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朝30分で「今日もできた」をつくる|低学年の家庭学習を続けてわかったこと|第7話

第6話では、わが家が家庭学習の時間を朝に置いた理由について書きました。
▶前回の記事
朝30分。それが、わが家の家庭学習の土台でした|第6話|低学年戦略

共働き家庭の夜は、残業や習い事、その日の予定に左右されます。
一方、朝は、家を出る時刻が決まっています。
だからこそ、毎日の家庭学習を置く場所として、わが家には朝が合っていました。

けれど、朝30分を続けてよかったと感じるのは、
勉強時間を確保できたことだけではありません。

私にとって大きかったのは、朝のうちに、
「今日も一つできた」
と思えたことでした。

朝は、終わりの時刻が決まっています

夜の勉強は、始める時刻も終わる時刻も曖昧になりがちです。
夕飯のあとにやろう。
お風呂の前にやろう。
少し休んでから始めよう。
そうしているうちに、時間はどんどん後ろへ延びていきます。

けれど、朝は違います。

学校へ行く時刻は変えられません。
始めるのを遅らせても、終わりの時刻が後ろへ延びるわけではありません。
残り時間が短くなるだけです。

だから子どもも、朝は比較的さっさと取り組んでいました。
のんびりしていると、自分の時間がなくなる。
朝ごはんの時間も、家を出る時刻も近づいてくる。
親が長く説得しなくても、時間そのものが区切りをつくってくれました。

短いからこそ、集中できました

朝30分は、長い時間ではありません。
けれど、終わりが見えている30分でした。
いつ終わるか分からない勉強ではなく、
ここまでやれば終わる
と分かる時間です。
子どもにとっても、その方が取りかかりやすかったのだと思います。

もちろん、毎日同じように集中できたわけではありません。
声をかける日もありました。
思ったように進まない日もありました。
ご褒美を用意して、少し楽しみをつくることもありました。

それでも、朝には出発時刻という締め切りがあります。
短い時間の中で、できるところまで進める。
その繰り返しが、わが家の家庭学習になっていきました。

親にとっても、大きな安心でした

朝30分を終えると、私の気持ちも少し軽くなりました。
仕事が長引いても。
夕方に習い事があっても。
夜が慌ただしくなっても。
その日の家庭学習が、何もできないまま終わることはありません。

朝のうちに、一つ終えている。
完璧ではなくても、
一応、今日もできた。
そう思えることは、私にとって大きな安心でした。

夜までずっと、
「今日は、まだ勉強していない」
「帰ったらやらせなければ」
と抱えていなくて済みます。
親に余裕がなくなれば、子どもへの声かけも強くなります。
早くやって。
まだ終わっていないの。
昨日もできなかったでしょう。
そんな言葉を減らすためにも、
朝のうちに一つ終えておくことには意味がありました。

朝30分は、子どものためだけではなく、親の気持ちを整える時間でもあったのだと思います。

「毎日必ず」ではありませんでした

もちろん、どんな日でも必ず朝30分を守ったわけではありません。
旅行中は休みました。
学校行事などで家を出る時刻が変わる日は、朝の流れも変えました。
生活に合わない日にまで、形だけを守る必要はないと思っていたからです。

大切にしたのは、一日も休まないことではありません。
普段の生活に戻ったときに、またいつもの朝へ戻れることでした。
できない日があっても、やめたことにはしない。
次の日には、またダイニングテーブルに座る。
それくらいの柔らかさがあったから、中学受験が終わるまで続けられたのだと思います。

朝30分で積み重なったもの

朝30分を続けたからといって、子どもが急に自分から勉強するようになったわけではありません。
何も言わなくても完璧に取り組む子になったわけでもありません。
それでも、少しずつ積み重なっていったものはありました。

基礎的な学力。
勉強への抵抗の少なさ。
毎日の生活リズム。
短い時間でも、繰り返せば前へ進めるという経験。

一日30分だけを見れば、小さな時間です。
けれど、朝のうちに「今日もできた」をつくる。
それを何度も繰り返したことには、大きな意味がありました。
朝30分は、たくさん勉強するための時間ではありませんでした。
子どもにも親にも、
今日も一つ積み重ねられた
という感覚を残す時間でした。
そして、その小さな積み重ねが、低学年の家庭学習を支えてくれたのだと思います。

次は、公文を選んだ理由へ

わが家の朝30分学習で、中心に置いていたのは公文でした。
ただ、約3年間続けて分かったのは、公文の価値はプリントの内容だけではなかったということです。

教材選びや進度の判断、採点ややり直しを、家庭だけで抱えなくてよい。
その仕組みに、わが家は月謝を払っていました。

▶「焦らない中学受験」をつくった7つの話

早く始めた家庭が勝つわけではありません。
大切なのは、わが家に必要なものを選び、「何をしないか」も決めること。
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低学年戦略|焦らない中学受験 読んでもらえたこと、とてもうれしいです😊 これからも、わが家の経験を少しずつ残していきます。