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「サッカーもしっかり教えます!」私たちが考える、本当の意味で“サッカーを教える”ということ

最初の記事では、LLEVA SOCCER SCHOOLが大切にしていることについて書きました。

子どもたち一人ひとりの成長段階に合ったものを届けること。

主体性を大切にすること。

そして、サッカーが上手くなることだけではなく、「サッカー以上の価値」を届けたいということ。

それが、私たちの根本にある考え方です。

ただ、今回はもう一つ伝えておきたいことがあります。

サッカーもしっかり教えます!笑

当たり前といえば当たり前ですが、私たちはサッカースクールです。

だからこそ、

「そもそもサッカーとは、どんなスポーツなのか?」

そして、

「何を伝えることが、本当の意味でサッカーを教えることなのか?」

ということには、かなりこだわっています。


そもそも、サッカーってどんなスポーツ?

私はサッカーを、簡単にいうと

「時間」と「スペース」を奪い合う闘い

だと捉えています。

攻撃では、仲間と協力しながらゴールへのルートをつくる。

守備では、仲間と協力しながら相手のゴールへのルートを遮断する。

どこにスペースをつくるのか。

どこに立つのか。

いつ動くのか。

相手が動いたことで、次にどこが空くのか。

イメージとしては、将棋やチェスのような「陣取り合戦」に近いかもしれません。

もちろん、ボールを止める、蹴る、運ぶといった技術も大切です。

でも、サッカーは「ボールを上手に扱うこと」だけを競うスポーツではありません。

大切なのは、

その技術を「いつ・どこで・何のために使うのか」。

だから私たちは、ボールを持っているときだけではなく、ボールを持っていないときに何をしているかも大切にしています。


技術は、一番最初ではない


こうした私のサッカー観の根本には、これまで学んできたスペインサッカーがあります。

スペインサッカーでは、「原理原則」と呼ばれる考え方が細かく整理されています。

どこに立つのか。

身体をどちらに向けるのか。

何を、いつ見るのか。

いつ動くのか。

味方や相手と、どのような関係をつくるのか。

サッカーではよく、

「認知 → 判断 → 実行」

という言葉が使われます。

まず、見る。

状況を理解する。

そして、どうするかを決める。

最後に、パス、ドリブル、シュートなどの技術を使って実行する。

つまり、

技術は、一番最初ではありません。

どれだけ正確なパスを蹴れても、味方や相手を見ていなければ、どこにパスを出せばいいのか分かりません。

ドリブルが上手でも、

「今はドリブルなのか?」

「パスなのか?」

「そもそも、ボールを受ける前にどこに立つのか?」

という判断がなければ、その技術をゲームの中で十分に生かせないことがあります。

だから私たちは、

何を見るのか。
どこに立つのか。
いつ動くのか。
何を選ぶのか。

という部分も含めて、サッカーを伝えています。

そして、その状況を解決するために必要な技術を身につけていく。

私は、この順番を大切にしています。

「自分で考えて」だけでは、考えられない


ここは、私たちが大切にしている「主体性」ともつながります。

主体性を大切にするからといって、

「自由にやっていいよ」

「自分で考えて」

と、何も教えないわけではありません。

そもそも、サッカーについてまだ知らない子どもに「考えて」と言っても、何をどう考えればいいのか分かりません。

だからまず、私たち指導者が、

「考えるための材料」を渡す。

こういう場面では、ここを見るといい。

ここに立つと、こんな選択肢が生まれる。

このタイミングで動くと、こんなことが起きる。

そうしたサッカーの原理原則を、子どもたちの成長段階に合わせて伝えていく。

いわば、「0から1」を渡す。

そのうえで、

「じゃあ、君ならどうする?」

という余白を残す。

型にはめるためではなく、型を知ったうえで自分で選べるようになるために教える。

それが、私たちの考える主体性です。

私自身、「どうしたらいいか分からなくなった」



私がこのような考え方を大切にするのには、自分自身の経験も大きく影響しています。

私はどちらかというと、早熟な選手でした。

小学生、中学生の頃は、ドリブルや身体能力を生かすことで、多くの場面を解決できていました。

それが自分の武器でした。

でも、高校生くらいになると、それまで通用していたものが、だんだん通用しなくなりました。

相手も速い。

相手も強い。

今までのようにドリブルでは突破できない。

そのとき、私は本当に困りました。

「じゃあ、どうしたらいいんだろう?」

分からなかったんです。

どこを見ればいいのか。

どこに立てばいいのか。

いつ動けばいいのか。

仲間とどう関われば、自分の良さを生かせるのか。

それまで持っていた武器が通用しなくなったときに、別の解決策を持っていなかった。

「どうすればいいのか分からない」

あの感覚は、今でも私の中に強く残っています。

だからこそ、今の子どもたちには、

「今、通用するもの」だけを渡したくない。

そう思っています。

身体能力だけではなく、サッカーを理解して上回る



足が速い。

身体が強い。

ドリブルで相手を抜ける。

それは、その子の素晴らしい武器です。

否定する必要なんてありません。

ただ、サッカーにはそれ以外にも相手を上回る方法があります。

良いポジションを取る。

相手より先に見る。

動き出すタイミングで上回る。

仲間と協力する。

相手の逆を取る。

身体能力で勝てなくても、サッカーを理解することで相手を上回ることができる。

私は、そこもサッカーの面白さだと思っています。

そして、身体能力が高い子にも、

「その武器をチームのためにどう生かすのか」

「他にどんな解決策があるのか」

を、小さい頃から知っておいてほしい。

それは、かつての私自身が持っていなかったものでもあります。


「今、上手い」だけで、その子を見ない



子どもがいつ伸びるのかは、誰にも分かりません。

今は身体が小さいかもしれない。

今は足が速くないかもしれない。

今はドリブルで相手を抜けないかもしれない。

でも、

見ること。

考えること。

良いポジションを取ること。

良いタイミングで動くこと。

仲間と協力すること。

必要な技術を身につけていくこと。

そうしたものを積み重ねていけば、身体の成長とともに大きく伸びる可能性があります。

より多くの子どもたちに、長くサッカーを愛好してほしいという思いの裏に、「あと伸びする選手を育てる」というもう一つのテーマがあります。

サッカーが「分かる」と、もっと面白くなる



私たちが目指しているのは、

「主体的かつ戦術的に解決できる選手」の育成

です。

自分で見る。

自分で考える。

自分で選ぶ。

そして、自分の持っている技術を使って、目の前の状況を解決する。

サッカーは、選択の連続です。

そして、答えが一つではないからこそ面白い。

「こうすれば相手を上回れるんだ」

「ここを見ればいいんだ」

「ここに立てば、こんなことが起きるんだ」

そんな発見が増えていくと、サッカーはもっと面白くなります。

サッカーが「分かる」と、サッカーはもっと好きになる。

私はそう思っています。

子どもたちには、できるだけ長くサッカーを好きでいてほしい。

だからこそ、今の能力だけで子どもたちを判断するのではなく、一人ひとりにサッカーを楽しむための「考え方」と「解決する力」を届けたい。

サッカー以上の価値を届ける。

子どもたちの主体性を大切にする。

一人ひとりの成長に寄り添う。

そしてもちろん、

サッカーもしっかり教える。

それが、私たちLLEVA SOCCER SCHOOLが大切にしていることです。

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