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50代おっさん、富士登山記録①

こんにちは、ゆかいです。

 

先週公開した「富士登山、撤退する勇気 」という記事を出してから、急激にフォロワーになっていただける方が増えてビックリしています。まだ読まれてない方は是非。


前回お伝えした通り、私は今回残念ながら、八合目で引き返しました。

八合目の時点では、筋力やスタミナ面に問題なく、頂上まで行くことは可能と感じていましたが、
天候が怪しくなってきたので、「安全に降りられるか?」が心配になったためです。

登山初心者である私がムリをしてケガをすれば、
自分が痛い思いをするだけでなく、
山岳救助隊の方々にご迷惑をかけることになるし、

家で待ってくれている大事な人を困らせることが万が一にもあってはならない、
ということが最大の理由でした。

 

さて、今回は富士登山の記録をまとめたいと思います。

三島駅でシャトルバスに乗る前の買い物・トイレに関する話から、
高度順応のために五合目で待機するときの気付き等も含め、
私なりに色々気付いたことがあるので、

来年以降に富士登山に挑戦する人に向けて書きたいと思います。

 

 


 

三島駅でシャトルバスに乗る前の準備、トイレの場所も紹介

 

富士宮口の五合目にはカフェやレストランなどはありません。

これは事前にネットで調べてました。

私は、三島駅9:10発→富士宮口五合目10:55到着のバスを予約していて、
五合目に到着したら昼食を食べてから登る計画です。

ゆっくり食べながら高所順応することで、高山病対策とします。

 

バスは三島駅の南口から出発します。

駅前のファミマでパン2つと水を購入。
水は登山用に550mlのもの2本、五合目で高度順応待機中に飲む350mlのもの1本としました。

バスは便によって1.5時間から2時間。トイレはバスに乗る前に済ませておきたいですね。

でも、バスが来る南口の駅にはトイレがないんです。

駅前なのに、びっくりでしょ?

北口ならあるんですけどね。
改札を通って北口に抜けるなら3分程度でいけますが、そうでなければ、たぶん20分以上かかります。

なんと不便な。。。

前泊で三島入りされる方は、ホテルでしっかり絞り出しておきましょう。

それでももう一度トイレに行きたくなった私は、駅に向かって左側の「富士山三島東急ホテル」の建物の奥のトイレを使わせていただきました。1階にはタリーズコーヒーが入ってますので目印になると思います。

  

 

富士宮口の五合目到着

 

9:10に三島駅から出発したバスは、途中「富士サファリパーク」などに寄りつつ、11:00過ぎに五合目到着。

バスが山を登っているときは雲(霧?)の中のような感じのときもありましたが、

五合目到着時には青空!ラッキー!
オレ、持ってんなー!
(その後の天候がどうなるのか知る由もなく浮かれる58歳。)

  

五合目にはトイレと自販機の他、
売店、休憩所、「やまどうぐレンタル屋」さん、バス会社の窓口の小屋がありました。

売店はちょっと覗きましたが、商品の種類も数も多くないです。
(お値段は確認しませんでしたが、たぶん下界と比べると高いのではないかと)

食料と水は三島駅周辺で購入しておいて正解でした。

 

富士山入山後はトイレは有料になりますが、この入山前のエリアでは無料で使わせていただけます。
トイレは洋式と和式がありましたが、トビラを開けないと分からなかったと思います。
男性用の小便用便器もありましたが、こちらにはトビラがありませんでした。

下の写真の正面奥が和式、右側奥が洋式、右側手前が男性用小便器です。

富士宮口五合目のトイレ


 

外国の方は和式トイレに戸惑っている様子でした。 
行列してやっと自分の番となりトビラを開けたら、そこには和式便器が。。。

入るときに戸惑っている外国人、
用を足して出てきて、仲間に和式トイレを見せてワイワイしている外国人。

反応が様々で面白く、私は人間ウォッチをしながら高度順応のための待機をしてました。

バス到着後しばらくはトイレには行列ができていましたが、30分か1時間後位にはガラガラになってました。

我慢できるなら、トイレはそのうち空くので待ちましょう。

 

五合目での高度順応は、1.5時間待機とする計画にしてました。
(通常言われるのは1時間)

待機中、日陰に腰を下ろして、パンを食べながら、ゆっくり水を飲みました。ゆっくり飲んだ方が身体に吸収されやすいので。

結果、その日宿泊する元祖七合目に到着した時点でもトイレ不要な感じでした。

高度順応待ちで、ゆっくり水を飲んで、出発前にトイレに行くのは作戦として良かったようです。

 

 

日陰で腰を下ろせたのもとても良かったです。是非そういう場所を探しましょう。

私は、写真右側の建物の日陰に座って高度順応時間を過ごしました。

日陰で高度順応待ち

私はダイソーの4つ折りのクッションを持参しまして、この上に腰を下ろせたのは、ひっじょーに良かったです。

登山中も含めて、休憩の質が爆上がりです。

富士山に限らず登山をされる方には、このクッション、チョーおすすめです!

持って行って良かったものは、また改めて別の記事で紹介します。


  

いざ、入山


ぼーっとのんびりと高度順応していたのですが、気付けば2時間近く経ってました。(なんで?)

まぁ、宿泊するのは元祖七合目で、これから出ても余裕な計画なんで慌てることはありません。

やまどうぐレンタル屋さんで、予約していたトレッキングポールを受け取って入山口へ。

 

右側の階段を登って入山口へ

 

入山口では入山手続きが必要ですが、
私は事前にお金を払って入山証を取得していたので2次元コードを見せて通貨。

その際、ザックに取り付ける紙テープ状の入山証とカンバッジをいただきました。


12:50 五合目から登山開始

登山口でスタッフの方にお願いして写真を撮ってもらい登山開始。

少し登り始めてから、YAMAPアプリを起動するのを忘れていたのに気付き、「登山開始」タップ!


気が付くと、さっそく曇り空。
五合目に到着したときは青空が見えてたのに残念とも思いましたが、
むしろ、涼しくて、日焼けしにくくて良いかも。

 

 

六合目到着

13:19 六合目(雲海荘)到着

分かってはいましたが、五合目から六合目はあっという間でした。

全然疲れてませんが、せっかくなので、荷物を下ろし、ベンチに座って休憩。
更にせっかくなので、行動食を食べ、水を飲む。

行動食、うま!

 むしゃむしゃ行動食を食べたあと、風景とか自撮りとかしまくり。

 連れて行っていたミャクミャクも六合目の看板と記念写真。

 

ミャクミャクと六合目雲海荘


近くにいたご家族(?)連れにお願いして写真撮ってもらったり、
近くのベンチで写真を撮ろうとしていた登山客お二人に「写真撮りましょうか?」と提案して、撮ってあげたり。


おっさん、はしゃぎすぎです。

 

 

六合目出発

 

13:35 六合目出発

さあ、はしゃぐのもほどほどにして出発です。

登っていくと歩きにくい岩場が出現。

岩場は結構な高さの段差があり、足をのせるところには小石がのっていたりもします。

慎重に歩を進めるんですが、たまに小石で滑りそうになります。

段差が高くて急なところもあり、よじ登る感じになるところもあり。

 

そんな岩場を、なかなかの勢いで降りてくる若者たち。

着地するときに細かい石で足滑ってるけどおかまいなしにガンガン降りてくる。

すげー。。。


あいさつ

下山される方がすれ違う際に、「こんにちは~」「頑張ってくださ~い」と声掛けしてくれるんです。

見知らぬ人に挨拶したり、励ましの声かけをしたりする。

なんてスバラシイんでしょう。

気持ちの良い、清々しいコミュニケーションです。

 

笑顔プロジェクト稼働中のゆかいとしては、このコミュニケーションをやらない手はありません。

以降私も満面の笑みで「こんにちは~」「頑張ってくださ~い」と声かけを始めました。

なかには無反応の方もいらっしゃいましたが、気にしません。
「こんにちは~」「頑張ってくださ~い」と声かけ。

足を滑らせてコケた人には「大丈夫ですか?」
「もう足が上がらなくて」と言う人には、「休んだ方がいいですね。ムリしないでくださいね~」と声かけ。

声かけだけではありますが、優しくされると優しくしたくなりますね。

 

呼吸が苦しい。。。

 

順調に歩を進めているつもりでしたが、気が付くと、呼吸が早くなってました。

筋力や疲労の面では全然大丈夫だったのですが、
空気の薄い高山では呼吸は思っていた以上に苦しくなりました。

ここからは意識的にゆっくり深く呼吸しながら、ちょっと登っては息が苦しくなったら休憩して呼吸を整えるようにしました。

しっかり吐いてしっかり吸うようにし、20~30歩位登っては息を整える。

という感じで、かなりのスローペース。

もどかしいですが、まぁ、しゃ~ない。

今の自分に合ったペースで登る。そして登る。それだけです。

 

気が付けば、あたりが真っ白。雲の中です。さっきまで雲の上にいたのに。
そうかと思えば、15分後には視界クリアになり青空。

山の天気はすぐ変わりますね。

もちろん常識として理解してますが、
この段階でこれを体感したことが、2日目の重要な判断を左右した気がします。

 

途中、スズメ(?)を発見。


スズメ?

登山客が落とした行動食のかけらをついばんでる感じ?
人慣れしてるようで、ぴょんぴょん跳ねながら、私の足元まで寄ってきました。

かわよい。ちょっと癒されました。

 

そうこうしているうちに、新七合目の山小屋見えてきました。

あともう少し~。

 

新七合目。もう少し


 

新七合目到着

 

15:19 新七合目到着


富士宮口 新七合目:雲だらけ


荷物を下ろし、ベンチに座って休憩です。

 ちょっと疲れましたが、まだまだ余裕あり。
なんせ、途中で何度も休憩してましたから。

  

行動食:無印良品の「ドライフルーツ はっさく」

そして、行動食がうますぎて幸せ!

水もうまい!

58歳おっさん、なかなかイケてるぅ~、なんて思ってみる。

 

雲はありますが、きれいな青空が見えてます。

風も気持ちいい~。

 

 

ここでも自撮り、

そして、回りの登山客に写真をお願いして記念撮影。

ここにもミャクミャク参上!

 

富士宮口 新七合目:ミャクミャク参上!

 

 

 

 

新七合目出発

 

15:40 新七合目出発

途中で写真撮りまくり。

 

ふと気が付くと、右手の手袋がない!

探すために新七合目の山小屋まで引き返し、発見。良かった~。

気を取り直してすぐに再出発しましたが、たぶん30分位ロス。

 

その後も、写真撮るときに手袋を落とすを繰り返し。
もはやルーティーンwww

いい景色!
→手袋外す
→スマホを取り出す
→写真を撮る
→スマホを片づける
→出発しかける
→手袋がないことに気付く
→一人で「コントか!」と突っ込む

これを4ループ位やりました。。。 


 

 気が付けば、また雲の中。10m先は視界が悪い。


そして、六合目→新七合目のときよりも呼吸がしんどい。

そこで気付きました。

足場を確かめながら慎重に上る
→足場に意識が全集中
→呼吸への意識が薄れる
→呼吸が浅くなる

 

改めてしっかり吐いて吸うを意識。
それでも呼吸は苦しかったので、登るペースを落としました。

かなりモタモタですが、一人なので、自分のペースを守りやすいです。

 

のんびり登っていると再び視界が開けてきました。
一部に青空も見えてきました。
下界は完全に雲で覆われていて残念ですが、それでも雲海の上から見る景色が壮大です。

  

 

元祖七合目到着

 

17:03 元祖七合目到着(3010m)

本日宿泊する山小屋に到着~!
「お疲れさま~」と自分に声かけ。

なんとここまで頭痛なし!高山病になってない!!
これは自分の中では快挙です。

30年以上前に富士山に登ったときはヒドイ高山病になったのにです。

20代前半の自分を超えた!
すごいぞ、オレ!!


そして私、五合目から元祖七合目の山小屋まで一度もトイレに行かずにすみました。

五合目で高度順応しながらゆっくり水分を摂って、出発直前にトイレに行くのが良かったようです。

 

 

間違いなく疲れているはずですが、本日の苦行をやりきった達成感でハイになっているせいか、元気です!

(本当の苦行はこれから始まることも知らずに。。。)

 

山小屋に入り受付。夕食は17:30から。
いくつか説明を受け、自分の個室に案内されました。


個室の入口


個室の中

個室の横幅は寝袋1個分。奥行はザックと靴を置くスペースと寝袋の長さ分。
正座して座ったら、頭上スペースは20cm位の高さ。

他の個室との仕切りはカーテン。

照明はなく、ライトを付けないと真っ暗。ヘッドライトを天井にぶら下げて灯りにしました。

 想像よりもかなり狭いですが、これも面白い経験です。

 

 明日の準備。そしてついに。。。

 

自分の就寝スペースで明日の準備をしていると、いつしか呼吸が浅くなっていたようで、気が付いたら頭が痛くなり、気持ち悪くなってきました。

狭い空間なので自分の呼吸で酸素濃度が低くなっていたのかもしれません。

こりゃやばいと思い、小屋の外へ出て深呼吸。なかなか改善せず。

 

いかん。。。
高山病だ。。。

こうなると、ここまではしゃいでいた自分が滑稽にも感じてしまいます。。。

(そんな状況を、ちょっと笑いながら、気持ち悪さと戦う感じ)

 

 

 

夕食

 

気持ち悪いまま夕食の時間が近づいてきて、仕方ないので食堂へ。
実際に夕食の準備ができたのは17:45位でしたが、まだ気持ち悪いまま。


富士宮口元祖七合目:夕食のカレー

夕食はカレーを選びました。


食べれば胃に血が取られて、高山病がひどくなる。
全く食べないと、明日エネルギー切れを起こしかねない。

悩んだ結果、「様子を見ながらちょっとずつ食べる」ことに。


半分弱位まで食べてスプーンがほとんど進まなくなったとき、
山小屋のお兄さんに、「ムリして食べなくていいですよ」と言っていただき、
残すことにしました。

ごめんなさい。

 

  

明日の準備と、寝る準備と、気持ち悪さと。。。

 

頭痛薬を飲み、服を着こんで山小屋の外へでてずっと深呼吸。
気持ち悪さは少しマシになった程度。

 結構気温が下がってて、身体がかなり冷えてきたので自分の個室に戻ったのですが、
既に隣の人が寝息(いびき)を立てて寝ていました。早っ!

 

まだ、明日の準備と寝る準備ができてないし、歯も磨いてませんが、

お隣さんは既に寝ており、ヘッドライトを付けて良いものか悩み、暗闇の中で手探りで荷物を探してました。

狭くて暗いのでザックから取り出したものを分けて置くのも難しく、
スマホの待ち受け画面なら薄明りにできるのですが、片手が塞がる。

 

「明日の準備と、寝る準備と、気持ち悪さと」戦いながら、
「い~とし~さと~、せ~つな~さと~、ここぉろづよ~さと~♪」と、心の中で口ずさむ。

荷物はある程度種類別に仕分けしてましたが、こんなに狭くて暗いなら、もっとしっかり袋分けしておけば良かったです。

ビニール袋で仕分けしていたものが複数あったのですが、ビニール特有のワシャワシャ音が出て、寝ている人に迷惑かもとも思えて、

ま~、やりにくいことこの上なし!

そして、気持ち悪い。。。

 

とりあえず歯ブラシを見つけたので、山小屋の外で歯磨き。

ちなみに、富士山では歯磨き粉を使ってはいけないので、ブラッシングしては水ですすいで飲み込む方式です。

これも新鮮な体験です。

 

富士宮口 七合目の夜景①


富士宮口 七合目の夜景②

既に外は真っ暗で、地上の夜景がものすごくキレイでした。

むちゃくちゃ寒い中、とってもキレイな夜景を見ながら、歯を磨き、水ですすいでごっくんしてました。

 

山小屋の人(?)に

「ここからご来光って見えます?」と聞いたところ、

この季節だと太陽の登る位置が変わっていて、ギリギリ見える位かな、とのお答え。


明日どうするかな。。。悩みながら、再び「個室」へ。

食後1時間は寝てはいけないというのが定説ですが、
私は1時間たっても気持ち悪いまま。。。

この状態で寝てはいけない。

 

暗・狭スペースで座って時を過ごしました。

何度か居眠りしながら耐え、時計を見ると21:30頃。

 

個室に戻ってから、暗・狭空間で2時間以上座っていたようです。

修行僧みたい。

 

でも、気持ち悪さはだいぶマシになりました。

 

3:00にタイマーをセットして、耳栓をして就寝。

100均の耳栓でしたが、効果あり。

その後、寝ては目を覚ます、を繰り返し。


0:00頃(たぶん)

他の登山客が出発のための準備を開始し、目を覚ましました。
寝ようと試みながら寝袋の中で寝がえりを繰り返すが、眠れず。
時計を見ると1:00位。

あれ?気持ち悪くない!高山病克服した!?

下山も覚悟してましたが、これなら登れる。俄然やる気マンマン!

まずはゆっくり朝食をとり、着替えて出発の準備。

この山荘はとてもありがたいことに荷物を預かってくれるサービスがあります。しかも無料!
ザックを軽くできました。

 団体客が2:00に出発するらしいので、この団体に紛れて登ることにしました。

いくぜ!待ってろ山頂!!

続きは後日公開する後編でお届けします。

 

1日目の教訓

  • 山小屋に到着しても、すぐに建物に入らない。特に狭い空間は要注意。

  • 荷物は布製の袋で小分けにしておく。

  • スマホを立てかけられるようなリングを取り付けておく。

 


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