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手塚治虫さんに哀悼の意を込めて

こんにちは。Aki です。

先日、天国からマンガとアニメ作家の手塚治虫おさむさん(1928~1989)の声が初めて届きました。
 
『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』など数々の名作を描いてきた手塚さんは、日本のマンガやアニメ文化の発展に大きな影響を与え、漫画の神様と呼ばれていたそうです。
 
今回は、ロックバンド『X JAPAN』のギタリストでロックアーティストのhideさん(1964〜1998)と一緒に来られました。
 


 
先日、夜中にふと目が覚めました。
 
カーテンの向こう側はまだ暗くて、寝坊ではないと気づいてホッとしました。

枕元の水筒をひと口飲んで、再び横になりました。
 
目を閉じて、しばらくすると、1台のアナログテレビが目の前にありました。
 
テレビ画面には、アニメのふたりの女の子が映し出されています。

全体がモノクロなのに、右側の女の子がはいているスカート(ズボン?)だけ、赤い色がついています。
 
そして、どちらかの女の子が話し始めました。
 
「困ったことがあれば、この女の子に聞いて。名前は……」
 
話の途中でボリュームが小さくなり、画面がだんだん白くなりました。
 

こんなかたちのテレビです

 
続いて、テレビの画面が真っ白からモノクロの映像が流れだし、女性のナレーションが始まりました。

この作品は、手塚治虫さんが
生涯大切に育て上げたものです

読者に訴えかけるその魅力は
単に絵の美しさ、話の展開だけでなく
生きるそのものを考えるきっかけに
なるものでしょう

赤塚不二夫さんと仲が良く、
漫画家が集う同好会を小料理屋さんで開き
若手の育成や未来の漫画界、
日本の将来の姿まで話し合った
といわれております

その類稀たぐいまれな才能は時代を超えて
後世に語り継がれていくことでしょう

ナレーションが終わると、テレビの画はスーッと消えてなくなり、低いトーンで落ち着いた男性の声が響いてきました。

テレビで話せないことが
ここに描かれている

テレビでは限界がある

テレビで扱う作品は
視聴者さんの目線を生かして
ダイナミックで未来を育む子どもたちと
その親御さんへのメッセージを含めたものを
採用しています

ですので、僕の言いたかったことは
全て作品にこめました

ぜひ皆さんご一読ください

そして、その作品から得られた思いを
未来のあなたに役立ててほしいのです

わたしは、漫画は娯楽とは思っていません

絵をふんだんに使った教科書に
仕上げたつもりです

難しい表現があるやもしれません
ヌードに抵抗があるやもしれません

生きていく辛さを抱えたあなたなら
純粋に漫画が好きなあなたなら
現実から逃げたくなったら
ぜひ、わたしの本がお役に立てると思います

生きることは変化をともないます

その変化についていけるかいけないか
というより、
その変化は普遍的に起きるものですから
不安になる気持ちもわかりますが、
わたし手塚治虫の作品に触れていただければ
これ以上、幸せなことはありません

あなたの手元にはどんな本がありますか?
たまには冒険してみても?
ふふ(笑)

手塚治虫でした

またお会いできることを楽しみにしています

間を入れずに、hideさんの声が始まりました。

俺だよ hideだよ

俺は『ジャングル大帝』がオススメ
『鉄腕アトム』も大好きだよ

俺はさ、アニメとかマンガはあまり詳しくないから
直接ご本人様から
話をしてもらったほうが説得力あるだろ?
 
そういうことで、送ってくから
んじゃね

hideさんの話が終わると、遠くから輝く光に向かって、hideさんと手塚さんが並んで歩くうしろ姿が数秒ほどみえました。
 
 
 
この日の夕方、手塚さんの声が再び聞こえてきました。

戦後の教科書が無駄とは言いません

そこに至るまで多くの人が
検閲していると思います

関わっている人のことは何も言いません

ただ、言ってしまうと
灰汁あく」がなくなった

そう、苦味やえぐ味があるのも人生です

リアルな教えを伝え学ぶのが
教科書なのですが
今はどうなのでしょうか

わたしの頃はまだ戦前の頃

先人たちの言動を通して
人としてどう接して生きていくのか
いろんなお話がありました

そして、戦争がすすみ…
ギャップに驚きました

戦後の復興のなか、わたしが体現した漫画は
人々の目に触れるまでに時間がかかりました

でも、諦めなかった

リアリティと物語の世界を
どう織り込んでみてもらうのか
それを読者一人ずつ考えてもらう手立てが
漫画だった

ただそれだけのことです

もう絶版されたものもあると思いますが
ぜひ手に取ってもらいたい

そういう思いで立ち上がり
ここにきました

漫画の世界に触れてほしいと思います
それでは

このとき、かすかな熱意も伝わってきました。
 


 
私は手塚さんの作品はタイトルだけ知っている程度で、読んだことがないんです。
 
手塚さんの記念館にも行ったことがありません。

なのに、どうして急に来られたのか…。
 
答えを見つけたくなり、翌日、手塚さんの公式サイトを開きました。
 
「…あ、これ!」

思わず声が出て、鳥肌がたちました。
 

手塚治虫さんの公式サイトより

 
画面に現れた『ひまわりさん』の絵(↑)が、アナログテレビに映っていた、ふたりの女の子にとてもよく似ていたのです。
 
絵のタッチ、女の子の立ち位置、表情、衣装が、あのときの画とつながりました。
 
それと、2026年8月12日と30日にNHKで特集ドラマ『手塚治虫の戦争』が放送されていることが分かりました。
 
みてみようと思います。

今回は、漫画家の手塚治虫さんの声をお伝えしました。

謹んで、手塚治虫さんに哀悼の意を表します。

お読みくださり、ありがとうございました。








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Aki  / 姿のない声を言葉に整える人 お読みくださり、ありがとうございます。