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稀有な才能・中山美穂(2024.12.25.追記)

中山美穂が亡くなった。僕より2つ上。54才であった。早すぎる死であるが、僕は驚く事ができなかった。

僕は周りに50代前半までに亡くなった人が多くいる。そのせいもあって、50才をすぎたら何が起きてもおかしくなく、人生50年というのも、決して過去のことではないという意識が、僕にはある。栄養状態と医療の改善で長生きする人は増えたとしても。

驚く事はできなかったが、好きなタレントの1人であるし、最近また注目しなおしていたから、たいへんに悲しい。

中山美穂は不思議な人だ。
『毎度おさわがせします』(1985〜)で鮮烈なツッパリ少女役を演じたと思ったら、その後はわりと清純なイメージにガラリと変わった。
それでいて竹中直人監督の映画「東京日和」(1997年)では一見清純に見える人の裏側を見事に演じ切っている。
その演技の素晴らしさは、2018年の『蝶の眠り』でも健在であった。

歌は、「世界中の誰よりきっと」(1992年)のような分かりやすい売れ線のヒット曲も歌うが


アルバム『Hide'n' Seek』(1989年)

にはそれとは異質なダンサンブルなカッコ良さがある。

そういった路線は『OLIVE』(1998年)で最高潮に達しているように思うが※


その後の『manifesto』(1999年)のたるいサウンドは、それともまた異質である。


たるいサウンドへの予兆は

それぞれに味わい深いアルバム

『Mellow』(1992年)


『Pure White』(1994年)


『Mind Blue』(1995年)


『Deep Lip French』(1996年)


『Groovin' Blue』(1997年)

にも散見しているが

『manifesto』まで徹底すると、「世界中の誰よりきっと」を歌ったのと同じ人だとは思えない。

中山美穂1人で作ったものではないから、それぞに関わった人達の音楽性も当然影響している訳ではあるが、それにしても不思議な多彩さである。

それでいてどこかポップであり、一つの方向に行きすぎるのではなく、何処へでも行き来できる怖いほどの自由さを感じる。稀有な人だ。

iTunesでも過去の作品を聴けるようになり、その再評価も大きくなっていくと思っていた。

昨年、韓国人の音楽家 Night Tempo のアルバム『Neo Standard』で


新曲を披露したところでもあり

これからの活動を楽しみにしていました。とても残念です。

ご冥福をお祈りします。

追記:
※中山美穂のダンサンブルな曲には上記に上げたアルバムと少し路線が違うかもしれないが

人魚姫(mermaid)[1988年]

Rosa[1991年]

がある。どちらもとてもいい。


中山美穂主演・映画「Love Letter」について


好きな音楽について



好きな映画・ドラマについて



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