あいてください
3ヶ月ぶりに歯医者の定期検診に行ってきた。
前回の話はこちら。
毎日やりなさいと言われていたフロスの頻度は結局のところ週一に戻っていて、歯科衛生士にフロスの頻度を聞かれたらどう答えようかと思案していたのだけど、なぜだか今回は聞かれなかった。
というか全体的にいつもよりサクッと終わった。もしかすると忙しくていろいろ端折ったのかもしれない。特に歯の状態も悪くないようだったので、じゃあやっぱりフロスは週一でも大丈夫なのでは?と感じるのだけど、目標は毎日のままにしよう。目標はね。
さて、前々から気になっていたのだけど、私の通う歯医者では、口を開けるときに歯科衛生士から「あいてください」と言われる。担当の歯科衛生士は毎回変わるがこの言い方は同じなのでおそらくマニュアル化されているのだろう。
「あ"け"てください」ではなく「あ"い"てください」なのだ。
私に向かって指示するのならば「あけてください」が妥当だと思う。
「あいてください」というのは、どうも「口」に言っている感じがする。
まるで私の口が、私の制御下にはなく、勝手に開いたり閉じたりしているかのような状況で、イチかバチか「あいてください」と願っているのだ。
歯科衛生士が「あいてください」と言えば、運が良ければ口は開く。何度も何度も。奇跡だ。歯科衛生士は奇跡を起こし続けている。
そして私もその奇跡を目の当たりにしているのだ。だいたい目はつむっちゃうのだけど。歯医者のイスはふかふかで気持ちいいから。
べつに「あけてください」って言ってくれればあけるよ?口くらい。私だってさ。そのくらいは信用してくれてもいいと思うの。けっこう長い付き合いでしょ?毎回、担当の人は違うけどさ。
いかにひねくれている私といえども、歯科衛生士の言うことは素直に聞きますよ。もし怪しい書類にサインを求められたらサインしちゃうと思う。口あけたままマヌケな顔して。
ところで、口を閉じてほしいときには「楽にしてください」と言われるのだけど、これもちょっと引っかかる。
だって、どの状態が「楽」かなんて人によらない?
もし「俺は開けたままの方が楽なんだ!」という人がいて、開けっ放しにされたらどうするのだろう。あと本当に楽にしていいんなら、いったん家に帰らせてほしい。家でゴロゴロしたい。それか診察台の横についてるモニターでアマプラ見ていいすか。
そういえば、頑張って精一杯大きく口を開けたときに「もう少し閉じてください」って言われるとめっちゃはずい。なんかすごい張り切って口開けちゃったみたいじゃん。まったくもう、開いた口がふさがらないよ。
歯医者という場所はいつも気が休まらない。
いつか落ち着いて歯医者に行ける日は来るのだろうか。
次は、また3ヶ月後だ。
