息子の出すクイズ「クイズ」の概念を崩壊させている話
最近、4歳になった息子がよく「クイズ」を出してくる。
……いや、「クイズらしきもの」を出してくる、と言った方が正しい。
なぜなら、それはクイズの形をした、
ただの「息子の脳内当てモノゲーム」だからだ。
「ママ、パパ、『ね』から始まるものはなーんだ?」
息子がドヤ顔で問題を出してくる。
私と妻は、4歳児の語彙力を必死にプロファイリングしながら答える。
「うーん……『ねずみ』?」 「ブブー❌」 「じゃあ、『ねんど』?」
「ブブー❌ 正解は『ねこ』でしたー!」
理不尽である。 ヒントも何もあったものではない。
最初から息子の中で答えが一つに決まっているだけなのだ。
そんな難攻不落の「息子クイズ」だが、
時たま、あっさりと正解をくれる時がある。
例えば、おやつにリンゴを食べている時に、
「『り』から始まるものはなーんだ?」
と聞いてくる時だ。分かりやすすぎる。サービス問題がすぎる。
しかし。 そんな気まぐれな息子のクイズの中で、
ひとつだけ、いつでも絶対にブレない「揺るぎない正解」が存在する。
「『お』から始まるものはなーんだ?」
この問題が出た瞬間、我が家に緊張が走る。
いや、緊張ではない。お決まりの「あの空気」だ。
病気でのんびり横になっていることが多い妻も、
この時ばかりは少し呆れ顔で見守る中、私が意を決して答えを口にする。
「……おっぱい?」
息子の顔がパァァァと輝く。
「ピンポンピンポーン!正解でーす!!🎯」
「いつも同じやんけ!!!どんだけおっぱい好きなんねん!!!」
私の全力のツッコミが部屋に響き渡ると、
息子は「ケラケラ」とひっくり返って大笑い。
その横で妻も、思わずフフッと顔をほころばせる。
我が家の平和は、今日も息子の「おっぱい愛」と、
理不尽なクイズによって守られています。
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