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瑞牆山 | 雨行からの学び

岩場とスタミナトレーニングを目的に計画した、一泊二日の瑞牆山・金峰山。
初日の瑞牆山では、11時過ぎにやむはずだった雨が、予報に反して大雨になりました。
びしょ濡れになった今回の山行から、装備、山の天気、撤退判断について、大きな学びを得ました。


一泊二日の瑞牆山・金峰山

毎月登山をしていますが、
実はそれらの山は、友達登山を除いて、“還暦槍ヶ岳”つまり来年槍ヶ岳へ登るために選んだ山です。
もちろん、純粋に「登ってみたい山」もたくさんありますので、それらを組み合わせながら考えています。
前回の唐松岳は、今年の目標に設定した常念岳&蝶ヶ岳縦走プランに向けて、「高所経験」も目的としていました。
そして、7月、唐松岳の次に登った山は、岩場とスタミナトレーニングを目的にしました。
それが、

「一泊二日の瑞牆山・金峰山」

この二つの山はそれぞれ日帰りで登ったことがあります。

どちらも非常にハードだった思い出。

瑞牆山は、初めての本格的な岩場登りで、くたくたになった山です。それでも、山頂から目にした荒々しくそびえ立つ岩峰に、心が震えました。
ただ、山頂はガスに包まれ、十分な眺望を楽しめなかったことが心残りでした。

金峰山は、とにかくスタミナ的にきつく、山頂直前でかなりばててしまい、また山頂と五丈岩の間の高度感のある岩場歩きが怖かった山でした。

その後登山を重ね、自分の成長を確認したい、という思いがありました。
ということで、今回の目的の山として設定しました。

雨は11時過ぎにやむはずだった

さて、相変わらず登山前は、天気予報とにらめっこです。

ちなみに、登山用の有料天気予報は、夫婦合わせて4サイトほど登録しています。

直前の予報では、

「11時過ぎには雨がやみ、それまでは時々雨。翌日は曇り」
となっていました。

という予報

そのため、
当初、初日 金峰山、二日目 瑞牆山
と予定していたところ、

コースタイムが短い瑞牆山を初日にしました。

宿は両方の山のふもとにある瑞牆山荘です。

瑞牆山荘

瑞牆山荘を出発したときは、雨は降っていませんでした。
1時間ほど登ったところにある富士見平小屋で雨が降ってきました。

ここから瑞牆山か金峰山に分かれます。

雨は想定内だったので、レインウェアを着込み、瑞牆山へ向かいました

途中の桃太郎岩では雨がやみ、写真を撮る余裕もありました。

桃太郎岩

ところが、そのあとから雨が強くなります。

11時までの我慢だ😣

と思って登っていきます。

出てくる岩はどんどん大きくなり、

あーー、そうそう、こんな風だったっけなぁ

と思いながら登っていきます。

大きな岩が出始めました
足裏を岩にぴったりつけて登っていきます
梯子もあります

11時近くになっても雨は全然やみません。
雨の中慎重に登ります。

励みになったのは、
思ったより登山者がいたことです。

山頂近くになり、ようやく雨がやんできました。

大雨の岩場を下る

やったーー、これで雨は大丈夫だろう。

山頂 周囲はガスガス

山頂にも思ったよりたくさんの人がいました。

前回と同様、景色はガス。
休憩しようとしたところ、再び雨がぽつり

えーーーー、まじかよっ!!!
これはやばい。
もう早く降りよう。

と、休憩もそこそこに、
すぐに下山開始しました。

ところが、雨はやむどころか大雨になってきてしまいました。
岩場の間には水が川のように流れている箇所も、、、

慎重に、慎重に、降りていきます。

雨でびしょびしょでしたが、歩いている間は汗もかき、身体が熱かったため、冷たさは感じませんでした。

首に巻いた手ぬぐいも濡れていましたが、それがかえって気持ちよいくらいでした。
そのような中、通常のコースタイムの1.3倍ほどかけ、びしょびしょになって富士見平小屋に到着。

温かい食事とフリース

ようやくホッとして、ここでご飯を食べました。

温かいものが食べたいと思い、選んだのはミネストローネと黒糖チャイ。
夫は赤ワイン煮込みカレー。
そして、絶対に食べたいと思っていた鹿肉ソーセージ。

めちゃくちゃおいしかったです。

ミネストローネ
鹿肉ソーセージ3種盛り 素敵なカップに黒糖チャイ
赤ワイン煮込みビーフカレー

ところが、濡れた登山着のまま食事をしているうちに、さすがに身体が冷えてきました。
そこで、ザックに入れていた防寒用のフリースを着ました!

あーーー、やっぱりどんな時もフリース持ってないとだめだな。

事前に山の気温予報を確認したときは、今回は着る機会がないかもしれないと思っていたフリースでした。
それでも、持っていたことで、冷え始めた身体を守ることができました。
改めて、登山では「念のための装備」が大切なのだと感じました。

そう思い、
食べ終えると早々、瑞牆山荘を目指して下山。

山荘前で鹿がお出迎え

瑞牆山荘で何よりありがたかったのが、お風呂があること!!!!!
山小屋ではお風呂に入れないことも多いので、びしょ濡れになった身体には、本当にうれしかったです。

お風呂!!!

そして夕食には、なんとローストビーフ!

豪華夕食

温かいお風呂と盛りだくさんの夕食ですっかり生き返りました。

翌日の天気は大丈夫そうでしたが、大雨の中を歩いた疲労が残っていました。
明日、金峰山に登れるだろうか。
それは、明日起きてから考えよう。

雨行から得た三つの学び

このような大雨の山行になるとは夢にも思いませんでしたが
それでも大きな学びがありました。

一つ目は、装備について。

いつも着ていたレインウェアの上着は、撥水・防水性能がかなり低下し、雨が浸み込む状態になっていました。

実は機能が劣化しているのでは、とちょっと気になっていたのでした。
気になっていたのに、そのまま登山に持ってきてしまったことは今回の反省点です。

このレインウェアはもう使えない!
さらにウエストポーチもびしょびしょで、これも使えない!
帰宅したらすぐに買い換えないと!!!

ポケットなど防水対策が不十分だった場所では、隙間から雨が入り、中のものが湿ってしまいました。
荷造り方法の見直しも考えさせられました。

一方で、フリースは「念のため」に持っていたことで、冷えた身体を守れました。

役に立たなかった装備と、持っていたことで助けられた装備。

登山では、いざという時のための装備は非常に重要ですが、かといってすべて詰め込んで、荷物が自分の許容範囲を超えても意味がありません。
何を持っていくかは、なかなか判断が難しいですが、今回の山行で少し明確になりました。

そして、必要な装備を揃えるだけでなく、使い込んだ装備が、現在も十分に機能する状態なのか、事前に確認することも必要です。
また、荷物を濡らさないためのパッキングにも、工夫が必要だとわかりました。

8月の本命登山を前に、装備全体を点検する機会ができたことは、大きな収穫でした。

二つ目は、「山の天気は予報どおりにならないことがある」ということ。

冒頭に、4カ所のサイトで天気予報をチェックしていたと記載しました。
この日は、その4カ所すべての天気予報が外れました。
山荘の方も、
「今日の天気は本当に予想できなかったね。どうも、瑞牆山だけひどく降ったみたいだったよ」
と話していました。

サイトでは、山の場所ごと、1時間ごとの天気予報までだしてくれています。
それでも、難しいのだと改めてわかりました。

三つ目は、「撤退判断の難しさ」です。

「11時を過ぎれば雨はやむ」
その予報を心の支えにして登り続けました。
雨脚が強くなった時点で、一度立ち止まり、その先へ進むかどうかを改めて考える、つまり「撤退」を考える必要もあったと思います。

午前中は雨が強くなってきた時もありましたが、天気予報どおり、昼頃には一旦止んで明るくなる瞬間もありました。
更に、登山者も思ったよりたくさんいました。

そのため「撤退」という考えがそもそも浮かびませんでした。

けれど、ほかの人が登っているから大丈夫、ということではありません。
自分たちの体力や装備、目の前の状況を見て、一度立ち止まり、その先へ進むかどうかを考えることが大切なのだと、改めて感じました。
またもや天気に振られた瑞牆山。
今度こそ山頂で絶景を観るために、またチャレンジしたい!

そう思って床に就きました。

※還暦槍ヶ岳を目指す宣言の記事はこちら↓

※高所トレーニングを兼ねた唐松岳家族登山の記事はこちら↓


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