“安定した仕事の彼”を信じた結果、全部嘘でした。第一話
あらすじ
「安定した仕事」と聞いていた彼と結婚し、専業主婦としての生活が始まり、穏やかな未来を思い描いていた。
だけど、ひとつの出来事をきっかけに少しずつ歯車が狂い始める。
気づいたときには、信じていたものはすべて嘘だった___。
第一話 再会
はじめて彼と再会した時の話。
私は20代後半で
コンビニを出ると突然声をかけられた。
「久しぶり」
懐かしさがあり、そこから彼と再び連絡をとるようになった。
お互いに近況報告をした。
彼は、「公務員になれたんだ」と言った。
それを疑う理由なんて、当時の私にはなかった。その頃の私は彼の言葉をすべて信じていた。
なぜなら、
彼の嘘はとても自然で、疑う余地なんてないくらい“普通以上”だったから。
それから私たちは再びお付き合いをする事となった____。
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彼と再会する前の話。
彼は小学校の同級生で、中学生になり初めてお付き合いをした相手だった。
私は中学生になると元気さは少しずつ落ち着き、穏やかな日々を過ごしていた。
一方で彼は運動部に所属し、周囲からは責任感があり優しいと評判だった。
「良いお父さんになりそう」そんな言葉をよくかけられるような人。
私自身も、彼といることに安心感を覚え、自然にお付き合いを続けていたが、その後、私たちは別々の高校へ進学し別れの時は自然にやって来た。
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コンビニでの再会から数年が経ち、
彼から“婚約指輪”を貰い、私たちは結婚した。
両親への結婚の挨拶では、
「僕の両親も公務員ですが、自分も公務員をやっています。」と、あまり緊張した素振りもみせずに堂々と自己紹介をしていた。
私は堂々としたそんな姿を尊敬していた。
結婚の際に彼から「無理に働かなくて大丈夫」と言われ、申し訳なさはあったが、私は“次の目標”を考えて、仕事を辞めて専業主婦となった。
毎日決まった時間に出勤して
定時に帰ってくる彼を私は毎日駅まで車で送り迎えしていた____。
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