大丈夫じゃない大丈夫の言葉を拾って
薬剤師になって、児童精神科に関わる仕事がしたい。患者さんとその家族が安心できるように、そんな仕事がしたい。
患者さんを助けたい、そう思う。
でも実は自分を救いたいのかもしれない。
わたしはわたしがして欲しかったことを患者さんにして自分を救いたい。
あのとき、誰かに気づいて欲しかった。大丈夫じゃない大丈夫の言葉を誰かに拾って欲しかった。
薬に縋って、それでも頑張って生きていたこと。
怒るんじゃなくて、
責めるんじゃなくて、
ただ、ただ助けて欲しかった。
だからわたしは薬剤師になって自分を救いたい。
患者さんにも、その家族にも一人で抱え込まないでいて欲しい。病気になった本人も、その家族も苦しいから。
児童精神科に関わる仕事がしたいのは、きっと子供の頃のわたしと重ねているから。
あの頃、わたしが欲しかった、そんな大人になりたい。
それが薬剤師に果たせるかどうかは分からない。
わたしは患者さんやその家族を救えるほど強くないかもしれない。患者さんの人生を変えるそんな人になりたいなんて傲慢かもしれない。
それでもわたしはわたしを救いたいから、患者さんを救うことでわたしを救いたいから。
いつか薬剤師になって、誰かの生きたい、助けて欲しいを支えられるように。
傲慢でも偽善でもいいじゃないか。
そのために薬物依存症絶対治してやる。
