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昼休みの15分が、午後の気持ちを変えてくれた|🧺 日常の余白

在宅勤務をしていた午前中。
振替休日だった息子が何度も、

「パパ、あそぼうよ」

と声をかけてきた。

遊んであげたい気持ちは山ほどある。
でも、仕事がある。

この“もどかしさ”は、在宅ならではのものだと思う。


お昼になって仕事がひと区切りついたとき、
温めていたご飯をさっと食べて、聞いてみた。

「キックスクーター、しにいこうか?」

その瞬間、息子の目がぱっと輝いた。

「するっ!」

そう言って、慌てて玄関に走っていき、
キックスクーターを抱えて戻ってきた。


外に出て、押しながら歩いていると、
息子はすぐに嬉しそうに走り出す。

風を切る音。
楽しそうな笑顔。
「パパ、見て!」 と何度も振り返ってくる姿が、
胸の奥にじんわり広がる。

ほんの15分の散歩だったけれど、
慌ただしい一日の途中に、
こんなやさしい時間が入りこんでくるなんて思っていなかった。


仕事の合間に見た、息子の喜ぶ顔。
その一瞬の体温だけで、
午後の自分がすこし軽くなった気がした。

「また行こうね」

そう言ってくれた息子の声が、
帰ってからもずっと胸に残っていた。


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歩幅が少しずつ変わっていく朝に|🧺 日常の余白


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🧸 ぬくうさより、そっと。

Illustration © ぬくうさ(原画:Hiro’s son)

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