未来を想起させる仕事
ホームページを更新したのは何年前だろう…
あなたの会社の名前を検索した人が、ホームページを開く。いちばん新しいお知らせが、2010年で止まっている。
その瞬間に相手の頭へ浮かぶのは、たいていいい想像ではありません。
でも社長本人は、そのページを何年も更新できずにいる。
こんにちは。
No.3代行事業をしている、複業CEOのウエツです。
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「普通の人生」に疑問を感じ、転職やパラレルワークで「普通」をぶっ壊しにいったら、気付けば10社で複業していました。
生き方は何通りもあっていい。
あなたの「普通」も、ちょっと揺さぶれたら嬉しいです。
元ネタはこちら⏬
40代になっても自分の人生に課題を感じまくりのウエツです。
(伸びしろがあると信じている)
ボクの仕事はNo.3代行事業です。会社のNo.3を代行します、というもの。経営者の伴走型支援なので、手となり足となり、口となり頭脳となる。そんな立ち位置で動いています。
経営者が進めたいのに進められないもの。アイゼンハワーのマトリクスでいう第二領域、重要だけれど緊急ではないことです。

「何年か先にはこうなっていたい」という理想はあるのに、そこへ一歩も進めていない。そういう仕事がどの会社にも転がっています。
ボクはよく、こう説明します。
会社には課題があって、一つ解決するとまた別の課題が出てくる。その中でボクが手伝えるものを前に進めておいて、最後の決断は経営者がする。間違ってはいません。ただ、実際に「この課題がなくなったらいいですよね」と言っても、あまり響かないんです。なくなった方がいいに決まっている。改善した方がいいに決まっている。決まっているのに、人は動きません。
🟢 止まったままのホームページ
分かりやすい例がホームページです。
一時期、どの会社もこぞってホームページを持ちました。作るのが流行った。ところがそこから、一度も更新していない会社がめちゃくちゃ多いんです。更新したい気持ちはある。あるのに、できない。なぜなら緊急性を感じないから。今日の目の前の仕事の方が、どう考えても急ぎに見えるからです。
でも、よく考えるとこれはかなり緊急なんです。経営者やスタッフが営業をかける。求人を出す。すると相手は必ず会社名で検索したり、直リンクでページに飛んできたりします。そこで止まったホームページを見て、こう思うわけです。あれ、この会社ぜんぜん更新していないな。イメージがわかないな。今2026年なのに、書いてあるのは2010年ごろの話だな、と。
そこで生まれるのは、ポジティブな情報よりネガティブな情報です。「15年も更新していないなんて、よほど忙しいんだろうな」と好意的に受け取る人は、ほとんどいません。
だから、どんな形でもいいから更新しておいた方がいい。
デザイン性に凝ったホームページである必要はありません。今ならNotionでもいいし、ランディングページ1枚でもいい。社長がブログを書いてもいい。形は何でもよくて、大事なのは、そこがアクティブであること。動いている気配があること。ボクは昔からそう思っています。
とはいえ、更新する人がいない、広報担当なんていない、という声が返ってきます。それはその通りなんです。みんな今日の仕事、目の前の緊急の仕事を抱えている。その状態で未来のための仕事に手を伸ばすのは、なかなか難しい。だからボクがそこを引き受ける。No.3代行というのは、要はそういう仕事です。
🔴 人が動くのは未来が見えたとき
ここが今日いちばん言いたいところです。
課題を解決しましょう、と訴えるだけでは人は動かない。じゃあ何が人を動かすのか。
ボクは「未来を想起させること」だと思っています。
さっきのホームページの例に戻ります。もし新しいページになっていたら。
あのお客さんに声をかけたとき、「じゃあこういう仕事も頼めるかな」と言ってもらえたかもしれない。新しい出会いの場で「この間ホームページ見たよ」と言われたとき、更新しておいてよかったと思えたかもしれない。逆もあります。社内のシステムがアナログのままで、それを変えたいのに変えられていない。そこへ、デジタル化に前向きな会社だと共感して入りたい人が現れる。ところが入る前に中を覗いたら、実際はアナログだった。その人にとっては、それがマイナスの一票になる。
課題に直面してから取りかかるのでは、正直ちょっと遅いんです。ぶつかって気づくこともある。でも本当は、良くなった未来の方を先に見せておく。そっちの方がずっと効きます。
これはボクが、㈱アマダという工作機械のメーカーで働いていた頃も同じでした。
この機械を導入したら、こうなりますよ。これだけコストを削減できますよ。人を増やさなくても、これだけ生産性が上がりますよ。精度もこう変わりますよ。数字も添えて、そういう未来を相手の頭に描いてもらう。うまくいくときは、いつもそうやっていました。
逆に流れが良くないときを振り返ると、「この機械を入れてほしい」が目的になってしまっていたんです。設備してもらうこと自体がゴールになる。それでは相手は動かない。機械を入れて、そのあとに起こる未来。それをイメージしてもらえるかどうか。売れるかどうかは、そこで決まっていました。
🟠 AIもスニーカーも同じ
AI Dreamers Productionでやっていることも、根っこは同じです。
AIを使ったらこうなるんじゃないか、という未来をボクら自身が想像しながら使う。そして実際にそうなった未来を見たから、他の人にも「使ったらこうなりますよ」と話せる。順番はいつもこれです。ちょうど先日でナンバリングのセミナーが100回目を迎えるんですが、3年間つづけてきて、伝えたい軸はここからぶれていません。
考えてみれば、日常の買い物も全部これなんです。
何かを食べるとき、これを食べたらこうなるだろうなと思う。サービスを受けるとき、これを入れたらこう変わるだろうなと思う。靴を買うときも、これを履いたらあのパンツに合うだろうな、この色ならあのTシャツを着たいな、と未来を思い描いている。買う前に未来を想起する場面が、必ずどこかにあるんです。
🟤 ワクワクはちょっと先にある
未来を想起させるというのは、仕事だけの話ではありません。
昨日の記事で、世界のネガティブと自分のネガティブは別ものだ、という話をしました。
世界がどれだけ暗いニュースで埋まっていても、自分の未来にだけは小さな希望を置いていい。その続きにあるのが、今日の話だと思っています。
1年後、2年後。もっと短い期間でもかまいません。ちょっと先に、楽しいことや、刺激になりそうなことが待っている。それだけで人はワクワクします。楽しいという感情と、少しのドキドキ。新しいことをやる、知らない場所へ行く。そこにはリスクもあるからドキドキもするんですが、そのワクワクとドキドキこそが、「楽しい」の正体なんじゃないかとボクは思っています。
だとしたら、仕事で相手に未来を想起させるというのは、その人のワクワクのスイッチを、こちらから押しにいくことです。課題をなくす話より、ずっと血が通っている気がします。
未来を想起してもらうこと。
これが仕事につながる、とボクは考えています。だからもし今、仕事に詰まっているとか、新しい仕事がなかなか取れないという人がいたら、この一点を頭の隅に置いてみてほしいんです。
偉そうに書いていますが、ボクもたまに忘れます。このサービスを使ってもらわなきゃ、これを買ってもらわなきゃ。そうやって、相手に何かをさせることが目的になってしまう瞬間がある。そうなったときは、だいたい流れが悪い。
課題をなくす話ではなく、良くなった未来を先に見せる。難しいことは分かっています。でも、そこを意識していれば道は開ける。ボクも諦めずにやっているので、よければ一緒に、未来を想起させる仕事をやっていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も楽しむためにやるかめっちゃやるか。
選択はあなた次第。
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「経営の"進まない"を"進む"に変える」No.3代行をしています。
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