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最近の若者は凄い。

            42歳 男性 黒ダルマ

私は地方の居酒屋で店長をしています。

地方ではそれなりに栄えている場所にあることもあって、お客さんは20代くらいの若い方が多いお店です。

アルバイトも10代、20代が中心。

そんな職場に、最近、大学1年生の男の子が入ってきました。

まだ入ったばかりなので、当然仕事には慣れていません。

注文を取るのも、料理を運ぶのも、最初はてんやわんや。

まあ、これは仕方ありません。

「最初は誰だってそんなもんだよ。」

そう思いながら見ていました。

そして、ある週末。

その日は、とにかく忙しかった。

店内は満席。

料理も次々に出る。

洗い場には食器が山積み。

新人の彼も、かなり大変そうでした。

そこで私は、

👱‍♂️「とりあえず洗い物お願いできる?」

と彼に頼みました。

まだ仕事に慣れていないとはいえ、洗い物ならできるだろうと思ったからです。

彼も、

🙍‍♂️「分かりました。」
 
と返事をして、洗い場へ。

私はそのままホールの仕事に戻りました。

それから約20分。

少し落ち着いたタイミングで、

「新人、大丈夫かな?」

と思い、洗い場を見に行きました。

すると――

いない。

「あれ?」

さっきまでいたはずなのに。

洗い場を見てもいない。

店内を探してもいない。

その日に出勤していた他のバイトの子たちに、

👱‍♂️「○○くん、どこ行った?」

と聞いても、

「分かりません……。」

とのこと。

いや、

どこ行ったんだ?

まさか休憩?

いや、何も言わずに?

その後も待っていましたが――

その日、彼は一度も姿を現しませんでした。

電話をかけても出ない。

メッセージを送っても反応なし。

さすがに心配になりました。

「何かあったんじゃないか?」

そんなことまで考えてしまいます。

そして後日、彼の安否を確認するため、履歴書に記載されていた連絡先などをもとに自宅へ確認に行くことにしました。

インターホンを押すと――

本人が出てきました。

👱‍♂️「どうした?」

私はできるだけ優しく聞きました。

すると彼は、悪びれる様子もなく一言。

🙍‍♂️「忙しかったので、辞めます。」

…………。

私は一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。

「忙しかったので、辞めます。」

つまり、

忙しかったから、そのまま消えた。

らしい。

いやいや。

せめて、

「辞めたいです。」

くらい連絡してくれ。

こっちは、

「事故にでも遭ったんじゃないか」

「何かあったんじゃないか」


と心配していたんです。

それなのに本人は、

「忙しかったので、辞めます。」

この一言。

その瞬間、心の中では、

「マジでこいつ、舐めとんのか……。」

と思いました。

もちろん、仕事が大変で辞めること自体は悪いことではありません。

合う、合わないもあります。

大学1年生なら、まだ働き始めたばかりです。

でも、

突然いなくなる。



連絡もつかない。



心配して確認したら「忙しかったので辞めます」。

この流れには、さすがに店長としても驚きました。

昔だったら、

「最近の若者は……。」

なんて言われそうな話です。

でも、もしかすると今の若者は、

「嫌なものを無理して続けない」

という意味では、昔よりずっと潔いのかもしれません。

……いや、

せめて連絡はしよう。笑

それにしても、

入って数回のアルバイトで、

「忙しかったので辞めます。」

と言って去っていった彼。

今頃どこで何をしているのでしょうか。

もしかすると、今も元気に別のバイトをしているのかもしれません。

そう考えると――

日本の未来は、意外と明るいのかもしれませんね。笑


今回は42歳 男性 黒ダルマさんのエピソードを投稿させていただきました。


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