あさっての方向。
| あさっての方向。 | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | 伝奇、日常、ファンタジー | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 山田J太 | ||
| 出版社 | |||
| |||
| 掲載誌 | コミックブレイドMASAMUNE | ||
| 発表号 | 2003年秋号 - 2007年夏号 | ||
| 巻数 | 全5巻 | ||
| アニメ | |||
| 原作 | 山田J太 | ||
| 監督 | 桜美かつし | ||
| シリーズ構成 | 水上清資 | ||
| 脚本 | 水上清資、浦畑達彦 | ||
| キャラクターデザイン | 伊藤郁子 | ||
| 音楽 | 光宗信吉 | ||
| アニメーション制作 | J.C.STAFF | ||
| 製作 | あさって製作委員会、TBS | ||
| 放送局 | TBSほか | ||
| 放送期間 | 2006年10月6日 - 12月22日 | ||
| 話数 | 全12話 | ||
| テンプレート - ノート | |||
| プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
| ポータル | 漫画・アニメ | ||
『あさっての方向。』(あさってのほうこう)は、山田J太による漫画作品。『コミックブレイドMASAMUNE』(マッグガーデン)2003年秋号から2007年夏号まで連載された。2006年にはテレビアニメが放送された。
あらすじ
[編集]小学6年生の少女五百川からだは、両親が他界してからは兄の尋と二人暮らしをしている。からだは尋を楽にしてあげたいと早く大人になることを夢見ていた。ところがある日突然、からだは尋の元恋人・野上椒子と年齢が入れ替わる形で大人になる。それは、からだが願いをかけた願い石の魔力なのか…?
主な登場人物
[編集]- 五百川 からだ(いおかわ からだ)
- 声 - 藤村歩
- 本作品の主人公。現在小学6年生の少女。年齢の割に小柄だが、反面家事全般をこなし、言葉遣いも敬語調と丁寧である。大人しい割に明るい性格。尋の叔母の娘。本当の兄妹ではない自分のために尋が全てを投げ打って面倒を見てくれていることに負い目を感じ、早く大人になって尋を自由にしてあげたいという願望を持っている。原作とテレビアニメ版では、幼少時代の設定に若干違いがある。
- 野上 椒子(のがみ しょうこ)
- 声 - 伊藤静
- 尋の元恋人。尋との過去を引きずり、今まで後ろ向きの人生を過ごしてきた。4年前に別れた時の経緯は原作・テレビアニメ版で共通だがその後が異なり、原作は尋の勤める研究所の同僚で微妙な関係、テレビアニメ版では偶然からだ達が住む街に引っ越してきて尋と再会する。
- 五百川 尋(いおかわ ひろ)
- 声 - 日野聡
- からだの兄。からだが生まれる前に渡米していたが、両親と叔母(母親の妹)の死をきっかけに帰国。葬式の場で叔母の一人娘であったからだと初めて出逢い、その後二人暮らしを始めた。からだは尋と叔母の間に出来た子供である可能性があるのだが、そのことを尋は調べることが出来ずにいる。
- テレビアニメ版では、職業が研究員ではなく薬局の薬剤師。全てを注いでからだを守り育てることになんの疑問も持っていないが、そのことが逆にからだにとっての気持ちの負担になっている。自分達が本当の兄妹ではないという事実を既にからだに知られていることには気付いていない。
- 網野 徹允(あみの てつまさ)
- 声 - 野村勝人
- からだの級友。からだとは逆に年齢の割に背が高いため、高校生に見られることが多く、本人曰く大学生にも間違えられるらしい。 地元の名士の家系。からだのことが好き。通称はテツだが、からだは網野君と呼ぶ。
- 網野 透子(あみの とうこ)
- 声 - 渡辺明乃
- テツの姉。原作ではショッピングモールの店長だが、テレビアニメ版では喫茶店を経営している。
- 汐崎 琴美(しおざき ことみ)
- 声 - 小清水亜美
- アニメオリジナルキャラクター。テツの幼馴染の中学生。子供になった椒子に何かと関わる。最終回である重要な役割を果たす。
- 磯貝 正
- 声 - 鈴木琢磨
- アニメオリジナルキャラクター。からだ達が物語途中で立ち寄ることになるペンションの主人。かつては教師をしており、琴美の元担任。
- 磯貝 由香
- 声 - 菊池いづみ
- アニメオリジナルキャラクター。正の妻。
書籍情報
[編集]| 巻数 | 発売日 | 初版発行日 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 1 | 2005年3月10日[1] | 2005年4月10日 | ISBN 978-4-86127-133-5 |
| 2 | 2006年3月10日[2] | 2006年4月10日 | ISBN 978-4-86127-253-0 |
| 3 | 2006年10月10日[3] | 2006年11月10日 | ISBN 978-4-86127-319-3 |
| 4 | 2007年2月10日[4] | 2007年3月10日 | ISBN 978-4-86127-368-1 |
| 5 | 2007年8月9日[5] | ISBN 978-4-86127-409-1 | |
テレビアニメ
[編集]2006年10月から12月までTBSほかで放送された。
製作
[編集]| 監督 | 桜美かつし |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水上清資 |
| キャラクターデザイン | 伊藤郁子 |
| 美術監督 | 小林七郎 |
| 色彩設計 | 店橋真弓 |
| 撮影監督 | 岩井和也 |
| 編集 | 西山茂 |
| 音楽 | 光宗信吉 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| プロデューサー |
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| アニメーションプロデューサー | 松倉友二 |
| アニメーション制作 | J.C.STAFF |
| 製作協力 | |
| 製作 |
|
構成・脚本
[編集]本作は人物の基本的な設定や関係性のみを原作から受け継いでおり、ストーリー展開や登場人物の設定については原作と異なる部分が多い。シリーズ構成を担当した水上清資は、制作にあたって最初にコミックを読んで受けた印象を尊重しながら作業を進めたと語っている[6]。また、アニメ化にあたって新たな要素を多く追加するよりも、原作の設定をよりシンプルに整理しつつ、テーマを明確にするために必要な要素を加えるという方針で臨んだと述べている[6]。水上は当初、各キャラクターの置かれた立場が複雑で感情が掴みにくく、難しい作品だと感じたと振り返っている[6]。その後、椒子の視点に立って考えることで構成が固まっていったとし、椒子を魅力的な人物として描くことを意識していたとも明かしている[6]。
キャラクターデザイン
[編集]キャラクターデザインを担当した伊藤郁子は、原作のキャラクターに対して初めて触れた際、強く描きたいという意欲を感じたと述べている[7]。一方で実際に描き始めると、キャラクターの特徴を掴むことが思いのほか難しかったと振り返っている[7]。伊藤によれば、自身が手がけた本作のキャラクターは、周囲から自分の絵の傾向としては珍しいと評されることがあるという[7]。また、実際に絵が動くことで生命力が加わり、印象がさらに変わると感じているとも述べている[7]。登場人物のからだについては、動かしてみることでより可愛らしさが増すと語っており、大きい椒子は沈んだ場面が多く笑顔になる機会が少ない一方、からだと椒子はいずれも感情を込めやすいキャラクターだと評している[7]。
映像表現
[編集]原作者の山田J太によれば、本作は台詞よりも情景で表現する場面が多いため、コンテを初めて見た際にも細かいという印象を受けたと振り返っている[8]。原作に存在した、小さい椒子がタバコを手にするシーンについては、テレビ放送上の基準によって変更が求められたことを明かしている[8]。全体的な印象としては、アニメ版は原作と比較して爽やかさが増していると語っている[8]。
音楽
[編集]音楽を担当した光宗信吉は、監督の桜美かつしから楽曲制作にあたって二つの方針を伝えられたと述べている[9]。一つは感情を直接表現するのではなく夏の張りつめた空気感を表現すること、もう一つは日本的な雰囲気にこだわる必要はないというものであったという[9]。光宗は当初、やや和風のテイストを想定していたが、この指示を受けて方針を修正したと振り返っている[9]。本作のBGMはピアノを中心としたサウンドになっており、光宗によればサウンドトラックはほぼピアノ・アルバムに近い構成になったという[9]。また光宗は、10年以上前にも「癒し系」をテーマにアニメのBGMを手がけたことがあるが、当時はその方向性が時代に合わなかったと感じていたと明かしている[9]。本作ではその路線をさらに深く押し進め、表面上は穏やかでありながら内側に鋭さを持つサウンドを目指したとし、安易な仕上がりにならないよう意識しながら、あえてその方向性を突き詰めたと語っている[9]。
キャスティング・収録
[編集]五百川からだ役を務めた藤村歩は、自身とは正反対の人物を演じることになり、当初はキャスティングの事実が信じられなかったと述べている[10]。また、本作が初めてのヒロイン役であること、さらに同一人物の子どもと大人の両面を演じ分けなければならない点に多くの課題を感じていたと語っている[10]。からだというキャラクターについては、外見は大人の女性でありながら内面は子どものままであるという点に独自の魅力があると捉えており、その魅力を演技で表現していきたいと意欲を示している[10]。
主題歌
[編集]各話リスト
[編集]| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 願い石 | 水上清資 | 桜美かつし | 高島大輔 | 伊藤郁子 | 2006年 10月6日 | |
| 2 | すれちがい | 浦畑達彦 | 大畑清隆 | 橋本敏一 | 岩倉和憲 | 長谷川眞也 | 10月13日 |
| 3 | あたらしい生活 | 水上清資 | 駒井一也 | 山田一夫 |
| 伊藤郁子 | 10月20日 |
| 4 | 信じてほしい | 浦畑達彦 | 桜美かつし | 古川政美 | 中野彰子 | 長谷川眞也 | 10月27日 |
| 5 | 帰るところ | 水上清資 | 高田耕一 | 高島大輔 | 木野下澄江 | 伊藤郁子 | 11月3日 |
| 6 | 夏の永遠 | 浦畑達彦 | 中村守 | 三木俊明 |
| 長谷川眞也 | 11月10日 |
| 7 | 二人のつかのま | 水上清資 | 橋本敏一 | 藤井昌宏 | 伊藤郁子 | 11月17日 | |
| 8 | あさっての方向 | 浦畑達彦 | 大畑清隆 | 雄谷将仁 |
| 長谷川眞也 | 11月24日 |
| 9 | みちしるべ | 水上清資 | 高田耕一 | 古川政美 | 中野彰子 | 伊藤郁子 | 12月1日 |
| 10 | 本当の名前 | 浦畑達彦 | 中村守 | 高島大輔 |
| 長谷川眞也 | 12月8日 |
| 11 | そこにある現在 | 水上清資 | 山本秀世 | 橋本敏一 |
| 伊藤郁子 | 12月15日 |
| 12 | ここにいること |
| 山田一夫 |
| 長谷川眞也 | 12月22日 |
放送局
[編集]| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [11] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年10月6日 - 12月22日 | 金曜 1:55 - 2:25(木曜深夜) | 東京放送 | 関東広域圏 | 製作局 |
| 2006年10月20日 - 2007年1月5日 | 金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜) | BS-i | 日本全域 | |
| 2006年10月21日 - 2007年1月20日 | 土曜 3:40 - 4:10(金曜深夜) | 中部日本放送 | 中京広域圏 | |
| 2006年11月26日 - 2007年2月18日 | 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 |
関連商品
[編集]DVD
[編集]| 巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2007年1月26日 | 第1話 - 第2話 | BCBA-2761 |
| 2 | 2007年2月23日 | 第3話 - 第4話 | BCBA-2762 |
| 3 | 2007年3月23日 | 第5話 - 第6話 | BCBA-2763 |
| 4 | 2007年4月25日 | 第7話 - 第8話 | BCBA-2764 |
| 5 | 2007年5月26日 | 第9話 - 第10話 | BCBA-2765 |
| 6 | 2007年6月22日 | 第11話 - 第12話 | BCBA-2766 |
CD
[編集]| 商品名 | 発売日 | 規格品番 |
|---|---|---|
| 光の季節 | 2006年10月25日 | LACM-4306 |
| スイートホームソング | 2006年11月8日 | LACM-4314 |
| 木漏れ日ダイアリー からだ編 | 2006年12月6日 | LACA-5578 |
| 木漏れ日ダイアリー 椒子編 | 2007年1月11日 | LACA-5594 |
| あさっての方向。 オリジナルサウンドトラック truth | 2007年1月24日 | LACA-5598 |
脚注
[編集]- ↑ 「あさっての方向。1」マッグガーデン。2026年6月13日閲覧。
- ↑ 「あさっての方向。2」マッグガーデン。2026年6月13日閲覧。
- ↑ 「あさっての方向。3」マッグガーデン。2026年6月13日閲覧。
- ↑ 「あさっての方向。4」マッグガーデン。2026年6月13日閲覧。
- ↑ 「あさっての方向。5」マッグガーデン。2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 4 「シリーズ構成、水上清資」スタッフ&キャストコメント、『TBSアニメーション「あさっての方向。」公式HP』TBSテレビ。2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 4 5 「キャラクターデザイン、伊藤郁子」スタッフ&キャストコメント、『TBSアニメーション「あさっての方向。」公式HP』TBSテレビ。2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 「原作者、山田J太先生」スタッフ&キャストコメント、『TBSアニメーション「あさっての方向。」公式HP』TBSテレビ。2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 「音楽:光宗信吉」スタッフ&キャストコメント、『TBSアニメーション「あさっての方向。」公式HP』TBSテレビ。2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 「五百川からだ役、藤村 歩」スタッフ&キャストコメント、『TBSアニメーション「あさっての方向。」公式HP』TBSテレビ。2026年6月13日閲覧。
- ↑ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アニメ公式ページ - TBS
- あさっての方向。(ジェー・シー・スタッフ) - ウェイバックマシン(2014年10月23日アーカイブ分)
- あさっての方向。 - ジェー・シー・スタッフ
| TBS 木曜25:55枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
あさっての方向。
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