しーっ、と言われた朝に気づいたこと|🧺 日常の余白
朝の道を、末っ子と幼稚園へと歩く。
パパにとっては大切な時間。
たくさん、たくさん話しかける。
「今日は何して遊ぶの?」
「もうさくら組のお友達来てるかな?」
そんな何気ない言葉をぽんぽん投げかけると、
末っ子も楽しそうに話してくれる。
けれど、幼稚園が近づいたその瞬間、
ふいに足が止まる。
「しーっ!」
こちらを向いて小さく口に指を当てる。
さらに話しかけようとすると、
「パパ静かにしてっ!」
その表情は、さっきまでの甘えん坊とは違っていた。
目元がきゅっと引き締まり、
胸のあたりに小さく力が入っている。
これが、末っ子の“幼稚園モード”なんだな。
家では見れない、小さな“お兄ちゃんの顔”。
まだ幼くても、空気を読んで自分で切り替えている姿にちょっとだけ胸が熱くなった。
園の門が見えてくると、
私から少し離れて歩いていった。
朝のたわいない時間の中に、
こんなにも静かな成長が隠れている。
少し大きく見えた、その小さな背中を
もう少しだけ見ていたかった。
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