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恋仲の相手と同名の歌手の苗字がジャンル名の元ネタ説も!?──ノヴェレッテ

短編小説という意味だけでなく恋している相手と同じ名前の歌手の苗字がジャンル名の元ネタ説も!?
今回はそんなノヴェレッテについて解説していきたいと思います。

▶︎前回

ノヴェレッテとは

ノヴェレッテとは自由な形式で幻想的・多彩な気分の内容を持つジャンルで、シューマンが生み出したジャンルです。
元々の語源はジャンル名から想像つく通り「短編小説」だったそうです。
ただなんか歌手のクララ・ノヴェロ氏から取ったという説もあるみたいですね。

ノヴェレッテとシューマン

そしてこのノヴェレッテの生みの親であるシューマンですが、なんか当時これを生み出した時はラブレター的な意味があったらしいです。
あと本人曰く自信作だとか。
もしかしてノヴェロ氏から取った説も名前がシューマンの大好きなヴィーク家のクララ(後のクララ・シューマン)と同じ「クララ」だからか……?
ちなみに元々は作者によって文学的な表題がつけられている曲があったそうです。
気になった方は一度調べてみてはいかがでしょうか?

おすすめの曲

ノヴェレッテ第2番 / シューマン

まず最初に紹介させていただくのがこちらの曲。
なんか力強く始まってしばらくして「曲終わった……?」と思ったら穏やかな曲調の部分が始まり、そしてまた激しく力強い曲調に戻っていく……そんな感じの曲です。
なんか元々はゲーテの『西東詩集』に由来する「サラセン」と「ズライカ」という標題がついていたみたいですね。どちらかが「サラセン」でどちらかが「ズライカ」って感じですかね?
なんかまるでシューマンの評論に出てくるフロレスタンとオイゼビウスみたいな感じですね……
気になった方は一度この曲を聴いてみてはいかがでしょうか?

ノヴェレッテ第4番 / シューマン

次に紹介させていただくのがこちらの曲。
なんか無曲っぽい力強い曲調があったかと思ったら穏やかな曲調に変わり、また舞曲っぽい曲調に戻り、今度はドラマチックな曲調になり、そしてドラマチックに締められる……そんな感じの曲です。
ちなみにWikipedia曰く「ワルツを思わせる舞曲」「シューマンは『バラードのよう』と述べている」「ロンド風の構成」……ワルツなのかバラードなのかロンドなのか……

ノヴェレッテ第6番 / シューマン

次に紹介させていただくのがこちらの曲。
なんか華やかだったり穏やかな曲調もあったりする……そんな感じの曲です。
なお作者本人は「エコセーズのたぐい」と呼んでいたそうです。
ちなみにエコセーズは18世紀末から19世紀初めにかけてフランスとイングランドで流行したスコットランドのフォークダンスらしいです。
確かにこの曲もどこか舞曲っぽい……?

6つの小品op.94-2『ノヴェレッテ』/ シベリウス

最後に紹介させていただくのがこちらの曲。
モチーフが出てきてオクターブで下上とモチーフの展開されたものが出てきて、その後ヘ長調の平行調(ニ短調)から見た長調(ニ長調)で同じものが出てきて、別のモチーフが出てくるというのを繰り返す短い曲です。
最初に出てくるモチーフが出てくる前にベースの低い音が入るのですが、その音は実は右手で弾くよう楽譜ではなっているんですよね。なかなか面白いと思います。
皆さんも是非一度聴いてみてはいかがでしょうか?

最後に

あまり知られていないジャンルかもしれませんが、色々聴いてみてください。
そして、もしこの記事について感想などがありましたらコメントをいただけたらなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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