どっちが悪いか教えて
週末、子どもたちとちいかわの映画を観てきた。
夏休みに、タクシーの運転手さんからちいかわの魅力を説かれて以来、ずっと観たかったのだけれど、いろいろと予定が重なって、やっと行くことができた。
末っ子は、まだ映画館で映画を観るのは2回目。
ちなみに1回目は、おしりたんていだった。
家でアニメを観ていると、うさぎといっしょにすぐ奇声をあげるので、
「うさぎがイヤッハーしても、イヤッハーしたらだめだよ」
と繰り返し言い聞かせて、隣に座った。
子どものころから感想文が苦手な私だけれど、今回はこの映画を観終わった直後から、書きたことがありすぎる。
ただ、まだ誰かに読んでもらう形にはなっていないので、今日は帰り道の娘たちのことばを置いておく。
映画館からの帰り道、長女と次女も、思うところがあったようで、ずっとふたりであーだこーだ語り合っている。
その中で、ふたりが言っていたのだ。
「お願いやからどっちが悪いかだけ教えてほしい」
「ほんまそれ。そしたらすっきりするのに」
なるほどなあ、と思った。
セイレーンには、セイレーンの痛みがある。
ヒトハとフタバにも、胸に秘めた痛みがある。
どちらにも共感できてしまって、
でも、どちらも悪いことをしていて。
だから、胸の中がザワザワ、モヤモヤしたまま。
私はそんな娘たちにあいづちを打ちながら、なぜか水戸黄門のことを思い出していた。
祖父が好きでよく見ていた。
水戸黄門の魅力は、なんといってもあのお決まりのパターンだ。
黄門さまは良い人。
そこへ分かりやすい悪者が出てきて、
助さんと格さんが悪者を懲らしめてくれて、
最後には
「この紋所が目に入らぬか」
という見せ場がある。
同じパターンだからつまらないのではなくて、
同じパターンだから安心して見ていられる。
だからこそ、黄門さま役の俳優が何代も交代しながら、長く愛されたのだろう。
あれ。
何の話だっけ。
そうそう、ちいかわです。
モヤモヤしたままが落ち着かない娘たちの気持ちは、よくわかる。
だけれど、世の中はたいてい、水戸黄門の世界ほどわかりやすくない。
悪代官にだって、きっと事情はあるのだ。
ちいかわの映画の感想は、たぶんチマチマと書いていきます。
まとまらなくて、何回に分けて書くかもしれません。
いつも読んでくださっているみなさま。
ちいかわにご興味がなければ、どうぞ遠慮なくスルーしてください。
そういえば、ちいかわの映画の間、うちの末っ子はうさぎになることなく、大人しく見ていた。
けれど、劇場の後ろの方には
「イィィィィィーーーヤァァッハァァァー!!!」
と元気なうさぎさんがいらっしゃいました。
