#065 cats / SONY α7Ⅳ 〜 人と猫とのそんな時代 〜
こんにちは。遺跡発掘と埋蔵文化財の写真を撮るというお堅いお仕事をしながら、「猫撮り」と「街撮り」を楽しんでいる、Yurihiro Yoshida です。
本日は、「人と猫」のお話です。お付き合い頂けると嬉しいです。
僕には数年間猫の姿を撮り続けてきた漁港があります。出張でその街に滞在していた時は、朝4時起きで出勤前に猫撮りをするのをルーティーンにしていました。その地でのお仕事も終わり、他の地での勤務に異動になったり、そもそも自宅からは5時間くらいかかる距離ということもあり、その漁港に行く回数は激減してしまいました。
先日、一年ぶりにその漁港へ行く機会がありました。その一年前はというと、ずっとこの漁港で猫たちのお世話をしていた方が、私財を使って何十匹という猫たちに TNR を行い、残り数匹というところでした。
その一年ぶりの漁港はというと、猫たちの姿もめっきり減り、以前のような賑やかさはなくなり、全く別な漁港のようになっていました。
今回は、そのお世話をしてくれていた方に会うことが出来なかったので、詳しいお話は聞けなかったのですが、姿が見えなくなった子たちが、家族として迎え入れられ、新しい環境での生活を送ってくれていることを願いつつ、猫たちが少なくなった光景を眺めていました。
以前の記事で、こんな事を書いています。
現在TNRが盛んに行われています。この活動が進んでいくと、将来的に野良猫の姿を街で見かけることもなくなるかもしれません。
もしそうなると、「人と猫」が関わる姿は、それぞれの家庭内でしか見ることが出来なくなり、猫と暮らしている人しか、「人と猫」が関わる姿を知ることが出来なくなるのかもしれません。
そう思うと、これもひとつの「記録写真」になり得ると、可能な限り撮り残しておきたいと思うのです。
引用元の記事を書いている時には、ほんのりともっと先の将来を想定して書いていたのですが、今回の漁港での光景と、TNR がドンドン進んでいるという現状を考えると、外猫の姿が見れなくなるのは、ホントもっと近い将来なのかもしれない、そんな気がしてくるのです。

とある漁港にたくさんの猫たちが暮らしていました。漁師さんや釣り人からはお魚を、優しい人たちからはカリカリやウエットやお水をもらい、雨風寒さをしのげるお家を作ってもらっていました。
人に優しくしてもらってる猫たちは人にも優しく、そんな猫たち会いに、その漁港にはたくさんの人が訪れました。その猫たちが人間の輪を広げ、人も猫も、この漁港では親戚家族の様に集っていました。

これは、ほんの数年前の話です。この状況が良いとか悪いとか、そんな話ではなくて、ほんの数年前はこんな時代だったのです。
時間の移り変わりや時代の流れは、我々が思っている以上に早いんだって、最近しみじみ思うようになりました。そして毎日毎日が何かしらの過渡期であって、そんな過渡期だからこそ、毎日毎日が大切なんだってことに、いまさらながら気が付いたのです。

そんな数年前に撮った画像を眺めていると、その当時はそんなことなんて考えていなかったのですが、結果的に「人と猫とのそんな時代」を撮り残していたのかもしれない、そんな気がしてくるのです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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