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映画『バックルームズ』考察(ネタバレあり)

娘と話題の映画『バックルームズ』観てきました!!
結論、めちゃくちゃ面白かったです😳✨

さっそく考察ですが、バックルームズの黄色い空間は、現実と記憶と内面世界の境目を表していると思いました。
というか「そうそう、記憶ってこんな感じだよね」という感じ。

記憶って人によって変わりますよね。
同じ出来事があったとしても、AさんとBさんとで解釈が変わる。
ということは、記憶のしまわれ方も人によって変わるということです。

だから同じ部屋(空間)でも、クラークとメアリーによって見え方が変わったのかなと思いました。

家具の配置や物体の埋もれ方(あるいは何の物体か)、部屋のつながれ方(ドアが閉じていたり開いていたり)も連動して変わっていました。
クラークのときにはカメラが作動していて、メアリーのときはカメラが壊れて垂れ下がっていました。これも何かの暗喩ではないかと思います👀

どちらも自分のTVCMを持ってた、というのも、何気に注目すべき点だった気がします。
二人とも自分のCMを、自分の部屋で虚ろな目で見ていました。
あれは各自の「なりたい理想の自分像」をCMに反映していて、現実とは全く違うという認識から虚無な顔をしていたのではないか?と思いました。

クラークは明るくお店が繁盛しているリーダー。
メアリーは全知の精神科医。
しかし現実は、クラークの店に客はいないし、プライベートも孤独。
メアリーは子供の頃のトラウマを克服しきれていません。

2人は対比されていたのでしょうか?
男と女、医者と患者。
クラークは強い男性だけど孤独。
最後は「助けてくれ」とお願いする弱さ(素直さ)を隠していました。
メアリーは理知的な精神科医だけど、トラウマと闇を抱えています。
しかし最後には「NO」とクラークに言える強さもありました。

2人で行っていた「シュミレーション」も何かありそうです。
クラークのキッチンでのシュミレーションは、攻撃的で感情的でした。
一方、最初の部屋でのメアリーの尋問(シュミレーション)は理知的で論理的でした。
2人の性格をよく表していたと思います。

キッチンは家族が集まって食卓を囲む場所なので「家族」の象徴です。

キッチンはクラークの夢を表していたのかもしれないと思いました。
クラークは子供が欲しかった。
「家族」が欲しかった。
もしかしたら、自分の両親とも"こうありたかった"という理想や願望を表していたのかもしれません。

キッチンカウンターに立つ赤毛の女性はバーバラ(元嫁)でしたね。
頼んでもスイッチを切らない(言うことを聞かない)相手。
でも面と向かって感情を出せない(からメアリーにシュミレーションで毎回怒鳴って俺に感謝しろと言う)から、「俺が消すよ」と言っていました。
元嫁には本音を出せず、目も合わせない。
コミュニケーションを取れいなかったことを表していたのかも
しれません。

メアリーはが最後に尋問されていた部屋は、奇妙に黄色とベージュで構成されていて、青空を映す窓は「手の届かないところ」にしかありませんでした。
メアリーの子供時代も、窓は「手の届かないもの」でした。
結局、クラークもメアリーも、バックルームズの奇妙な空間から出られてないのかもしれません。

研究員が、メアリーが「私は出られるの?」って聞いた際、スッと隣のガラスを見たのも印象的でした。
まるで大勢の人たちがマジックミラーの向こうで見ていることを示唆するように。
子供の頃のメアリーも、窓の外に人がいるのに「見ること」を許されていませんでしたね。ここも子供時代とリンクしています。

メアリーの母親は、もしかしたら研究員のように「欲しい答えはもらえない相手。自分(母親)だけにフォーカスしていればいいという、自分勝手な話そうとしても通じ合えない相手」であったということを表しているのかもしれないですね。

クラークの子供時代は描かれていませんが、現在両親とも疎遠そう(孤独)なところを見ると、両親との関係性は良くなさそうです。だから、キッチンにいた男性(父親像?)を刺したり食べたり、攻撃性を見せていた(人をモノ化)のかもしれません。

このように、暗喩や伏線が散りばめられていて、映画を見終わったあとも次々考察を思いついてしまい、なかなか謎解きをしたくなる映画でした!
みなさんもぜひ見てみてください!😊
そして感想を教えてください☆


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