「まずは自分の心を守ること」~三浦春馬さん、徳川家康公~ 映画『銀魂2』から感じたこと
こんにちは。Akiです。
今回は、ドラマや映画、舞台で活躍していた俳優の三浦春馬さん(1990〜2020)と、戦国時代の武将・徳川家康公の声をお届けします。
春馬さんは2018年に公開された、ご自身の出演映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』について語り、家康公(以下「殿」)はエンタメ界隈に対して忠告してきました。
おとぎ話としてお読みいただいてもうれしいですが、ネガティブな内容も含まれますので、この先を進む方は心してお読みください。
この『銀魂2 掟は破るためにこそある』は、原作の漫画で展開されていたストーリーの一部を、実写にした映画だそうですが、ご覧になりましたか?
あらすじは省略しますが、真選組参謀の伊東鴨太郎を演じた春馬さんは、当時28歳。
ビジュアルも、細かい所作も、そこには三浦春馬ではなく伊藤鴨太郎がいました。
春馬さんだと気づくのに時間が必要でした。
映画を見終えてひと息つくと、春馬さんの声が聞こえてきたのです。
Akiさん、どうだった?
意識を向けると、白いTシャツと濃紺のデニムに、少しあごひげを残したビジュアルの春馬さんが、椅子に座っていました。
「いろんなものがドサッと伝わってきて、やっと理解したところで違う展開が始まったりして、ジェットコースターに乗っている気分でした。疲れました…。俳優さんたちは殺陣もギャグもよくやりましたね。はぁ〜」
あははははは(笑) うんうん
よく頑張って見てくれたね ふふ(笑)
こういう展開の映画は
ほかにもたくさんあると思うけれど
展開が早くて、わちゃわちゃしていて
シリアスなところもあれば
笑えるところもあって
くだらないところもあるしっていうね
僕は伊東鴨太郎というダークな参謀
重要な役どころを任せてもらえて
すごくおもしろかったよ
共演者も知ってる顔ぶればかりで
撮影も楽しかったし
いい意味で緊張してでき上がった
まぁ、CGが入っているから
(共演者に)会った会わないとかあるけれども
こんな感じでね、あのー
組み込ませてやらせていただけたっていうことが
僕はすごく、ん、印象に残る映画でした
この映画に参加できて
本当によかったと思ってるよ
ふふ(笑)
ストーリー自体が
そういう今のなんて言うのかな
銀魂オリジナルの世界に引き込んで
過去のこと、今のこと、未来のこと
それからアニメの世界
そういう二次元、三次元も四次元、五次元も
ぜーんぶまとめたひとつの作品
っていうのも、とても貴重で
笑って、泣いて、驚いて
そういう感情もパッケージで没入できるっていう
なかなか類稀な映画だと僕は思ってる
本当に懐かしいなぁって思って見てたよ
でね…、(ひと息つくと真顔になって)
今となってはこの映画の噂が
届いているんだけれど
「映画の噂ですか。私その…、本物の新選組の親分から話を聞いた経験があるので、いくらエンタメでも新選組をオマージュとは言いにくいかたちで使われることに複雑な思いがあるのと、んー、伊東鴨太郎からやりきった充実感よりも、何かモヤモヤしてる感じが伝わってきました」
確かにAkiさんの立場としてはね
どう話そうか んー
あのころは…
いろんな俳優さんとお芝居ができて楽しかったし
結構シリアスなシーンも
鴨太郎の最後のシーンも
僕の立場を象徴していたっていうことでもある
実はね
ただ、集団いじめではないよ
実際に暴行があったっていうわけじゃない
あの漫画の原作をリアルに再現した結果
というかたちだからね
一人ひとりは、すごくいい人なんだけど
集団となると同調圧力みたいなものが
誰にでも働くと思う
僕自身なんて言うんだろう
わりと一人で過ごすことが多かったかな
俳優として自分を高めることに専念したくて
仕事も忙しくて
まわりと確かにちょっとなんかなぁ
っていう空気はかすかにあった
足を引っ張り合うように見えてしまうのは
しかたがないね
実際にあったことでもあるし
僕は、そういうなかでも
スクリーンの向こう側のお客さん
カメラの向こう側のお客さんに
悟られないように心の中に忍ばせて
片隅にそっと置いておきながら
前を向くしかなかったんだ
なかなかこういうことを話さずに
心の片隅に置いといたから
誰にも話さずにこっちに来てしまった
男のプライドを
保たなきゃいけない時があって
それは僕たちの世界だけではないと思う
芸能界だけでなく、もしかしたら
みなさんのすごく近いところにもあるかもね
それをアピールするのか
心の片隅に忍ばせるのか
その違いだよね
どっちが良いってわけでもないし
どっちが悪いというわけでもない
善悪な判断ではなく
そういうことがあっても
いつかは心を開いて話せるような人を
ぜひ見つけてほしいし、
その人がいたら、どんな感情を持っていても
ずっと話を聞いてくれる人を
ぜひ、あなたの近くに持っていてほしいと
改めて僕は思う
人には誰にでも心はあって
その心はとてもピュアで傷つきやすいから
どんな環境で生まれてきたとしても
どんないきさつで暮らしてきたとしても
それに、これからも生きて行く上で
新たな傷が増えていくかもしれない
心の奥にたまる思いが
どんどん増えていくかもしれない
でも、もしためてしまうと
限度があるみたいだからね
無理はしないで誰かに話す
そういうこともしてほしいなって
僕は思っています
楽しくて、つい悪ノリしてしまうような
そんな状況に遭ったら
あなたはどうしますか?
今の僕に言えることは
まずは自分の心を守ること
同調圧力という言葉があるけど
そんな圧力を感じてしまったら
僕なら逃げることを勧めたい
そして、自分の心を潔く守ること
逃げたら、その心の鎧をちゃんと解放する
鎧を外すところまで
自分の心を自分でケアしてあげてください
想定外のことが起こる世の中です
自分では解決できないことだって
これからたくさん出てくると思う
そんなときは、この僕が話したことを
思い出してくれると嬉しいな
今、映画を見て
そんなことを思い出しました
どうもありがとう
三浦春馬
春馬さんは淡々と臆さずに話しました。
「ちょっと待ってください。同調圧力って、春馬さんを不満に思う人がいたっていうことですか?」
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