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「落ち着こう」が効かない日、私は「ゆっくり」と言い直す


「落ち着こう」より「ゆっくり」が効いた日

昨日、私は焦っていました。


いつも読んでくださり、ありがとうございます。スキやコメント、フォロー、本当に嬉しいです。ひとつひとつ、大切に読んでいます。…今日もここに置いていきます。


「何時何分までに、ここまで終わらせたい」
そうやって時間を区切って、自分で自分を急かしていたんです。

やりたいことがある。終わらせたい。
その気持ちは本物なのに、焦りが乗った瞬間、手がちょっと雑になる。視野が狭くなる。息が浅くなる。
…なのに、止め方が分からない。

そこで私は、自分にこう言いました。

「落ち着こう」じゃなくて、
「ゆっくりやろう」。

すると不思議なくらい、気持ちが変わったんです。
本当にゆっくり動いたわけじゃない。むしろ作業は進んだ。
ただ、“焦りの運転”から降りられた感じがありました。


「落ち着こう」は、感情に命令してしまう

あとから気づいたのは、「落ち着こう」って言葉の難しさです。

「落ち着こう」って、言ってることは正しい。
でもあの言葉、実は“感情”に命令しているんですよね。

焦っているときに「落ち着こう」と言っても、
焦りはピタッとは止まらない。

しかも自分で言うと、さらに厄介で。

「今落ち着いていない自分」
「落ち着けない自分はダメ」
こんなニュアンスが混ざって、自己点検モードが起動する。
すると余計に焦りが増えることがある。

焦りって、サボりじゃなくて、脳の警報みたいなもの。
「危ないかも」「間に合わないかも」っていう“警報”が鳴っている状態なんです。

警報が鳴っているときに、気持ちだけを静かにしようとしても難しい。
それより、もっと触りやすいレバーがある。


「ゆっくり」は、行動のレバーを触れる

「ゆっくりやろう」は、感情を変えようとしていない。
“ペース”を選び直しているだけ。

だから効き目があったのかもしれません。

焦っているときって、アクセル踏みっぱなしみたいになる。
視野が狭くなって、呼吸も浅くなって、ミスも増える。

でも「ゆっくり」と言うと、ブレーキが生まれる。
ブレーキがあると、人は安心して進める。
この順番が、私には合っていました。

つまり私は、気持ちをコントロールできたんじゃなくて、
行動(ペース)の選択を取り戻せたんだと思います。

感情は“結果”で、行動は“入力”。
入力の方が、触りやすいんですよね。


ジムで気づいた「上げる」より「下げる」の話

この感覚、実は別の場面でもありました。

ジムで足が上がらなくなってきたとき。
普通なら「上げる、上げる」と思う。

でも私は、試しにこう言ってみたんです。

「下げる、下げる」

変な話ですよね。
でも「下げる」って言った瞬間、前提が変わる。

“下げる”って、もう上がっていることが前提になる。
上がっていないものは、下げられないから。

だから身体が「できてない」から始まらない。
「もうできてる」側から整えていける。
そのぶん、力みが抜ける。負担が減る。

これ、作業の「ゆっくり」と同じだと思いました。

正面から「上げろ」「落ち着け」と言うほど、
できていない感が強くなることがある。

だから一段ずらして、
前提を先に作る言葉を使う。


焦りを消すんじゃなく、運転席を取り返す

焦りって、悪者じゃない。
ちゃんとやりたい気持ちの裏側に、よく出てくる。

ただ、焦りにハンドルを握らせると、暴走する。

だから私は最近、こう考えるようになりました。

「焦りを消す」じゃなくて、
「運転席を取り返す」。

そのために有効だったのが、
感情の操作より、行動の操作でした。

落ち着かせようとするより、
ペースを選び直す。

上げようとするより、
“下げられる前提”に立つ。

もしあなたにも、焦りで手が乱れる日があるなら。
今日だけ、試してみてください。

「落ち着こう」じゃなくて、
「ゆっくりやろう」。

焦りが消えなくても大丈夫。
運転席が戻ってきたら、それだけで少し進めるから。


「焦り」に飲まれそうなとき、戻る場所が欲しい人へ——近いテーマの2本も置いておきます。



もしどこかひとつでも引っかかったら、スキだけ置いていってもらえると嬉しいです。
また読みたいと思っていただけたら、フォローもぜひ。


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