特別支援学校の教員は難しい? 知的障害教育の現場から見えた「指導」と「支援」の決定的な違い
こんにちは、チームシンヤです!
「特別支援学校の教員って、難しいですよね?」
他校の先生や周囲の人から、よくこう聞かれます。知的障害の特別支援学校で働く現場教員としての私の結論としては、
「指導」はそれほど難しくない。けれど、「支援」は難しい。です。
私の1意見になるので、異論等はあると思いますが、今日は特別支援学校の教員の仕事をテーマに話していきます!
1 「指導」がそれほど難しくない理由
結論から言うと、教員免許を持っていれば、形として授業を作り、子供と関わること自体は誰にでもできます。
その最大の理由は、扱う教科内容の多くが小学校段階までの知識だからです。教員側が「知識不足で教えられない」と詰まることは基本的にありません(類型によって中学・高校内容を行う場合は、教科免の先生が担当します)。
実際、高校採用などで初任配属が突然特別支援学校になった先生方も大勢います。最初は「どう関わればいいのか」と動揺しますが、1か月も経てば普通に子供たちと打ち解け、日課を回し、授業を行っています。
「教える」というフレームワークに乗せるだけであれば、初期適応は決して難しくありません。
2 何が難しいのか?
本当に難しいのは、授業の枠組みを作ることではなく、その土台にある「個に応じた支援」です。
障害種やその特性(ASD、行動障害など)に関する知識を学ぶことは大前提です。しかし、知識を得ただけでは現場では太刀打ちできません。なぜなら、1人ひとりの個性や特徴、育ちの背景はまったく異なるからです。
例えば「同じ障害名・同じIQ」の生徒が2人いたとしても、響く言葉かけ、パニックのトリガー、安心できる環境設定は100人いれば100通り存在します。
特別支援教育のシビアさは、「児童生徒の実態」と「手立て」がミリ単位でぴったり合わなければ、支援としての効果を一切発揮しないという点にあります。平均値に向けた一斉指導が通用しない世界だからこそ、行動の背景を読み解く深いアセスメント力が求められます。
働きながら学び続けるということ
「教えること」のハードルは決して高くありません!しかし、目の前の子供の実態を正しく捉え、その子だけに合った「支援」を組み立てるには、絶え間ない観察と試行錯誤が必要です。
マニュアル通りにはいかないからこそ、働きながら学び続けることの大変さがあり、同時にそれこそが特別支援学校の教員としての一番のやりがいなのだと感じています!
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