見出し画像

仕事のインパクトとは何か——組織の看板が外れた時に残るもの

はじめに

Googleのプロジェクト・アリストテレスにおける最後の要素は、「Impact(仕事のインパクト)」です。

自分の仕事が組織や周囲に良い影響を与えていると感じられること。

それが高い成果を上げるチームに共通する特徴の一つだとされています。

私自身、この要素は前回取り上げた「仕事の意味(Meaning)」と深くつながっているように感じています。

しかし、その違いを一言で表現するなら、

仕事の意味が

「なぜその仕事をするのか」

だとすれば、

仕事のインパクトは

「その仕事によって何を残したのか」

なのかもしれません。

なぜ、同じ仕事でも結果が変わるのか

私は長くカスタマーサービスの現場に携わってきました。

その中で感じていたことがあります。

同じ役割を担当していても、見えている世界が違うということです。

与えられた業務をこなすことだけを目的にしている人もいる。

一方で、

「自分ならどう価値を加えられるだろう」

と考える人もいる。

その違いは、時間が経つほど大きくなります。

後者の人は、自分なりの色を仕事に加えようとします。

だから気づきが増える。

工夫が生まれる。

顧客への対応も変わる。

結果として、その人ならではの価値が生まれていきます。

私は、それこそが仕事のインパクトなのではないかと思っています。

組織の中で成果を出すことは大切です。

しかし、それ以上に大切なのは、自分が関わったことで何かが少しでも良くなったと言えることなのかもしれません。

「看板」を外したあとに問われるもの

そして今、起業という挑戦を通して、私は改めて考えるようになりました。

会社という看板が外れた時、自分には何が残るのだろうか。

肩書きではない。

組織名でもない。

私自身は何を提供できるのか。

私の価値とは何なのか。

私の言葉。

私の考え方。

私の経験。

私の振る舞い。

最終的には、それらすべてを含めた「自分自身」が問われます。

だから私は、Impactという要素に強く惹かれます。

組織の中で価値を発揮すること。

そして組織を離れても価値を発揮できること。

その両方が大切だと思うからです。

コンサルタントとして、自分という「商品」と向き合う

私がコンサルタントとして自分自身と向き合う中で感じたことがあります。

コンサルタントとは、自分自身がプロダクトであり、サービスそのものでもあるということです。

自らが紡ぎ出す言葉。

自らの経験から生まれる視点。

それらは自分の中からしか生まれてきません。

そして、この仕事は「何を語るか」だけではなく、「誰が語るのか」が問われる仕事でもあります。

そうしたことを考えていくうちに、一つの仮説にたどり着きました。

私がこれまで組織に対して提言してきたことは、実は個人にとっても同じように重要なのではないか。

心理的安全性。

信頼性。

構造と明確さ。

仕事の意味。

そして仕事のインパクト。

これらは組織だけのテーマではなく、一人ひとりが自分らしく働き、生きるためのテーマでもあるように思います。

「個人版WXP」へ向けて

次のフェーズでは、こうした考えを「個人版WXP」という視点から整理しながら、皆さんにお届けしていきたいと思います。

仕事のインパクトとは何か。

その問いは最終的に、

「私は何者なのか」

という問いにつながっていくのかもしれません。

もし明日、肩書きや会社名がなくなったとして、

あなたには何が残るでしょうか。

そして、その価値は誰にどのような影響を与えているでしょうか。

それこそが、私たち一人ひとりの「Impact」なのかもしれません。
#WXP
#WorkplaceExperience
#Google
#ProjectAristotle
#仕事のインパクト
#働きがい
#組織開発
#組織文化
#心理的安全性
#リーダーシップ
#人材育成
#キャリア
#コンサルティング
#起業
#自己成長

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集