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新NISAのつみたて投資枠、ETFが9本でも買えるとは限らない話

つみたて投資枠でETFを積み立てようとして、証券会社の商品一覧にほとんど出てこないと感じたことはないだろうか。「探し方が悪いのかな」と思ってしまいがちだが、実はそもそも対象がかなり少ない。

融庁が公表している資料を確認すると、つみたて投資枠の対象商品357本のうち、ETFはわずか9本(国内3本・海外6本)。全体のたった2.5%しかない。ここまでは調べればすぐ分かる話だが、意外と見落とされがちなのが「9本の中から選べば必ず積み立てられる」わけではないという点だ。

つみたて投資枠は毎月定額を自動で買い付ける仕組みが前提になっている。一方でETFは本来「1口いくら」で取引される商品で、定額で買うには証券会社側が株式累積投資のような受け皿を用意している必要がある。この対応をしているかどうかは証券会社ごとにばらつきがあり、9本のうち自分の口座で実際に積み立てられるのは0本、ということも普通に起こる。制度上の対象になっているかどうかと、自分の証券口座で買えるかどうかは、別の話として確認したほうがよさそうだ。

なぜここまで対象が絞られているのか。信託報酬の上限が法令で決まっていて、国内投資先なら0.5%、内外・海外なら0.75%が上限になっている。実際の対象商品の平均はさらに低く、0.27〜0.34%まで下がっている。加えて「頻繁に分配金を出さない」という条件もあり、分配金を出す仕組みが多いETFはここでも通過しにくい。長期・積立・分散という制度の目的に沿った絞り込みではあるが、結果としてETFにはかなり厳しい条件になっている。

つみたて投資枠でETFにこだわる理由が特にないなら、対象348本ある投資信託を素直に使い、ETFを持ちたい場合は年間240万円まで使える成長投資枠で検討したほうが選択肢は広い。証券会社ごとの取扱商品と積立対応の状況は、口座を開く前に比較しておいたほうが手間が少なくて済みそうだ。

このあたりの制度の仕組みと、投資信託・ETFの比較表は下記のブログにまとめている。

https://side-money-labo.blogspot.com/2026/07/tsumitate-toshiwaku-etf.html


新NISAの非課税枠が「売ったらすぐ戻るわけではない」という話も、あわせてどうぞ。


つみたて投資枠でETFを検討したことがある人は、実際どこで壁にぶつかったか、コメントで教えてほしい。

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