【南アルプス深南部】中ノ尾根山|白倉尾根往復24.9km・静けさと判断が続く長い稜線
静かな稜線を歩く時間が好きです。
今回歩いたのは、南アルプス深南部の一座、
中ノ尾根山。
地図を見ているだけでも不安になるようなルートでしたが、
実際に歩いてみると「深南部らしさ」が詰まった一日でした。
はじめに
中ノ尾根山は、南アルプス深南部に位置する静かな山です。
一般登山道のような明確なルートは少なく、
踏み跡や地形を読みながら進む区間が多いのが特徴です。
今回は兵越峠から白倉尾根を往復する形で歩きました。
この記事では
・白倉尾根のルート状況
・迷いやすいポイント
・実際の体感難易度
をまとめています。
深南部の山を歩いてみたい方の参考になれば嬉しいです。
山行概要
山名:中ノ尾根山・三又山・白倉山 ほか
山域:南アルプス深南部(長野・静岡県境)
日付:2021年6月5日
天候:晴れ
コース:
兵越峠 → 朝日山 → 平森山 → 白倉山 → 笠松山 → 三又山 → 中ノ尾根山 → 往路下山
距離:24.9km
累積標高:約2,000m
行動時間:約10時間
体力度:★★★★☆(健脚向け・長時間行動)
コース全体図

兵越峠スタート、白倉尾根を往復
この山を選んだ理由
静岡の山を一つずつ歩く中で、
気づけば残りも少なくなってきました。
その中で、
ずっと気になっていたのが中ノ尾根山。
地図を見るたびに
「本当に行けるのか」と感じるルートでしたが、
条件が揃ったタイミングで歩くことにしました。
静岡の山を“線でつなぐ”中で、
外せない一座でした。
コースの様子と感想
■ 登山口〜朝日山
兵越峠からスタート。
序盤は朝日山登山口まで林道歩きです。
朝日山までは踏み跡・マークともに多く、
比較的安心して進める区間でした。
■ 朝日山〜白倉山
朝日山を過ぎると状況が変わります。
踏み跡やマークはあるものの少なくなり、
基本は「歩きやすいラインを選ぶ」判断が必要になります。
・平森山周辺:樹林帯
・白倉山周辺:笹が増える
と、徐々に深南部らしい雰囲気へ。

■ 白倉山〜三又山
このあたりから倒木が増え、
進行ペースが落ちやすくなります。
「乗り越えるか、巻くか」の判断が続き、
体力的にも消耗する区間でした。
笠松山付近では藪も出てきて、
さらに歩きにくさが増していきます。

■ 三又山〜中ノ尾根山
三又山は見た目通りの急登。
偽ピークもあり、精神的にも削られます。
その先の“ドーム状の地形”を越えると、
いよいよ中ノ尾根山が目前に現れます。
最後はひたすら直登。
古い道跡のようなものも見られましたが、
基本は地形を見て登る形でした。
山頂は広く、静かで、
この山の雰囲気を象徴するような場所でした。

■ 下山
復路も同じルートですが、
倒木帯や藪で体力を削られます。
最後の水梨山の登り返しは、
距離以上にきつく感じるポイントでした。
それでも振り返ると、
歩いてきた稜線の長さに達成感があります。

コース状況・注意点
・朝日山以降
→ 踏み跡・マークが減少
→ 地形判断が必要
・白倉山〜三又山
→ 倒木多数
→ ルート取りで体力消耗
・笠松山周辺
→ 藪あり
・三又山手前
→ 偽ピークあり
→ 精神的に削られる
・中ノ尾根山直下
→ 急登(明確な道なし)
・全体
→ 長距離+判断力が必要
→ 初心者には不向き
※2021年6月時点の情報です
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振り返り
中ノ尾根山は、
好きな人には強く刺さる山だと思います。
派手な景色が続くわけではないですが、
静けさと“自分で進む感覚”があるルートでした。
標高や距離では測れない難しさと面白さ。
静岡の山を歩く中で、
こうした山に出会えるのは大きな魅力だと感じます。
また一つ、印象に残る稜線になりました。
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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