解決したはずなのに、なぜかモヤモヤが消えない理由
「なんでこんなに引っかかるんやろう…」
こんなふうに、
自分でもうまく説明できないモヤモヤが、心に残ることありませんか?
出来事としては解決しているはずなのに、なんとなく気持ちだけが残ってしまう——
そんなことが、最近ありました。
ある仕事の日のこと。
いつも使っていたものが新しく変わっていて、少し戸惑いながらスタートしました。
使い慣れている方を選んだものの、スムーズに動かなくて、気づけば時間だけが過ぎていく状態で…。
結局、新しい別のものを使わせてもらい、その場はなんとか乗り切ることができました。
そのあと、やるべきことを終えてその場に戻り、もう一度同じように進めようとしたのですが、そこで少し空気が変わりました。
「(新しい方を)まだ使わないでほしい」と伝えられて。
その言葉自体よりも、なんとなく感じた“トゲのある空気”に、少し心がざわっとしました。
正直、私は新しいものを使うのは、最初から少し遠慮していました。
「これ、使っていいのかな…」と。
でも、その時は他に方法もなくて、迷いながら選んだ行動でした。
だからこそ、
「私が勝手に触ったから、気を悪くさせてしまったのかもしれない」
そんなふうに、自分を責める気持ちも出てきました。
最終的には、新しいものを使ったやむを得ない事情が伝わり、その場は問題なく終わったのですが——
なぜか、心の中にはモヤっとした、少し悲しいような感覚が残っていました。
あとから振り返ってみると、私が一番引っかかっていたのは、相手の「言い方」だったのだと思います。
その言葉の奥に、少しイラッとしたような空気を感じて、胸のあたりが、
ぎゅっとするような感覚がありました。
本当は、状況的に仕方のないことだったのかもしれないし、相手にも相手の事情があったのかもしれません。
でもそのときの私は、
「新しい方を使うしかなかったこちらの事情をわかった上で、それでも使わないように言われている」
そんなふうに受け取ってしまっていました。
だからこそ、
なんだかすごく悲しくなったのだと思います。
同時に、
「ちゃんと一言聞けばよかったかな」
「勝手に使ったことで、気を悪くさせてしまったのかもしれない」
そんなふうに、自分を責める気持ちも出てきました。
でもその奥には、
「なんであんな言い方されなあかんのやろう」
そんな、うまく言葉にできない気持ちも、確かにあったのです。
後日、信頼している人に、この話をしたとき、
「対等に扱われていない感じがしたんちがう?」
と言われ、すごくしっくりきました。
たしかに私はあのとき、
「なんであんたがその新しいのを使うん?」というような空気を、どこかで感じ取っていたのだと思います。
でも同時に、別の感覚にも気づきました。
それは、その人の前で、私は少し小さくなっていたということ。
本当は、もう少し気軽に「これ使っても大丈夫ですか?」って聞けたはず。
でも、そのときの私は、相手の機嫌や反応をどこかで気にして、顔色をうかがうように、そっと様子を見ながら行動していました。
あとから振り返ると、「何が地雷になるかわからない」そんな緊張感を、
どこかで感じていたのだと思います。
そのため、必要以上に遠慮したり、自分の行動に自信が持てなかったのかもしれません。
その人には日頃から感謝している部分もたくさんある。
でも同時に、そのときの気分によって空気が変わることに、どこかで気を張っていた自分もいた。
そのことに気づいたとき、
「ああ、私、少し小さくなっていたんだな」と、思ったのです。
「私、小さくなってるな」と気づいたとき、なぜか少しクスッと笑えてしまいました。
それと同時に、胸のあたりがふっとゆるむ感覚がありました。
あんなに引っかかっていた出来事も、こうして振り返ってみると、今はとてもフラットな気持ちで受け止められています。
もしかしたらこれからも、その人の前で緊張してしまうことはあるかもしれません。
顔色をうかがってしまうことも、あると思います。
でも、そのときそのときで自分にできることを誠実にやっていればいい。
そして、もしまたモヤモヤすることがあったとしても、その気持ちをちゃんと感じてあげればいい。
そんなふうに、今は思えています。
それからもうひとつ感じたのは、誰かに話したり、言葉にして書き出したりすることの大切さでした。
頭の中だけで考えていると、同じところをぐるぐるしてしまうけれど、外に出してみることで、少しずつ整理されていく。
それだけで、こんなにも心が軽くなるんだなと、あらためて感じました。
もし今、同じようにモヤっとした気持ちを抱えている人がいたら——
その気持ちを、なかったことにしないであげてほしいなと思います。
きっとその奥には、「わかってほしい」という気持ちや、「本当はこうしたかった」という想いがあるから。
難しく考えなくてもいいんです。
ただ、「あ、私いまモヤっとしてるな」と気づいてあげる。
その気持ちを、丁寧に感じてあげる。
そして、
もし少し余裕があれば、思っていることをそのまま紙に書いてみて、
あとから「うんうん、そうやったんやね」と、やさしく読み返してみる。
それだけでも、自分の中で何かが少しずつほどけていくと思います。
毎日いろんなことがあって、ひとつひとつの感情に向き合うのは大変かもしれません。
それでも、
ほんの少しでも立ち止まって、自分の気持ちを感じてあげる時間を持つ…。
そうすれば、
抱えたままの重たい気持ちは、少しずつやわらいでいくんじゃないかなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
