【はじめまして】元市役所職員が、このまちの未来について発信しようと思った理由

はじめまして。うえまたくみです。
このnoteを開いてくださって、
ありがとうございます。
今日からnoteを始めようと思います。
今日は自己紹介も兼ねて、
なぜ私がこのnoteを書こうと思ったのかを
お伝えしたいと思います。


私は東京から塩尻市に移り住み、
2008年10月から2026年3月までの17年6か月、
市役所職員として地域に関わってきました。
農林課、産業政策課、企画課などを経験し、
最も長かった企画課では
総合計画の策定にも携わってきました。
 今回、市役所を離れ、一市民として
このまちにどう関わっていけるのかを考える中で、
「このまちの未来について、自分の言葉で書いてみよう」
と思うようになりました。

沖縄で生まれ、サッカーが大好きな少年でした

私は1978年、沖縄で生まれました。
子どもの頃は「ゆんたく」
つまりおしゃべりが好きな子で
「よくしゃべる子」と言われていたそうです。
小学生の頃、ユニセフ募金のチラシや
湾岸戦争のニュースをきっかけに、
世界には貧困や戦争があることを知り、
子どもなりにショックを受けました。
「自分は平和に暮らしているけれど、それは当たり前ではないんだ」
と感じていた一方で、
何もできない非力さも
どこかで気にしていたように思います。

その後、親の期待や薦めもあり中学受験をして、
愛媛県の中高一貫校へ進みました。
親元を離れましたが、
友人に恵まれ寮生活は楽しく、
中学3年生の頃にJリーグが始まり、
私の気持ちは一気にサッカーへ向かいました。
暇さえあれば
友人たちとボールを蹴っているような日々で、
勉強はしていたというより
「させられていた」という感覚の方が
近かったかもしれません。

東大、大学院、それでも頭の中はサッカー中心でした

進路や大学受験を考える中、
東京大学の教育学部に
「身体教育学コース」があることを知り、
「東大」という進路と
「サッカーが好き」という気持ちが
自分の中でようやくつながりました。
一年の浪人の後、東大理科Ⅱ類に進み、
その後、教育学部身体教育学コースへ進学。
大学院でもスポーツ科学を学び、
サッカー部や少年サッカーのコーチにも
関わっていました。

学部と大学院で東大にいたと聞くと、
いかにも真面目で一直線な人間に
見えるかもしれません。
けれど、
当時の自分はそんなに立派なものではなく、
むしろ
「できればこのままサッカーに
関わって生きていけたらいいな」と、
かなり夢見がちなモラトリアム青年だったと思います。
就職は超氷河期で苦労しましたし、まだまだ
大人になりきれていなかった感覚もあります。
妻とは大学院時代に出会い、
その後、就職を機に結婚し、
子どもを授かりました。
人生は進んでいくのに
自分の中身はまだ追いついていない。
そんな時期でもありました。

サッカー業界で働き、現実の厳しさを知りました

就職後は、サッカー好きが高じて
サッカー業界で営業の仕事をしました。
好きな世界で働けるのはうれしいことでしたが、
現実はなかなか厳しいものでした。
社会人1年目で怒られることも多く、
ミスや失敗を言い出せずに
萎縮してしまうこともありました。
駆け出しで仕事に追われ、うまく休めない。
長男が生まれても子育てに十分関われず、
自分自身も過労でうつ状態を経験しながら
歯を食いしばって過ごしていました。

この時期に、
好きなことを仕事にすることの難しさだけでなく、
人が働くこと、暮らすこと、
家族を支えることの重みを
痛感しました。
自分の理想や勢いだけでは
進めない現実があること、
またこれを叶えるには
自分自身の力量が不十分であったことを
身をもって知った時期でした。

長野への移住が、人生の大きな転機に

 その後、妻が
「自分の地元である長野県で子育てしたい」と言い、
縁あって塩尻市に移り住むことになりました。
とはいえ、当時の私にとっては
縁もゆかりもない土地です。
不安もありました。
転入手続きをした際、
妻がふと「ここで働くことになる気がする」と
言ったのですが、その直感は
あとから思うと不思議なくらい当たっていました。
その年の10月から嘱託職員として働くことになり、
翌年4月からは正規職員として
市役所に勤めることになったのです。
それまでの間は、妻の仕事の社宅に住みながら、
牛丼チェーン店でアルバイトをしつつ、
公務員試験に挑戦していました。
今振り返ると、
人生は本当にわからないものだなと思います。

市役所で17年半、地域の課題を見てきました

2008年10月から2026年3月まで、
私は17年6か月、市役所で働きました。
農林課、産業政策課、企画課などを経験し、
特に企画課は2度通算9年間所属することになり
総合計画の策定に携わり、市の歩みを
近くで感じながら過ごしてきました。
市役所で働く中で感じたのは、
社会・地域の課題は一つひとつが
バラバラに存在しているのではなく、
人口、産業・経済、教育、福祉、
地域コミュニティ、都市インフラ、
防災そして財政など、すべてが
つながっているということです。
現場で起きていることと、
数字に表れる兆しと、
制度や政策の話は、
別々ではありません。

そうしたつながりを、
少しずつ自分の中で理解していった
17年半だったように思います。
私はもともと、
広く社会課題・地域課題に
強い関心をもっていた人間では
ありませんでした。
だからこそ、この地域で暮らし、
市役所で働く中で、少しずつ見える景色が
変わっていったことを、
自分でも大きな変化だと感じています。

このまちに暮らし、このまちが好きになりました

塩尻市に来たばかりの頃は、
不安でいっぱいでした。
けれど、暮らしはじめると、
地域の人たちは分け隔てなく
受け入れてくれました。
畑をやっている人が多く、
おいしい野菜がたくさんあり、
心豊かな暮らしをしている人が多い。
そんな印象を持ちました。

交通安全協会、公民館、衛生などの
地域の役員仕事も経験し、
ご近所さんたちと知り合えていったことも、
自分にとっては大きな財産です。

私は朝の太陽が好きです。
晴れの日が多く、空気が澄んでいて、
生き物として満たされる感じがする。
この土地には、そういう気持ちよさがあります。
ぶどうやワイン、レタスを始めとした野菜、
高ボッチ高原、木曽漆器、奈良井宿。
いろんな魅力があり、生活もしやすい。
しかも、まだまだ発展できる、
そして自分も関わっていける余地が
たくさんある。
そう思っています。

私は、このまちに育ててもらった
と思っています。
だからこそ、感謝がありますし、
恩返ししたいという気持ちがあります。

私が大切にしたいのは、誠実に考えることです

自分では、楽天的で、
ウジウジするのはあまり好きではない方だと
思っています。
やらずに後悔するくらいなら、
とりあえずやってみたいタイプですし、
ときどき大胆な決断をして
周りを驚かせることもあります。

一方で、
「真面目」と言われることも多いです。
たしかにそれは、
自分でも大事にしてきた部分かもしれません。
例えば男だから女だからなど
偏った価値観に縛られたくないこと。
社会には自分の知らないものがあることを意識し、
同調や押しつけではなく、
相手を尊重し、相手の価値観を想像したい
と思っていること。
人にはそれぞれ良さや強みがあると
信じていること。
そうした感覚は、自分の土台にあります。

また、私は人と話したり、
話を聞いたりすることが好きです。
お世辞やうわべのコミュニケーションは少し苦手で、
できれば深く理解し合いたい。
課題解決も好きで、
「なぜその問題が起きているのか」という
構造や仕組みを考えることに惹かれます。
派手さはなくても
新しいことをゼロから立ち上げるような仕事にも、
面白さを感じます。

下の世代にも、
自分の成長を感じながら
未来に希望が持てる社会を残したい。
それも、私がこのまちのことを考える
大きな理由の一つです。

だから、このまちの未来について書こうと思いました

市役所職員という立場だからこそ
できることもあれば、
その立場では書きにくいこと、
伝えにくいこともあります。
市役所を離れた今だからこそ、
一市民として、
このまちの未来について考えたことを、
自分の言葉で発信してみたい
と思うようになりました。

このnoteでは、
このまちで暮らして感じてきたこと、
市役所での経験から見えてきたこと、
そしてこれからの地域の未来について、
できるだけわかりやすく、
誠実に綴っていこうと思っています。
地域愛や思い出だけでなく、
市政、財政、総合計画、まちづくりといった
少し硬いテーマにも触れていくつもりです。
ただ、難しい言葉で煙に巻いたり、
誰かをやみくもに
攻撃したりしたいわけではありません。

このまちには魅力がある。
でも課題もある。
その両方をごまかさずに見つめながら、
「じゃあ、どうしたら少しでもよくできるのか」を
一緒に考えていけたらと思っています。

おわりに

サッカーのことばかり考えていた青年が、
回り道をしながらこのまちにたどり着き、
元市役所職員として、
このまちの未来について書こうとしている。
自分でも、不思議な縁だなと思います。
でも、このまちで暮らし、
このまちに育ててもらったからこそ、
今の自分があります。
だからこそ、感謝だけで終わらせず、
考え、伝え、少しでも返していきたい。
このnoteが、
このまちのことを考える
小さなきっかけになればうれしいです。
これから、どうぞよろしくお願いします。

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続きは、こちら

こんなシリーズで書いています。


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