見出し画像

🐜 蟻(アリ)の物語-豆知識 -Vol.2-:「アリ社会の役割分担ってどうなっているの❓」

アリたちの世界には、「みんな同じように働いているようで、実は違う」
そんな、ひそやかな秩序があります。

巣の中で働いているのは、ほとんどがメスのアリたちです。

彼女たちは生まれた瞬間から、全員が同じ仕事をするわけではありません。
時間の流れとともに、少しずつ役割が移り変わっていきます。

巣の入口近くで気配を見張るアリ。
巣の奥では、まだ光を知らない幼虫のそばに付き添うアリ。
外の世界へ出て、食べ物を探して戻ってくるアリ。

彼女たちはまとめて「働きアリ」と呼ばれますが、働き方は一様ではありません。
生まれたばかりのアリは巣の奥で幼虫の世話をし、成長するにつれて、掃除や運搬、採餌(食料集め)へと仕事が移っていきます。
巣の内側から外側へ、ゆっくり働く場所が変わっていくのです。

この仕組みは「年齢分業制」と呼ばれます。

若いほど巣の奥で。年を重ねるほど巣の外へ。
危険に近い仕事ほど、経験を積んだアリが受け持つのです。

卵を守るアリも、危険を察知するアリも、どちらが欠けても巣は成り立ちません。
それぞれが小さな世界の一部で、その絶妙な連携で、巣という社会は静かに保たれています。

そしてやがて、若いアリたちは自分が次に何をすればいいのかを、本能で感じ取るようになります。


それは、リリもきっと、どこかで感じ始めていることでしょう。

🐜 蟻(アリ)の豆知識vol.3👇

🐜 蟻(アリ)の物語
🐜 蟻(アリ)の豆知識
シリーズ一覧は、物語投稿サイトTALESこちら👇

【童話】リリとは梅の木の反対側に巣をつくった、🐜メイと子供たちの物語



いいなと思ったら応援しよう!