セルフケアをやりすぎて、身体が分からなくなった人へ
―「何をするか」ではなく、「いつ減らすか」を決める身体の判断軸―
「腰が痛いから、ストレッチを始めました」
「膝が痛いので、筋トレをしています」
「肩こりがあるので、毎日ほぐしています」
「YouTubeで見つけた体操を、いくつも試しています」
身体のことで困ったとき、
多くの人はまず、
「何をすれば良くなるんだろう?」
と考えます。
だから、
ストレッチを探す。
運動を探す。
マッサージをする。
整体を探す。
病院の情報を見る。
SNSを見る。
また別の方法を試す。
一つ増えて、
また一つ増えて。
気がつくと、
身体のためにやっていることが、
たくさんになっています。
でも、
ここで一度だけ、
立ち止まって考えてほしいことがあります。
あなたは、本当に「やること」が足りないのでしょうか?
臨床で患者さんと話していると、
「何をすればいいか分からない」
と言う人の中に、
実は、
やることが多すぎる人
がいます。
朝起きたら身体を確認する。
痛いところを触る。
ストレッチする。
運動する。
姿勢を確認する。
歩き方を意識する。
痛みが減ったか確認する。
ネットで調べる。
翌朝また確認する。
そして、
「昨日より少し痛い」
となると、
「何かやり方が間違っているのかな?」
と、さらに方法を探す。
こうして、
身体を良くするために始めたことが、
いつの間にか、
身体を監視する生活
になっていきます。
「良くするためにやっていること」が、負担になることがある
もちろん、
運動も、
ストレッチも、
マッサージも、
身体にとって大切なことがあります。
問題は、
それらが「良いか悪いか」ではありません。
大切なのは、
「今の自分にとって、それは必要なのか?」
ということです。
同じストレッチでも、
調子が良い日に行うのと、
疲れ切っている日に行うのでは、
意味が変わることがあります。
同じ運動でも、
少し身体を動かしたい日に行うのと、
「やらないと悪くなる」
という恐怖から行うのでは、
意味が違います。
だから、
「これは身体に良いですか?」
だけでは、
判断できないことがあります。
このnoteで考えたいのは「正しい方法」ではありません
このnoteでは、
新しい運動方法をたくさん紹介することはしません。
むしろ、
減らします。
考えることを。
やることを。
調べることを。
身体を確認する回数を。
なぜなら、
身体について迷っているとき、
必要なのは、
新しい情報ではなく、
情報を整理するための基準
だからです。
こんなことはありませんか?
・痛いけれど、動いた方がいい気がする
・休むと身体が弱くなりそうで怖い
・運動した方がいいと言われたから続けている
・でも、運動した翌日に調子が悪い
・ストレッチをすると一時的に楽になる
・だから、毎日何度もストレッチしている
・痛いところを何度も触ってしまう
・SNSを見るたびに新しい方法を試してしまう
・「これをやらないと悪くなる」と思ってしまう
・良くなった日があると、さらに頑張ってしまう
・少し悪くなると、「全部やり方が間違っていた」と思う
もし一つでも当てはまるなら、
あなたに必要なのは、
もう一つのセルフケアではないかもしれません。
「いつまでやるのか」
を決めるための基準かもしれません。
ここまで読んで、
「もしかすると、自分は身体のためにやりすぎているのかもしれない」
そう感じた方もいるかもしれません。
でも、ここで新しい方法を一つ増やしても、
また「これは続けていいのか?」と迷ってしまうかもしれません。
大切なのは、
何をするかを増やすことではなく、
今の自分に必要かどうかを判断できること。
ここからは、そのための具体的な判断軸を整理していきます。
「続ける」
「減らす・調整する」
「休む」
この3つの選択肢から、
その日の自分に合ったものを考える。
そして、やった後の反応を見て、
必要ならまた変える。
ここから先は、身体について迷ったときに実際に使える形にしていきます。
「自分の場合は、続ける?減らす?休む?」
を考えるための具体的なチェックと判断軸をまとめます。
読んで終わるためではなく、
身体のことで迷ったときに、何度でも開いて使えるように。

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