNによるパラメータ制御に対応しました(src/nrpn.cpp, include/nrpn.h)・
すべてのシンセ・パラメータ(オペレーターごとのFMパラメータ、LFOの波形/リトリガー/ループ/リンク、アルペジエーターのモード/シーケンス・ステップ、ボイス・モード、セットアップ設定(Thru、Pickup、MPE、ステレオch3、Fatモード、明るさ等)、オクターブ・オフセットを含む)に対し、完全な14ビット解像度でのNRPN送受信に対応しています。
・SysExによるプリセット/設定のダンプ(src/sysex.cpp, include/sysex.h)に対応しました。
SysEx経由で送信されたプリセットおよびアルペジエーター・シーケンス・データを受信・適用可能になります。
・セッター関数の処理(src/setters.cpp, include/setters.h): セットアップ設定をEEPROMに書き込む処理を再利用可能な関数(例: setThru(), setFatMode(), setPickupMode())として抽出し、ボタン/MIDI/NRPNの各処理経路で共有化。
・ディスプレイ表示におけるアルペジエーター・シーケンス・モードS1/S2の区別が行われるようになりました(従来は両方とも「SE」と表示されていたが、S1/S2と表示するように変更)。
・ランダム・シャッフル時の設定自動ダンプが行われます(Resetボタン長押しで、新しい状態のSysExダンプを送信)。
意図的な動作変更
・送信メッセージの移行: パラメータ操作時の送信がCCから高分解能なNRPNに変更されます(受信に関しては後方互換により従来のCCも利用可能)
・クロックレートの拡張: LFOおよびARPのクロックレートに3連符(1/4T, 1/16T)が追加され13段階に拡張されました
・LFO波形選択時のバリアント(波形バリエーション)のリセット動作の変更。
Square(矩形波)またはSaw(ノコギリ波)を初めて選択した際は、常に非反転(non-inverted)状態で開始されます。
Noiseを初めて選択した際は、テーブル長2で初期化されます。
・MIDI NRPNによるフェーダーやポットの操作時にもディスプレイを更新するオプションを追加しました(以前は本体のノブ操作時のみ値を表示していました)。
この機能はNRPNメッセージで制御可能で、デフォルト設定は「オフ」です。
・ビルド最適化: ファームウェアサイズ削減(ファームウェアサイズを65536バイト以内に収めるため)のため -flto(リンク時最適化)を有効化しています
主なバグ修正
・Fat/Tune設定の読み戻し・
NRPN経由で読み戻す際にFatモードの状態が反転してしまう問題を修正しました。
・CC=0によるバンク切り替え:バンク範囲を0~5(両端を含む)に正しく修正しました。
・プログラム番号のズレを解消(0~99を受け付けるように変更。以前は0~98)。
・ユニゾン時のノートオフに関するバグを修正しました。
・オン/オフ切り替え後のプリセット表示復帰:切り替え後にプリセット表示へ戻らなかった問題を修正しました。
・シーケンサー録音時のラップアラウンド動作:シーケンスが16ステップに達した際、表示を1にリセットし、次のノートを先頭から上書きするように変更しました(以前はインデックスが内部的に0へ戻るだけで表示上の変化がなかった)。
・ペダル使用時のユニゾン・ノートオフ:遅延処理用のpedalOff[]配列ではなく、ym.noteOff()を直接呼び出すように変更しました(古い仕組みを削除)。
・アルゴリズム/フィードバックのシフト処理:ハードコーディングされた「>> 5」の代わりにfmShifts[number]のルックアップを使用し、シフトテーブルと正しく整合するように変更しました。
・ビブラートのクロックレート:ハードコーディングされた8要素のvibIncrements配列の代わりに、kLfoClockRatesルックアップ(13値)を使用するように変更しました。
メインはNRPNによる、より高解像度なパラメーター制御と言う感じでしょうか。
関数の処理など、少し特殊な事(おそらくは通常使用をする分には気にしない部分)が行われている模様です。
これは主にVST3などに対応したコントロールソフトとの相互やり取りを考えた上でのアップデートだと思われます。

早々に試さねば。
いずれにしてバージョンアップにより更に使いやすくなってくれたんだと思います。
ちょっとまだコントロールソフトは試してないのですが、いずれ時間が出来たときにでも。。。
アップデーターはTEのSupportページからダウンロードできますが同じ項目内にあるSysEx Uploaderを使う事によりブラウザベースでアップデートを行うことが出来ます(EdgeやChromeの最新版が入っていれば動くと思います。あと対応するMIDI I/F)。
MIDI I/Fをコンピューターにつなぎ、認識させた後にUploaderページの[Refresh MIDI Ports]ボタンを押すとMIDI Outputに接続したMIDI I/Fが表示されますので、実機と接続後。
ARPのModボタンを押しながら実機電源を入れてUpdateモード起動をした後に[Drop SysEx File]にダウンロードしたファームウェア(.syxファイル)をドロップ、その後にSENDを押すと転送開始となります。
転送が終わると再起動されて5.0にアップデートが完了となります。
転送中は画面に転送率などが表示されるので、まあコーヒーでも飲みながら気長にお待ちください。
そんなこんなで5.0へのアップデートがされたMEGAfm(mkI&mkII)、どんどん面白くなっていく感じですね。
このステキハードウェアーが欲しい!って人は完全なる自己責任(日本の代理店は無いので故障するとフランスに送る必要があります)において、TEのオンラインショップから購入もできますので、ぜひチェケラッチョ。
※私は一切の責任もてませんし、何か起きたときのサポートもできませんので「全部自分で対処できるぜ!」ってツワモノさん、頑張ってください。
