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人生を諦めない

当たり前のように朝が来て、
夜が来て眠くなって、また次の朝が来る、
そのような日々を過ごしていない人が
わたくしの生徒にはたくさんいます。

眠れなくて睡眠導入剤を飲んでも眠れない、
次の朝なんて来なくていい、自分なんていなくていい、
そんな風に思ってしまう生徒もいます。
「生きる」ということが辛い生徒も何人かいます。
なんのために自分が生きているのかわからない、という生徒もいます。

人間は死に向かって生きています。
自分で終わらせなくてもいつか終わります。
人は死ぬために生きるという矛盾の中でいきているわけです。
精神的に不安定になるとその矛盾がバランスを崩し、
消えてなくなりたくなる場合があります。
周りが悲しむとか、それでも愛してくれる人がいる、とか
そんなことはどうでもよくなります。
ただただ終わらせたい、と思ってしまう。

そのような生徒を前に、
わたくしはなんと言葉をかけていいのか分かりません。
生きていればいいことあるよ、楽しいこともあるよ、
そんな言葉は全く刺さりません。
不安定なときに決断してはだめだ、ということだけを言葉で伝え、
温かな眼差しを向け、抱きしめることしかできません。
でもその温度を伝えることが大切だと思っています。
そして心が安定すれば正しい判断ができ、倫理観が作動します。

生きてほしい
そう思うからこそ、わたくしたち大人は
生きたいと思える社会をつくらないといけません。

サッカーで日本がブラジルにはじめて勝ちました。
2点差をつけられても諦めなかった選手たちを心から称えます。
このような逆転劇は
人々に希望を与え、
立ち止まっている人にリスタートのきっかけを作ってくれます。

新しい自民党総裁もしかりです。
新しい扉を開いてくれた人の勇姿が人の心を動かします。

人生を諦めないこと
それを社会でわたしたち大人たちが見せていかなくてはなりません。





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