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「生きる力」を

ふと考えるときがあります。
わたくし達は生徒に何を教えているんだろう、と。

大学進学を目指す生徒に対し、
合格をするために必要な知識やスキルを
教えていたりしますが
実は教えていることはそのような一過性のものではないような気がします。

先日、卒業生と会いました。
「先生、私たちみたいな手のかかる子は今年いる?」と
自分たちで言ってしまう女生徒二人は今では立派な大学生です。
昨年は高校卒業も危ない、大学なんて夢のまた夢。。
不登校で通信制高校に転学したものの将来に希望を持てない生徒で
昨年の夏は受験勉強どころか前期の高校卒業単位を取ることに必死でした。
しかし、今は立派な大学生です。
「先生は出来の悪い私たちのこと優秀、優秀、って言ってくれたけど
そんなはずはないのに、認められて実はすごく嬉しかった」

彼女たちはバイタリティのある生徒で
わたくしは勉強というより大学進学のノウハウと大学に通う意味を教えただけです。
つまり彼女たちは「生きる力」があり、わたくしはその点が「優秀」だと感じたわけです。
案の定、興味のある分野でしっかりと合格し、何の問題なく大学生として毎日を送っています。

偏差値や学歴なんてものは生きる上ではそれほど重要ではありません。
名誉や勲章のようなもので、ずっと効力があるわけではありません。

わたくしは「生きる力」「生き抜く力」が一番大切だと思っています。

わたくしの元を巣立った生徒にそれがしっかり備わっていることを
知れたときがこの仕事の醍醐味です。
「先生、わたし、世界が滅亡しても生き抜くよ。そして新しい世界を創る、先生もそうでしょ。」
思わず笑ってしまいました。
「生きる力」を教えられる指導者でありたいと思っています。





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