カツアゲ社長と、ツイてないヒロイン。締切まで、あと5日。
小説を書くとき、
私がプロットと同じくらい執着するものがあります。
キャラクター。
特に――
名前。
だって名前って、
登場した瞬間にキャラ説明できるじゃないですか。
なので私は、
名前だけで人生がだいたい分かるようにします。
プロットは王道70%に、意外性30%
キャラクターはどんな性格であれ、癖があることを重視!
これが私が長年のゲーム制作の中で得た経験👍️
なぜ、この比率か。
癖のあるキャラクターの必要性とかは、また今度機会があればするとして。
そんな経験から生まれた作品
『悪魔より最悪な社長に雇われました。』
のストーリーは、十円玉で神頼みしたことから動きはじめます。
からん。
十円玉が賽銭箱の底へ落ちた音は、妙に深く響いた。
二礼、二拍手。目を閉じる。
「どうか、就職先が見つかりますように!」
心を込めて願った、その直後。
「てめえええええ! いま入れたのか!? 十円、入れたのか!」
背後から怒声が飛んできた。
振り返ると、肩と前腕が服の上からでも分かるほど鍛えられた長身の男が、ワイシャツの袖を無造作に肘までまくり、鳥居の向こうから突進してくるところだった。
威圧感が人間の形をしたダンプカーである。
轢かれる。
いや、殺される!
10円玉を賽銭箱にいれて神頼みしたら
新しい出会いが降って湧いてくる。
理不尽極まれりな言いがかりから、三百万の借金を背負うことになるヒロイン。
これぞ王道!!
何かが始まる激臭がプンプンしますでしょ?🩷

「借金三百万つきの再就職を御利益に数えないでください!」
差し出された名刺を、恐る恐る受け取った。
厚手の黒い紙に、金の文字が印刷されている。
勝上悪魔調査社
代表 勝上 剛
「カツ……アゲ?」
そして無職脱出!
就職先――悪魔調査社。
……。
職安が泣くレベルで胡散臭い。

社長は、勝上 剛(カツガミ ツヨシ)。
通称、カツアゲ社長。
ツイてないヒロインは、
追手 梨音(ツイテ ナシネ)。
あだ名は、ナッシー。
名前を見ただけで、だいたいどんな目に遭う人か分かる。
それが、私の理想です。
ちなみに第一章、
ほぼ全員こんな名前です。
名付けというより、
作者による呪いです🤣

ちなみに第一章、
まだまだ名前の犠牲者がいます。
それは次の記事で。

さて。
キャラの名前は決めた。
プロットもできた。
あとはコンテストに間に合わせるだけ。
締切まで、あと5日。
…………。
ちゃぴこ。
作者のHPは、もうゼロよ?
養え、AI主!


