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焦ることなかれ

この仕事をしているとわたくし自身周りとの違いを感じてしまいます。

大手塾で指導をすることもあるのですが、特にそう感じます。

塾の場合、生徒一人ひとりが商材ですので
ビジネスとしての視点が必要なのはわかります。
ただ、わたくしはビジネスと教育は同じ線上には乗せるのは
とても危険なことだと思うのです。

わたくしの担当する生徒が過去に不登校や引きこもりの経験のある生徒が多いので心がデリケートです。
学力的に優秀な生徒も多く、わたくしは以前から「日本の宝」と称しています。
この宝を活かすも潰すも教育次第なのです。

この点をビジネスに当てはめてしまうと
非常にやりにくい現象が起きてしまいます。
しばらく授業に来ないから、先生や志望校を変更しよう、とか
授業自体をストップして様子を見よう、とか、
尚早な判断が生徒を苦しめてしまうケースも多々あります。

わたくしは生徒との対話を大切にしていますので、
その生徒にとって何が大切なのか、を常に考えたいのですが、
判断を煽られるときもあり、私自身も苦しむ時があります。
いまそれを判断すべきではない、という場合がほどんどだからです。

答えや結果を焦ってはいけないのです。

成長しない生徒はいません。
その速度は人それぞれですし、そのきっかけやタイミングは計り知れません。答えや結果が明らかになるのはだいぶ後です。
大切なのは、「自分らしく生きる」ことを理解して信じてくれる人はがそばにいることです。その上に成り立つのが教育ではないでしょうか。

焦っていいことなんて世の中には一つもないと思います。





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