王道の歩きかた | 家計管理のきほん
数年前、高校時代の同級生のライングループで、老眼、について盛り上がったことがある。今思えば、当時の私は、本格的な老眼がまだ始まっておらず、みんなの盛り上がりについていけなかった。なんなら(みんなおおげさだなぁ)と思っていた。
しばらくして、ある日、突然、え? iPhoneの文字が小さくなっちゃった!となり、ものすごく驚いた。寝ている間に iPhoneの文字が小さくなったわけではなく、その日を境に、私の老眼が、がちで始まった、というだけのこと。
太る、という話も、まったく同じだった。少し年上の友達が、5キロ太った、10キロ太った、という話をしているのを、今思えば、他人事として聞いていた。彼女自身、溌剌としていて、本人が気にするほど太っているわけでもなく(年齢相応なのに、気にしすぎだなぁ)と思っていた。
が、数年後、自分の体重がじわじわ増え始めると、心穏やかではいられない。こどものころからぽっちゃり体型で、ずーっとぽっちゃりで生きてきたものの、ぽっちゃりでは済まされない風向きになってくると、さすがに焦りがでてくる。取り返しのつかない状態になる前に、少し絞っておかねば、と絶賛ライフスタイルの見直し中だ。
家計管理についても、ざっくりスタイルではあるものの、まぁまぁ管理できていると思っていた。が、昨今の物価上昇に、ここ数ヶ月はさすがに無理がでてきた。
ふだんはやらないのだけれど、支出を細かに確認して、なにが、どのくらいの幅で増えているのか、洗い出してみた。もう、ふだんのスーパーのお買い物を抑え気味に、とか、お小遣いの使い道は慎重に、では調整しきれない。よって、家計全体を根本から見直している。
本気でダイエットするなら、食費も1割、2割は抑えられるかも?とか、自分に都合のいい考えもはさみつつ、住まいや車など、維持コストが高いものについて、今後の方向性(住み替えや買い替えなどの抜本的な見直し)について、家族で話し合ったりも、し始めた。
自分の性格上、日々、お金のことを気にしながら暮らしていく、というのはなんとか避けたい(節約、倹約を考えながら買い物をするとか、私にはハードルが高すぎる)。
今回は、大枠の予算を見直して、もうひとまわり、生活をコンパクトにしようと思っている。
年齢的にも、ひとつひとつ手放していく、ということを、習慣にしていけたらいいな、と思っている。うまくいけば、家計だけでなく、私自身の暮らしにも、ゆとりをもたらすだろう。
改めて、ひとはみな、王道とよばれる道を歩んでいくものなのだなぁ、と思う。
自分はみんなとは別、みたいに思っていても、多少の時差によって、そう感じているだけのような気がする。
ぜんぜん違う生きかたをしているように見えても、道の真ん中を歩くのか、端っこを歩くのかくらいの違いしかなく、その時々で、前にいったり、後ろに下がったりしつつ、結局のところ、同じ道を進んでいるように感じる。
そんなふうに考えると、誰かと、なにかを比較するのも、ぜんぜん意味がない。なにを持っていようと、持っていまいと、自分の目の前に続いている道を歩んでいくしかない。
あれこれ思い悩むよりも、これはちょっと重たいな、と思った荷物をひとつおろして、進み、またひとつおろして、進む。
みな同じ王道を進んでゆくのなら、少しでも軽やかに、なんならご機嫌に、歩いていきたいな、と思う。
