『世の中の仕組みを見抜く目を養え』|会社を1%マシにする教訓 #002
『世の中の仕組みを見抜く目を養え』
■ 意味
目の前の出来事に一喜一憂するのではなく、それを動かしているルールや利害関係のほうに目を向けよという教え。
■ こんなとき
「真面目に働いているのに、なぜか評価されない」
「無駄だと分かっている作業なのに、誰もやめようとしない」
理不尽なルールに振り回されたとき、多くの人は「あの上司はおかしい」「この会社は遅れている」と、目の前の人や環境に対して怒りを抱く。
しかし、どれだけ不満を漏らしても、翌朝にはまた同じ光景が繰り返され、ただただ消耗してしまうシーン。
■ なぜ?
人はトラブルが起きると、つい「演じている役者(目の前の人)」の性格ややる気に原因を求めたくなる。「あの人が意地悪だから」「あの人が無能だから」と考えたほうが、直感的に分かりやすいからだ。
だが、人がどう動くかを決めているのは、本人の性格よりも「職場という舞台の裏側にある仕掛け」であることが多い。
たとえば、無駄な作業が残っているのは、それをなくすと誰かの仕事が削られてしまう仕組みになっているのかもしれない。真面目な人が評価されないのは、会社の評価ルールが「見えやすい派手な成果」にしか点数をつけない制度になっているからかもしれない。
役者は、舞台の脚本や仕掛けに従って動いているにすぎない。だからこそ、怒るべきは目の前の役者ではなく、その行動を選ばせている「見えない仕掛け」のほうなのだ。
■ どうする?
納得のいかないことが起きたら、人の感情を追うのを一度やめてみる。
「この人がこう動くことで、誰が得をして、どんなルールが守られているのか」と、舞台の裏側をそっと覗き込むように考えてみる。
仕組みが分かれば、無駄に傷つくことも、誰かを恨むこともなくなる。
理不尽をただ嘆く側から、舞台の仕掛けを静かに見破る側へ回るだけでいい。
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