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【引き続き考えたい】「今度、公民館役員やってくれない?」に身構えてしまう、あなたと私へ。

うえまたくみです。

皆さんの地域では、地域の役員決めは、スムーズですか?
私の住んでいる地域の自治会(常会)では、
世帯数が少なくなっているため、
毎年だいたい何かの役員を引き受ける必要があり、
おおむね順々に決まっていきます。

そして、こうした地域の活動では、
「行事を継続すること」と
「上手くいかなさそうなことを、
時代に合わせて変えていくこと」のバランスって、
本当に難しいですよね。

私自身も、地域の公民館活動の
「子ども育成部」として4年間、
活動の一端に携わった経験がありますが、
最初の1年は前例をなぞり、業務に慣れるだけで精一杯でした。
2年目になって、「この内容、少し変えてみようかな」と
考えたとしても、実際に変化を起こすには
ものすごいエネルギーが必要になります。

当事者にとっては「変えない方が楽」
という側面もありますし、
誰がどのように協力してくれるか見えない中での
手探りは、結構な一大決心だったことを
今でも覚えています。

だからこそ、
「他の地域のみなさんはどうしているんだろう?」
「どうやって折り合いをつけているのかな?」
ということが、ずっと気になっていました。

そんな中、先日、市内の公民館の役員さんが
一堂に会する「公民館研究会」が開催され、
その中の一つの分科会に参加する機会をいただきました。
テーマは「社会変化に応じた(公民館)分館活動」でした。

建物ではなく「活動」がメイン

公民館と聞くと「地域のあの建物」を
イメージする方が多いかもしれません。
ですが、社会教育法における公民館とは、
建物そのものだけでなく、
地域住民のつながりや教養、健康づくりのための
「活動」そのものを指しているのだそうです。
塩尻市内を見渡しても、建物がある区もあれば、
活動する組織だけが存在する区もあるようです。

この日の研究会には全体で100名以上が参加されており、
その後に分かれての分科会では、
私が参加した会では20名が集まっていました。

地域の人口規模や、市街地か農村部かといった
環境の違いはあるものの、
そこで交わされた意見には、共通する
「現場のリアルな悩み」がありました。

現場から見えてきた3つの共通する悩み

僕が特に印象に残ったのは、次の3つの視点です。

1.行事の継続と合意形成の難しさ
「参加者が集まらない過去がある中で、
行事の取り止めを提案したいけれど、
反対されてしまう。」
「どうやって地域の合意を作ればいいのか……」
という、従来を継続すべきかどうかの悩み。

2.次世代への引き継ぎの不安
「自分の次に役員を引き受けてくれる人は見えない。
新しい内容や取り組みで負担が増えたら、
迷惑にならないだろうか」
という、次期役員への配慮と不安。

3.新たな地域課題への境界線
事例発表でもあった
「防災を題材とした公民館と区との連携」のように、
従来の公民館活動の枠に収まらないテーマが
地域社会の課題になっています。
「これは誰の仕事で、どこまで扱えばよいのか」
という境界線の悩み。

世間ではよく「地域のなり手不足」や
「前例踏襲ばかり」と言われがちですが、
現場にいる方々は
決してあきらめているわけではないんですよね。

変化に慎重な年配の方々の中にも、
「地域のつながりや文化を維持したい」という
本質的な意図がきっとあるはず。

お互いに「地域を良くしたい」という
思いがありながらも、既存の仕組みの中では、
良い落としどころ(合意)がなかなか見つからない
というもどかしさというか、深い悩みでした。

こうした悩みを孤立させず、共有し、
一緒に伴走してくれる存在が
今の地域組織の中にどれだけあるのだろうかと、
考えさせられます。

「これまで」に縛られない「柔軟さ」へ

従来の制度や役割の枠組みだけでは、
人出など資源が不足したり、
新しい課題を扱いづらくなっているのは、
皆が感じている課題なのだと思います。

一方で、公民館活動や社会教育って
「社会で起こるほとんど何でも扱える」という、
よく言えば「懐の広さ」、
悪く言えば「なんでもありのいい加減さ」もある。

だからこそ、これからの公民館活動に必要なのは、
「基本の部分として絶対守りたい部分」と
「過去のルールや境界線に縛られすぎない部分」を、
しっかり共有
することだと思います。
私の参加した分科会では、
「主なイベントの区や他団体の役割別の参加分担表」
などで視覚化している例も発表されました。

また、「今、この地域に必要なことは何か」を起点にして、
こうした従来の取り組み内容や分担を、
変更するための手続き・ルール化も必要だと感じました。

これからも、みなさんと一緒に
考えていきたいなと感じた研究会でした。

研究会からの帰りの見晴らしに、思わずパチリ

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書き手はこんなひと


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