「オビ・ワン=ケノービ」配信視聴。
水たまりの光っていたアスファルトが、今朝は数分で蒸発していました。本日はnote創作大賞締切日ですね。私は相変わらず重い鬱と微熱が上がったり下がったりで、ゴミ出ししただけでもガックリ体力を消耗してます。偏頭痛キツいし、面倒臭くて体温計も使わなくなってきた。
さて、せっかくディズニー+ギフトカードを頂いたので、「ファルコン&ウィンターソルジャー」を30回程見返してから、「ターミネーターダーク・フェイト」と「オビワン=ケノービ」を横になりつつ観ました。
レイアの子役がめちゃくちゃ上手い!

レイア姫幼少期を演じた子役がとにかく上手くて、顔まで若き日のキャリー・フィッシャーに似ているので驚きました。よくもこんなに素晴らしい子を探してくるものだなあ。
アナキン・スカイウォーカーとパドメの間に生まれた、「運命の双子」ルークとレイア。私が30年前に母と「エピソードワン1」を鑑賞したのは、今は無き懐かしき有楽町マリオン。
当時はネット予約システムもなく、朝早くから三時間は並んだかな……。
ちょうど夏コミの原稿を出し終えたばかりで、クタクタだったんですけど。一応「義務教育」として……。結果、
スピーダー競争大会の途中くらいで爆睡!
ちなみに「ハリポタ」一話も、箒大会で寝落ち。以来、テレビ放送を早送りしつつ観てきました。
「エピソード1」は上映前から、「リーアム・ニーソンとユアン・マクレガーが、敵の黒騎士と戦うところ目当て」だったんですが。他のキャラクターが全然好きになれなくてですね……。
特にこう、当時ヴァチカンからもかなり叩かれた「アナキン・スカイウォーカーは、処女生誕の子」という設定も、何の為にあったか全くわからなかったし、一番きつかったのは3CGの忙しない動き。
目が疲れたし、ジャージャー・ビンクスの声もとにかくうるさくてやかましかった……。3POとまた別種類の騒音、神経を削られるというか。
案の定、ジェダイ二人と黒騎士の戦いのみガッツリ鑑賞。クワイガンと黒騎士が呆気なく退場したのも「長きFSSファン」として失望しちゃったんですけど……。「このシリーズ、私には全然向いてないな」と痛感。
ルーク、ハン、レイアが主軸の最初の映画は、特に「帝国の逆襲」が大好きで。当時はまだまだレンタル店もなかったVHSを知人にダビングして頂き、毎日「風の谷のナウシカ」と繰り返し見返していました。ほぼ台詞完コピしていたし、その後の三人を描いた小説版も、お小遣いをかき集めて購入。
何故、あの小説版の通り、ハンとレイアに双子の兄妹が生まれるお話にはならなかったんだろう……。
ともあれ、私は小学校五年生で「スターウォーズ」からスッパリ卒業し、以降は「ガンダム」やサンライズアニメ、少年ジャンプ作品にドップリと沼っていきます。
成長アナキンがジェダイの禁忌を犯してパドメとくっついちゃう展開も凄く嫌だったし、アナキンをきちんと教育できないオビワンや、政治力の全く無いヨーダたちにもガッカリ。
特に当時、私達高校生は毎週末「銀河英雄伝説」OVAを楽しみに待機していたので、あのジェダイ評議会のダメダメっぷりには閉口していました。綺麗事を掲げていても、指導力カリスマ性共に絶望的……。
弟子育ちに失敗し、隠遁しているオビワン。
ディズニー+「オビワン=ケノービ」では、弟同然のパダワンだったアナキンを制御できず、ジェダイたちもほとんどが彼に虐殺され生き残ったオビワンの隠遁生活が描かれていきます。
ルークとレイアをなんとかダース・ベイダーから秘匿し、それぞれの養父母に預けた後、すっかり鬱状態になってフォースを鈍らせてしまったオビワンの姿が自業自得と言え痛ましい。
「ライトセイバーは、銃器のように野蛮ではなく、もっと洗練された武器」とか老年期でルークに諭していたのに、ガンガン打ちまくっているwww
食肉加工場で日雇い勤務しているんだけど、ジェダイって万引きしてもいいんだろうか。とにかくパトロンを失って生活がど底辺になってしまい、愛馬に食べさせる餌にも苦労している。
ルークを預けた叔父夫婦の家にも、会いには行かないという約束を破って「農夫だけが人生じゃない」とか、思いっきり恩を仇で返す発言しまくり(笑)一人分の食い扶持が増えて大変な貧困家庭に、超問題児を押し付けておいて……
アンタは一体何様だ。
なんなんだろう、彼のこういう、他人の心に咲く花畑を無意識に踏み躙って歩いていく人生観って……。ジェダイが称える「議会制民主主義の倫理」も、その日暮らしの生活困難者には腹の無しにもならんですよ。
ジェダイさえ生き延びればそれで良いの? 思いっきりアナキンの時と同じ失敗やらかしそう。
今回のシリーズでわかったんですが、「フォース感知能力」を持っていると早くから親兄弟と引き離されて、ジェダイ聖堂で修行をさせられるんですよね。観ていて、このオビワンのアナキン育成失敗も、そこ辺りに原因があるんじゃないかなと感じました。
ルークは、叔父叔母夫婦のまさに命懸けの愛情を強く受け育っているし。レイアに至っては元老院議員夫婦の姫君として、裕福な愛情に包まれて生きている。今回のテーマは「血縁よりも育ての親愛」!
オビワンの方が余程レイアより精神的に偏りが見られるし、精神的な老け込みスピードめちゃくちゃ早い。世間を全く知らないお爺さんが、社会に揉まれている庶民に説教してる傲慢さが冒頭で明確に描写されてた気がします。
新鮮だったのは、オーガナ王家が君臨する惑星の少しアジアチックな文化風習。欧米には「子供の節句」が無いので、オルデアンの独特な衣装を着せられてむくれているレイアが、なんとなく七五三を彷彿とさせられる。天皇家の「初袴の儀式」みたいな。
とにかく幼いレイア姫が、「はいからさんが通る」の花村紅緒レベルに逞しくアグレッシブで、口が相当にお悪い(笑)まあでも、血の繋がりのない従兄弟に「お前は橋の下から拾われてきたくせに」と嘲笑されて育ったから、逞しくならざる得なかったんだろうな……。
自由奔放に生きている分、農夫職決定で内向的なルークとはまさに正反対。
初対面のオビワンに「ジェダイ? とてもお年寄りね」とバッサリ。「父親と娘って設定より、祖父と孫娘よね」うん……、確かにその人ヨボヨボしてるかもしれんけど、貴女の実の両親が不貞したせいで苦労してんのよね……。
ハリウッドは、ちっちゃいヒロインブーム
この20年くらいで、ハリウッドはキャーキャー騒ぐだけの金髪美女ヒロインをすっかり捨て去り、プラトニックなおじさん&女の子のペア作品に染まりましたね。
仕方ない理由で、お転婆度フルマックスなレイアと危険な旅に出なくてはならなくなったオビワンは、ベイダー化したアナキンへの罪悪感や、惨殺された幼いジェダイ見習いの命を背負って、すっかりフォースも見失っている。
それにしても初めの映画製作前に、三船敏郎がオビワン役を蹴ってくれて本当に良かったです。サー・アレック・ギネスのオビワンはもう完璧すぎるほどに上品知的で美しかったし。何より!
ユアン・マクレガーの代表役ができた!
彼は私より四つ年上で、日本で最初に「英国俳優ブーム」が起きた頃は売れっ子の若手俳優でした。あの頃はパンク系の不良ばかり演じてたけど、こういうインテリジェンスなキャスティングが自然に演じられる進化をして、同世代としてもとても嬉しい。
アナキンVSオビワンのチャンバラ!
久しぶりに、ユアンとヘイデン・クリステンセンのチャンバラシーンも新しく撮り下ろされていたし、二人の愛憎劇もしっかり脚本に描き込まれていた。
製作スタッフはこの20年で、「るろうに剣心」や日本の大河時代劇、色々漁って勉強したんだろうなあ。
「ローグワン」には劣るかもしれないけれど、「ああ、何十年振りで私の愛したスターウォーズをやっと観られたな」と。
しかし、何故ベイダーに留め刺さなかったんだ!
オビワンがレイアとの旅で覚醒し、フォースでベイダーを圧倒していくけど、何故そこでトドメを刺さなかったんだろう。ルークの成長には不可欠だと知ってたからかな? アナキンの復讐心を浄化できるのは、息子しかいないと予見していたのかも?
何はともあれ、おチビなレイアが見せ場たっぷりでイライラする事なく、スムーズに落ち着いた内容だったと思います。
「さようなら、お姫様。フォースと共にあらんことを」
サードシスターがイマイチ、どうして出てきたのかもちょっと謎。脇役には特出したキャラクターもいなかったし、⭐︎⭐︎⭐︎1/2の私的な評価です。
ルーカス全盛期には、痛快宇宙エンターテイメントだったスターウォーズが、なんだかすっかり暗くて押し付けがましい正義の「個人の幸せよりも、美しき自己犠牲」なお話になっちゃってた。
レイアが、ルークではなくハンを選んだ理由
このシリーズで明確になったのは、レイア姫が後に何故ルークではなくハン・ソロを選ぶことになるか。彼女は中途半端な民主主義や綺麗事を並べるジェダイや生真面目なルーク青年よりも、自由を求めて冒険少年の心を持ち続けるハンが大好きなんだなあって。
数年振りに再会したのに、第一声が「髪型、変えたか!?」な、ファルコン号に乗って輝くハリソン男が堪らんのでしょうね。
引き続けて「トイ・ストーリー」も一気に見返したので。そのレビューはまた後日。
やっぱり私は、「ファルコン&ウィンターソルジャー」みたいな、凸凹コンビの楽しくて時々切ないハードボイルドが大好きだ。
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マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。