【南アルプス深南部】前黒法師山〜バラ谷ノ頭|19.8km周回・日帰りで届く静かな展望ルート
思いついたタイミングで、無理やりでも行ってよかったと思える日がある。
この日は、ずっと後回しにしていた
前黒法師山からバラ谷ノ頭のルートへ。
本来はテント泊で計画していたコース。
それを日帰りで踏み込んだ一日だった。
結果として、静かな稜線と、澄んだ空気の中で見る景色。
深南部らしさが詰まった山行になった。
はじめに
前黒法師山からバラ谷ノ頭にかけての稜線は、南アルプス深南部の中でも比較的アクセスしやすく、それでいて「深さ」を感じられるルートです。
整備された登山道から始まり、徐々に踏み跡が薄くなっていく変化。
その中でルート判断をしながら進む必要があります。
この記事では
・野鳥の森からの周回ルートの状況
・前黒法師山以降の踏み跡の実際
・バラ谷ノ頭までの難易度感と注意点
をまとめています。
深南部に一歩踏み込みたい方に、参考になる内容です。
山行概要
山名:前黒法師山・バラ谷ノ頭・麻布山・戸中山
山域:南アルプス深南部(静岡・長野県境)
日付:2019年11月30日
天候:晴れ
コース:
野鳥の森駐車場 → 三森 → 麻布山 → 戸中山 → 前黒法師山 → バラ谷ノ頭 → 往路下山
距離:19.8km
累積標高:1754m
行動時間:約6時間42分
体力度:★★★★☆(ロング日帰り経験者向け)
コース全体図

野鳥の森から入り、麻布山・戸中山を経て前黒法師山へ。
そこからさらに踏み跡の薄い稜線を進み、バラ谷ノ頭を往復するルート。
この山を選んだ理由
本来はテント泊で計画していたルートでした。
ただ、日程と天候がなかなか噛み合わず、シーズン終了も見えてきたタイミング。
「今行かないとまた先延ばしになる」と感じ、日帰りで踏み込むことにしました。
静岡の山をつなぐ中で、前黒法師山の先はずっと気になっていた区間。
その先にある景色を見ておきたい、という気持ちもありました。
コースの様子と感想
■ 登山口〜麻布山
野鳥の森駐車場からスタート。
駐車スペースは広く、アクセスも比較的良好。
序盤は整備された登山道で、杉林からスタート。
徐々に標高を上げると雰囲気の良い自然林へと変わります。
麻布山までは明瞭なルートで、迷う要素は少ない区間です。

■ 麻布山〜前黒法師山
戸中山付近で一部展望が開け、これから向かう稜線が見えてきます。
このあたりまではまだ「一般登山道寄り」の感覚。
ただし、前黒法師山に近づくにつれて踏み跡はやや薄くなります。
尾根を外さないことが重要で、方向意識が必要になってきます。

■ 前黒法師山〜バラ谷ノ頭
この区間から一気に「深南部らしさ」が出てきます。
・倒木が多い
・踏み跡が一定ではない
・尾根が広く進行方向が分かりづらい
特に前黒法師山からの下りは、踏み跡通りに歩けない場面もあり、状況判断が必要でした。
打越峠付近は尾根が広く、テープを追うよりも
「地形で進行方向を維持する」意識が重要です。
その先の笹藪は腰程度の高さ。
踏み跡はしっかりしているため、むしろルートは分かりやすい区間でした。

■ バラ谷ノ頭〜下山
バラ谷ノ頭は展望がよく、空気の澄んだ日は遠望が効きます。
この日は特に空気が澄んでおり、
普段よりも大きく見える富士山が印象的でした。

帰路は同ルートを戻りますが、
下りは踏み跡を見失いやすく、登り以上に慎重さが必要でした。
コース状況・注意点
・前黒法師山以降は踏み跡が不明瞭になる
・倒木が多く、ルート取りが一定ではない
・打越峠付近は尾根が広く方向判断が重要
・笹藪はあるが踏み跡は比較的明瞭
向いている人
・地図読みができる
・踏み跡が薄いルートに慣れている
・静かな山行を求める人
※2019年11月時点の情報です
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振り返り
タイミングを待っていたルートでしたが、
結果的には「思いついた時に行く」という判断で正解でした。
整備された登山道から、徐々に自然に戻っていくような感覚。
その変化が、このルートの一番の魅力だと思います。
また条件が合えば、
今度はテント泊で、さらに奥へとつなげてみたいと感じました。
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
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