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受験で生き方を考える

「夏を制する者は受験を制す」とは言われていますが、
それにしても厳しい暑さですね。

夏は勉強合宿に参加させていただくのですが、
自分の生徒だけではなく、合宿などで出会った生徒で
この時期に志望校変更や学部変更をする生徒が多いのも事実です。

オープンキャンパスなどに行って
同じ大学の学部変更ならまだいいのですが、
思いっきり方向転換をする生徒も毎年います。
例えば、経済学部を目指していたが、音楽大学に進路変更、など。

おおいに結構です。
むしろ素晴らしいと思います。

わたくし自身が高校3年生のとき、とりあえず進学したいとは思っていましたが、自分の将来について深く考えていなかったような気がします。
いつか家庭に入るんだろうな、と漠然と思っていたので、
とりあえず、大学出て、就職しよう、くらいでした。
しかし、今、生徒が取り組んでいる総合型選抜、公募推薦、学校推薦、
などと言われるいわゆる推薦型の入試では、将来を見越した活動を求め、
入学後の学修計画書まで書かせる大学もあります。
17歳くらいの高校生が立ち止まって自分の将来について考える、
受験うんぬんではなく素晴らしいと思います。

このような機会がないと若者は立ち止まりません。
もちろん環境も気持ちも日々変化しますから、この時期に思い描いていた未来は計画通りにはいかないでしょう。目標も夢も変わるかもしれません。

しかし、それでいいのです。
変わっていいのです。
大切なのは自分の将来について真剣に考えることです。
将来について考え、自分の生き方について考える時間を持つことは
「意図的に生きる」ことに繋がります。
「ただ生きるのではなく、意図的に生きる」
これが大切だということは大人になってからわかります。

目標がある人は、今の目標が変わっても次の目標がすぐみつかります。
というか新しい目標を次々見つけていくことで人生を豊かにしていきます。
若者が夢を持つ、目標を持つことは本当に素晴らしく、
わたくしたち大人はそれが持てる社会を創っていかなくてはいけません。

そして、夢や目標を持つということは自分の「生き方」を考えることです。10代で生き方を考えられるこの受験制度は
若者に大いなる気づきを与え、自分の生き方をプロデュースでできる人材を育てるいい機会ではないかとひそかにわたくしは期待しているのです。


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