第2回 「あなたには絵の才能があります!」という返事がきた!!
28歳営業マン 未経験だけどデザイナーになる!!!
62歳、デザイン会社経営。
28歳未経験からグラフィックデザイナーになった僕の話です。
【第1回はこちら】
そんな悶々としていた26歳くらいのある日、なんかの雑誌の中面にこんなハガキを見つけた。

それが【講談社フェーマススクールズ】という通信教育のハガキでした!(この出会いが後に3rd impact! と呼ばれる)。
「あなたの絵の才能をたしかめるチャンス」というキャッチコピーがあり、ハガキ上で簡単なテストを受けて送ると返事が来る、というものでした。
グラフィックデザイナーになりたいけど、当時どうしていいか分からなかった僕にとって、そのハガキはグラフィックデザイナーにつながる微かな光に見えたのです。
2枚の絵があって「犬の位置はどちらがいいでしょう?」とか「このイラストを模写してください」みたいな簡単なテストに答えて、なんか自由課題(なんだったか忘れた・・・)と一緒に送ると、すぐ「あなたは絵の才能があります!ぜひ受講しましょう!」みたいな返事と資料が来ました。
今思えばハガキ送った人には、受講させるために応募した全員に似たような返事を送っていたと思うけど、単純な僕は「やはり、僕には絵の才能があるんだ!!!」と舞い上がってしまい、そして「学校に行けない僕にはここで勉強するしかない!!!」と速攻で、受講を申し込んでしまったのです!!!(この、思い立ったらあまり考えずにすぐ行動してしまう、というのは今もそうですが・・・) 。
すっかり忘れてしまいましたが受講料はかなり高額だった記憶があります。確かな金額は覚えていないけど、100万円前後だったような・・・。当時の僕にとっては、決して気軽に払える金額ではありませんでした。どうやってお金を工面したのか、当時実家暮らしだった自分が全部出したのか? お父さんが少し出してくれたのか? そこは忘れてしまいましたが、そこから通信講座で絵の勉強をするという日々がスタートしたのでした!!
まず「特選画材セット」というのが送られてきました。中身は
・アーチスト透明水彩絵具 24色セット
・アーチスト・ガッシュ(不透明水彩) 18色 セット
・色鉛筆・パステル
・KFSオリジナルの12色パステルセット
・「画材ハンドブック」「美術用語ハンドブック」などなど他にもなんか沢山あったような・・・
さすが高額コースです!!
進め方は、毎回教科書の課題に合わせ作品をつくり、それを郵送します。
提出した作品は、担当の先生が、作品の上に重ねたトレーシングペーパー(または作品自体)に赤ペンや白の絵の具で細かく「ここに影を入れる」「線の強弱をつける」などと具体的な修正を描き込んで送り返してくれます。
土日に課題を作り、送り、添削してもらう というのを約2年くらい続けたでしょうか?
以下その時の課題の一部です。
提出したものが上、添削で赤字を入れていただいたものが下です。
僕のデザイナーの原点となった作品たちは、今も大切に取ってあります。






今、こうして34年ぶりに添削を見ると、単に絵の描き方を教わっていたわけではなかったんですね。
文字の大きさやメリハリ、レイアウト、配色、形の整理など、今の僕が毎日のように仕事で使っているグラフィックデザインの基本を、この頃すでに教えてもらっていたんだな、と改めて思います。
そして、上記のような課題を作り続けて約2年。勿論、営業の仕事も頑張りながら僕は28歳になっていました。課題がほぼ終わりに近づいた頃、これからどうすればグラフィックデザイナーになれるのか相談したくて、思い切って講談社フェーマススクールズに直接行ってみたのです!!!!
「先生、僕、グラフィックデザイナーになりたいんです!!!!!」
そこで先生から言われたのは、僕がまったく予想していなかった言葉でした!!!
(第3回 28歳ではもう遅い、と言われた!!!! へつづく・・・)
