明るくなったのは、髪だけじゃなかった。
今日、美容室に行った。
本当は、髪を明るくしてみたかった。
でも今までは、なぜかそれを言えなかった。
「こんな私が、こんな髪型をお願いしたらどう思われるかな」
そんなことを、たぶんずっと気にしていた。
今日は、
「明るい色に挑戦してみたいです」
そう、そのまま伝えた。
施術が始まってからも、
「大丈夫かな」
「明るくしすぎたかな」
そんな気持ちは出てきた。
でも、
まあ、いっか。
お願いしたんだから、任せてみようと思った。
今日行った美容室は、美容師さんがあまりたくさんお話をされない。
以前の私は、その空気が少し苦手だった。
美容室にいると、いつもどこか落ち着かなかった。
自分がいる場所じゃないような気がしていた。
でも今日は、その静けさが心地よかった。
そして、ふと思った。
今日は、私が主役なんだ。
美容師さんにどう思われるかを気にするために、ここに来たんじゃない。
私は、この髪型になりたくて来た。
私がやりたいことを伝えて、
それをできるだけ形にしようとしてくれるプロに、
私はお願いしている。
それでいいんだと思った。
シャンプーをしてもらっているときにも、気づいたことがあった。
今までの私は、
「私の頭、重たくないかな」
なんて思って、自分で必死に頭を持ち上げていた。
美容師さんが洗いやすいように。
迷惑をかけないように。
でも今日は、やめた。
頭の力を抜いて、
全部、美容師さんに預けた。
だって、お願いしていいんだもん。
私はシャンプーをしてもらう人で、
美容師さんはシャンプーをしてくれる人。
私がそこでまで頑張らなくてもよかった。
今まで、美容室で過ごす2時間、3時間がすごく苦痛だった。
早く終わらないかなと思っていた。
それが今日は、
あっという間だった。
髪は、今までよりずいぶん明るくなった。
家に帰って鏡を見ながら、
「ちょっと明るくしすぎたかなぁ」
とも思った。
でも、
まあ、いっか。
私は今日、
「こうしてみたい」ってちゃんと言えた。
人からどう見えるかより、
自分がどうしたいかを選べた。
誰かに任せていいところでは、
力を抜いて任せることもできた。
明るくなったのは、
髪だけじゃなかったのかもしれない。
🐼🤍🩶🖤
